七小の研究       
       平成30年度校内研修
         道徳

 

1.   研究主題

「考えを深め,友達と伝え合い,自己を見つめる道徳教育」

       ~発問の工夫を通して~

 

 

 

 

2. 主題設定の理由

 

本校は昨年度から『「伝え合う力」を高め,心豊かでたくましい子どもの育成』をテーマに道徳の研修を行っている。中心発問の工夫や道徳ノートの活用を研修の柱として1年間取り組んできた。年度末の反省では,建前ではなく本音を引き出す発問や指導方法についての難しさが課題として挙がっていた。そのため,今年度は発問に焦点を絞り研修を進めていく。中心発問だけではなく,補助発問,切り返しの発問に重点を置き,考えを深め友達と伝え合う道徳教育を目指す。

 

3. 今年度の方針


 道徳の授業では,子ども一人一人が,発達の過程で,物事に対する考え方の複雑性や道徳性に出会いながら,自己の判断の基準となる価値観を形成していくものと考えられる。そこで,児童に多面的で多角的な見方があることに気づかせたり,自分自身との関わりでの価値を深めたりするために,中心的な発問とそれを生かすための前後の発問を工夫していきたい。

今年度から「特別の教科道徳」の完全実施となった。児童がどのように考え,学習する過程で考えが変容したり,深めたりするか振り返るために昨年度同様に道徳ノートを使用する。道徳ノートの活用で,児童の学習状況や道徳性の成長の様子を見ていく。ノートの活用に関しては,児童の実態や発達段階に応じて指導をしていく。ノートの記録や発言,授業観察により児童の考えや変容を評価に生かしていく。

 また,昨年度作成した年間計画と照らし合わせ,学年ごとに行った単元を記入し,追加修正していき,今後の指導に生かしていく。