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活動の様子(R04年度)

新体制

1年生も黄色いユニフォームに袖を通し、パッと見で学年が分からなくなった

男子バスケ部。見た目からして、すっかりと部になじんだ1年生も交え、フル

コートで練習試合をしていました。

学校での試合経験の少ない1年生は、顧問の教員も未だにその実力を測り切れ

ていない未知の存在。新チームとしてスタートしたばかりの1年生にとっては

ただの練習と侮ってはいけないアピールの場といえます。そんな少なからず

プレッシャーのかかりそうな場面ではありますが、見事にゴールを決める場面

もありました。1年生は、先輩に負けないよう切磋琢磨しているようです。

 

 

教師顔負け?!

次の週末にコンクールを控える吹奏楽部は曲の最終調整に燃えています。

曲のクライマックスとなる部分に至っては、何回演奏しているのか

分からないほど繰り返し練習をしていました。大会に近い環境で演奏

しようと体育館へと移動する場面では、1年生が率先して器材の準備。

先輩達をサポートしていました。また、この短期間で演奏メンバーいり

した1年生もいるようで、既に吹奏楽部にとって欠かせない存在と

なっているようです。

昨日、防具が届いた剣道部の1年生。すぐさま先輩達と同じく実戦を

積みたいところでしょうが、2日間にわたり防具の着方について

学んでいます。防具について説明するのは、小学生から剣道を経験

していたゆえに、1年生の頃から指導係を務めていた剣道部の部長。

3回目の説明だけあり、その姿からはベテランの風格がただよって

おり、少し作業が遅れている部員がいれば声をかけるなど、細かい

配慮までしていました。また、胡坐をかいている部員がいれば姿勢

を正すよう注意している姿からは、ただ防具を着せるだけでなく、

武の礼儀や精神まで教えることを目的としていることが伝わって

きました。

師の熱血指導により、念願の防具を装備した1年生は、元気に「面」

と叫びながら打ち込みを始めていました。

夏休まず

夏休みともなると、朝寝坊のひとつでもしたくなるものですが、

本日から活動を開始した特設駅伝部の生徒達は朝の6時30分

から練習を始めています。比較的涼しい時間帯ではありますが

4㎞走り終わった生徒達は汗だくのようで、柄杓からすくった

水を頭から被っていました。本日は初回ということで、走る

距離を控えめにしたそうですが、設定タイムが早いグループでは

3年生に遅れることなく1年生も4㎞を走り切っていました。

期待のルーキーの登場に、駅伝部メンバーたちの闘志にも火

がつくようなスタートとなったのではないでしょうか。

7時頃になると、明日に市内大会決勝を控える野球部の生徒達が

校庭へと到着します。練習することしか頭になくても不思議では

なさそうですが、学校の職員を見かけると、かなり遠くからで

あろうとも、帽子をとり大きな声であいさつをしていました。

3年間の集大成ともいえる時期に、最高のチームへと成長して

いることがうかがい知れました。

夏休めず?

夏の風物詩ともいえる蝉の抜け殻を発見し、ついに夏も本番

ということを視覚で認識した本日の朝。1時間目の授業では

夏休み前最終日らしく、レク的要素のある授業で盛り上がる

生徒達の笑い声が聞こえてきて、聴覚でも夏休みを感じます。

2年生は、2学年担当の教員から出題される「クイズ大会」

でクイズ王の座を争っていました。勉強にちなんだ真面目な

問題から、ツッコミどころのある笑える問題などバラエティー

豊かなクイズに、生徒達は大盛り上がり。問題が映し出される

スクリーンを前のめりになりながら見つめていました。

3年生では、7月14日に紹介した「修学旅行フォトコンテスト」

の結果が発表されていました。日頃からパワーポイントを駆使

した授業を展開する、3学年の社会科担当教員が作った結果発表

のパワーポイントも、心なしか普段の授業よりも演出が凝っていた

ように感じました。大賞に選ばれた作品は「写真のアングル」

「空と建物と紙袋の調和のとれたコントラスト」「遠近感」

「見る者に旅先での思い出を想像させるメッセージ性」等々、

良い部分がいくつもあがる素晴らしい作品。撮影した3年生の

センスが光っていました。

本日を締めくくる夏休み前集会では、様々な大会などで結果

を残した生徒の表彰式が行われました。表彰された生徒の中

には、更に上の大会を控える生徒もおり、夏休みには入りま

したが、まだまだ生徒達の戦いは続きそうです。

 

 

