夢を追い求める

　将来の夢や希望を実現させるために，それを追い続け決して折れ曲がらない心をもってほしいと思います。まだ夢を持たず，夢を追うことをあまりしていない人は，いつか夢を持てるようになったら，一生懸命その夢を実現させるために努力をし，そして実現できるようにしてほしいと思います。また，実現できた時の喜びはその人だけが味わえるものです。そして次の道へと進んでいくことが大切ではないでしょうか。夢の実現に向けては，小さな目標を次々に達成していくことにより，いつかは叶うものです。生徒は受験があり，それを打破するのも夢へ近づける一歩だと思います。今のこの時期を乗り越え，いつか大きな夢を達成してほしいものです。また，夢を追い求める子を見守り応援する，親にとって大変なことですが一番大切なことではないでしょうか。

　２月に入り３年生はいよいよ正念場の公立高校の入試が始まります。（一般入学者選抜試験　２／２４・２５）３年生の表情も一層引き締まってきているように感じます。入試へ向けて生徒と話す中で，「絶対に合格する。」「第一志望まであと少しなので、最後まで諦めずに自分の力を出し切れるように頑張りたいです。」と言う言葉にもその思いが伝わってきます。実力を発揮し合格することを教職員一同心より願っています。

　ところで，ＧＩＧＡスクール構想として，生徒一人ひとりが端末機を活用した学習の充実が課題になっております。本校でも，個別最適な学習のため各教科で端末機を活用して授業を行っております。今後もこのようなＩＣＴを活用した授業を充実させ，教室を教師の教える場から子どもたちが学び合う場へ変えていこうと考えております。そのため，子どもの「学び続ける力（意欲・習慣）」を育てるため，教職員が子どもを「管理する姿勢」から「見守る姿勢」へ，また時代の変化を「進取」する姿勢をもって取り組んでまいりたいと思います。

　１／２１に新入生保護者会が予定されていましたが，新型コロナウイルス感染拡大に伴い中止となりました。そこで，小学校から中学校への進学に当たり，「中一ギャップ」という課題があると言われています。「中一ギャップ」とは小学校と中学校とでは，授業が教科担任制となったり，部活動の種類・時間が増えたり学校の仕組みが変わり，また対人関係についても，小学校からの同級生との関わりや，先輩，後輩といった関係を意識する中で，それらが負担となり不登校やいじめなどの問題が発生することです。この課題の対応のためには，小学校と中学校の段差を滑らかにし，適応しやすくすることが大事であると言われます。今後も柏の葉小学校との連携を深め「中一ギャップ」の解消を図りながら，地域の中の学校として教育活動の充実に努めていきたいと思います。