サーバー室のとなりから

高等小学読本巻3第14課 望遠鏡と顕微鏡

   明治44年発行、巻3から第14課「望遠鏡と顕微鏡」をとりあげる。望遠鏡で千分の1の近さから見たのと同じになること、300年前に発明され、ガリレオが改良して太陽の斑点や月に山があることを明らかにし、その後も改良され続け、新天体の発見も続いていると簡潔に書かれている。

   顕微鏡は望遠鏡の発明後間もなく発明され、蚊の口や蝶の鱗粉の拡大結果がどう見えるかが述べられ、粘土1立方cmの中に150億の動物の遺体のあることも興味ある内容である。顕微鏡を使い病原体のバクテリヤが明らかになった。これを受けて15課は「バクテリヤ」である。詳細なイラストも載っている。