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目指せ1万日
毎朝トランペットの練習をする本校の音楽科のベテラン教員ですが
いったい何年間練習しているのかと尋ねると、トランペットとピアノ
共に50年前後は練習を続けているそうです。有名な剣豪宮本武蔵が
残した言葉「千日(せんじつ)の稽古をもって 鍛(たん)となし、 万(まん)
日(じつ)の稽古をもって 錬(れん)となす」=「千日続けて技術は役に
立つようになり、1万日続けてより良いものへと昇華する」を彷彿
させるほどの努力の積み重ねです。
この言葉の通りであれば、中学校から部活を始めた3年生は、12月
前後でだいたい千日の鍛錬を積みおわり、技術が役に立つ段階へと
成長している頃かと思います(毎日練習はしていないかもしれませんが)
実際、美術部の3年生の中には試験科目でデッサンが出題される高校
へと進学を希望する生徒がおり、部活動で身に付けた技術を受験に
活かそうとしています。多くの3年生が引退している現在も放課後の
美術室に残り様々な材質のものを描いて技術の向上を目指しています。
高校でもテニスを続ける気持ちのある3年生は、高校練習会に備えて
久しぶりに練習に参加。総体の頃と比べると上手くできないとのこと
でしたが、スイングしたラケットが球に当たる瞬間の音はかなりの迫力
をしており、ボールを捉える技術は生徒達の中に息づいているように
感じます。
卒業後の3年生達の活躍を鮮明にリサーチすることは難しそうですが
こうした風景を見ていると中学時代よりも更に成長した姿は容易に
想像できます。