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次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。
二十四節気では立夏を過ぎています。初夏のさわやかな風を感じつつも、「五月なのに、どうしてこんなに暑いの?」と思うような日があることは否めません。「二季化熱中症」という言葉を、先日朝のニュース番組で目にしました。「暑熱順化(体が徐々に暑さに慣れて、暑さに強くなること)」が進んでいないこの時季こそ、注意が必要なようです。
体育の授業では、その日の気候にあわせて「新体力テスト」の種目を進めています。比較的涼しくさわやかな気候のときには「持久走」にチャレンジしています。生徒たちは「頑張れー!」と声をかけあいながら、男子1500メートル、女子1000メートルの距離を粘り強く走り切ります。
気温が上がった日に行われていた「ハンドボール投げ」では、青空のに映える黄色いボールを力いっぱい放り投げていました。逆風を切り裂いてうなるハンドボールは①まるで「元気玉」のようです。
②こちらの黄色いボールは、ずっと生徒たちの活動を見守っています。
いや、本当にずっと見守っているのは、体育の先生です。生徒の健康と安全に気を配りながら、「逞しいからだづくり」のために、暑い日も寒い日も土埃の舞うグラウンドに出て働いているのです。
(問い)傍線部①・②に用いられている表現技法を次の中から選び、符号で答えなさい。
ア 直喩(明喩)法
イ 隠喩(暗喩)法
ウ 擬人法
エ 倒置法