「運命の抽選･･･

　･･･に、行ってきます！」と、午後３時３３分に学校を出発したのは、サッカー部顧問の★★先生。気持ちが高ぶっている、決して浮かれている様子ではなく、いよいよ来たる夏の総体を待ち望んでいる様子です。

　サッカー部だけではなく、他の部活動も抽選が始まるころです。３年生にとっては最後の大会、さまざまな学校行事や定期テストも控えており、「もっと大会に集中したいのに･･････」と思っている生徒がいるかもしれません。しかし、それはどの学校の生徒にも言えることです。★★先生のように、日々の授業をデザインしながら、修学旅行を企画したり、大会運営の中心となって準備をしたり･･････多くを抱えながらもポジティブに取り組める人こそ、厳しい状況を打開できる人なのではないかと思います。

　学校のブログで「お説教」するまでもなく、本校の生徒たちは難局を笑顔で乗り切る人に成長しています。サッカー部が今日の抽選に「のぞむ」気持ち、顧問だけではありません。雨上がりの肌寒いコンディションの中、魂のこもった練習を繰り広げていました。

　「根性」などという言葉は今やマイナスイメージが強い言葉になってしまっていますが、「強靭なメンタルが最高のパフォーマンスにつながる」と言えば、ポジティブにとらえてもらえるでしょうか。総体までおよそ１か月、強い気持ちで日々を過ごしてほしいものです。