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串を通す

タイトルの言葉は,教育委員会時代にお世話になった弁護士の真下麻里子氏からお聞きした言葉です。

真下先生は下にお示しする著書があり,教員免許状をお持ちの弁護士です。

真下先生は,常々,学校現場では,3個のお団子に串を通すように,「児童」「保護者」「教職員」の三者に

「串を通す」ことが大事だとおっしゃっています。

 

「串を通す」とは「共通認識を持つ」ということです。

例えば,「いじめ」と「いじり」の違いなど,皆が何となくイメージはできるけれど,本当に共通の認識を持てている

かと言うと難しい・・・ということが結構あります。

共通の土台があるからこそ,同じ土俵で議論ができるのであって,共通認識を持てていない中で議論をすると,誤解が

誤解を生んでしまうなどということも起こり得ると思っております。

 

そこで,この校長室を通して,子どもたちや職員に話していることを,保護者や地域の皆様にも知っていただこうと

考えております。「全校朝会でこのような話をしました。」「職員会議でこのような共通理解を図りました。」等の

情報をこちらでお伝えをさせていただき,少しでも「串を通す」ことができたらと思っております。

 

また,真下先生をはじめ,いじめ,不登校,合理的な配慮,学力向上,集団作り等,学校の諸課題に関する第一人者の

方々をお招きし,保護者の皆様向けの講演会や,子どもたち向けの出前授業なども実施できたらと考えております。

 

3年ぶりの制限のないGWを,子どもたちはじめ皆様が有意義に過ごされることを願っております。