目線を高くする生徒達

日頃から「五箇条の御清掃」に従い、きっちりと掃除をする

生徒達にとっては、あまり意識の違いはないかもしれませんが、

本日は休み前の恒例行事ともいえる大掃除を実施しました。

時間にして50分間というかなりの長丁場でしたが、生徒達

は最後まで掃除に集中。日頃の清掃時間では手が回らない、

天井付近の窓や扇風機までピカピカに磨き上げていました。

特別な部分は勿論ですが、日頃から自分に割り振られている

掃除場所もしっかりと掃除をしています。小さいことかも

しれませんが、最後まで責任を持ってやりきる姿勢は非常に

立派でした。

筆を振って画用紙に絵具を垂らす「ドリッピング技法」を

用いた作品を作っていた菜の花学級は、作品だけでなく廊下

にまで色を付けていましたが、掃除の時間にしっかりと

後片付け。今日の汚れを9月に持ち越すことなく授業を

終えていました。

広がってる

1年生の教室では、夏休みのしおりについて説明しており、学校

の活動も1つの区切りを迎えようとしているように思えます。

しかし、今年度から二期制に変わったことで、前期の期末テスト

が9月の初旬となっているため、夏休みのしおりにはテスト勉強

の計画表が綴じられています。楽しい予定だけでなく、部活に勉強

まで考慮した予定を立てている生徒達にとっては、まだ一区切り

という気持ちでは無い可能性もありそうです。

昼休みには、合唱コンクールのイメージ画についての説明があり、

活動が収束するどころか、更に風呂敷が広がっているようにさえ

思えます。

そんな、常に2ヶ月くらい先を読んで行動している生徒達を象徴

するかのような掲示物を作成しているのは菜の花学級3組。秋を

イメージさせれくれる物が大量に飾られたポスターを既に廊下に

掲示していました。

夏休みまであと1週間となりましたが、まだまだ目標に向かって

努力する生徒達の姿を見ることが出来そうです。

読めますか?

修学旅行学習係の手によって「修学旅行フォトコンテスト」の応募

作品が、先週の金曜放課後に3年生の廊下に貼りだされましたが、

1週間がたとうという本日も応募作品の前には投票者が集まっています。

応募作品は「はんなりで賞」「諧謔で賞」「嫋やかで賞」などなど、

写真のコンセプトにより細分化されています。恐らく授業では習って

いない難読漢字が登場していますが、生徒達は正当なジャッジを

するため、言葉の読み方や意味をしっかり調べながらどの写真に

投票するかを考えていました。

ここまで自分の1票に責任を持っているのも、放課後の時間を使って

までコンテストの準備をした学習係に対してのリスペクトなのでは

ないでしょうか?

ジェントルメン

2日連続の雨ということで、総体前にもかかわらずグランドで練習

が出来ない運動部の生徒達ですが、室内で出来る練習やミーティング

をして勝負に備えています。

筋力トレーニングをするサッカー部は、怪我をしている選手も、

ペットボトルに砂を詰めて作った手づくりのダンベルを使い、

怪我をした場所には負担をかけないように考えてトレーニング。

出来ることが限られている中で最善の練習を考えて実行しています。

また、トレーニングが盛り上がって声が大きくなってくると、どこ

からともなく部長が現れ「コンピュータ部の迷惑になるからボリューム

を下げて!!」と注意をします。大会前で闘志がみなぎっている時期

にも関わらず、他の部活動への配慮を忘れない姿は、紳士のスポーツ

とも呼ばれるサッカーをプレイする者達の手本のように思えます。

日常生活でも発揮されている広い視野は、サッカーの試合にも活か

されてくるのではないでしょうか?

体験談

音楽の授業でトーンチャイムを使い「アメイジンググレイス」を演奏

する菜の花学級ですが、とても息の揃った姿を見せてくれます。

トーンチャイムというと、楽譜を見て自分の順番が来たら音を鳴らせ

ば良いというイメージがありますが、これが意外と難しい!!

音を鳴らす順番が書いてある楽譜を見ていても、今誰がどこの部分を

演奏しているのか判断できなくなることがあります。菜の花学級の

アメイジンググレイスでは、主旋律だけでなく対旋律まで自分達で演奏

しているので、よっぽど楽曲を理解していない限りは、周りの仲間達

と息を合わせるのは難しいと思われます。

しかし、菜の花学級の演奏は、動画の通り誰が聞いても「アメイジンググレイス」

だと分かる域にまで達しています。このレベルであれば、将来結婚式場

で働くことも可能ではないでしょうか?

 

もっている男達

6月30日に実施予定だったものの、熱中症対策のために延期

となっていた体育祭の色決め集会がようやく実施されました。

司会進行を務めるのは日頃から真面目な話を生徒達にすること

が多い本校の生徒指導主任。しかし、本日の生徒指導主任は

団長を呼び出す際、格闘技の選手紹介で有名なレニーハート氏

のオマージュとおぼしき声の出し方をしており、いつもとは

雰囲気が一味違います。

生徒達を盛り上げようという生徒指導主任の気持ちを汲み取って

くれたのか、応援団長の2人も全力で入場パフォーマンスから

色決めの「あっちむいてほい」までやり抜いていました。

会場を盛り上げようという団長の強い熱意が天に届いたのか、

「あっちむいてほい」の2回戦目は7回連続のあいこという

大接戦。本番の熱闘を予感させてくれる素晴らしい展開でした。

今年の3年生は、1年生の頃から感染症対策のため体育祭が中止

となっている、体育祭を1度も経験したことの無い学年ですが、

色を決めるだけでここまで盛り上げることが出来るのであれば、

初めてであろうと体育祭を成功へと導いてくれそうです。