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活動の様子(R04年度)
無念を晴らせ
本日で2学期制の前期が終了するので、唐突のようにも感じますが
終業式や成績表の配付が行われました。成績表を受け取ると、成績
が上がっていたのか「最高です!!」と喜びの声を上げている3年生
もおり、受験に向けて着々と実力を延ばしている様子がうかがえました。
前期の区切りとして2日間の秋休みを満喫したいところですが、明日
に東葛駅伝を控える選手達はそんなことを言ってはいられない状況。
気合と緊張が入り混じっていると思いますが、駅伝壮行会ではユニフォーム
に身をつつんだ立派な姿を全校生徒に披露していました。
今の3年生は、出場する機会すら与えられず、悔し涙を流した先輩達
の姿を見てきた世代かと思われます。在校生だけでなく、歴代の先輩
達の分まで健闘してきてほしいですね。
中学生に目線を合わせてくれる日本代表
本日は、女子バレーボール日本代表の主将を務めた経験もある
荒木絵里香さんをお招きし「夢~歩んできた道と「支え」の力~」
というテーマで講演をしていただきました。
荒木さんの名前をネットで検索すると、華々しい経歴の数々が
出てきます。一見すると、挫折とは無縁の順風満帆な人生を送って
きたように思えてしまいますが、中学生時代には様々な悩みが
あったとのお話をしてくださいました。本校にはバレーボール部
はありませんが、この話題はあらゆる競技のスポーツマン達の
共感を得たようで、生徒達の感想には「心に残った」「勇気を
貰った」との言葉が多くありました。
部活動や進路など、様々な悩みがありそうな生徒達ですが、今回
の講演を聞いたことで、挑戦してみようという気持ちが芽生えた
のではないでしょうか?生徒達に寄り添い、背中を押してくれる
ような講演をしていただき、ありがとうございました。
がぶ飲みドレッシング
スーパーに行くと、全て制覇するにはどれくらいの時間と費用が
かかるのか想像できないほど、多種多様なドレッシングが販売
されています。大量の既製品が出回っているドレッシングですが
1年生は世界に1つだけのオリジナルドレッシングを作っていました。
ドレッシングを作ることが目的であるため、ドレッシングをかける
野菜までは用意されていません。生徒達はドレッシングをそのまま
味見していましたが、手作りという感動も相まってか、「美味しい」
と喜びの声を上げていました。
柏三中の野菜生産の第一人者である菜の花学級の生徒達は、以前の
調理実習では巨大に育った茄子などを使った夏野菜カレーを作って
いました。今度はレタスやほうれん草を育てようと、再び畑の手入れ
をしています。プランターでの栽培もするようで、鉢底石の調達の
ために学校中の石をかき集めていました。これだけ入念な準備をして
いてば、冬も大豊作間違いないのではないでしょうか?
二兎を追う者
少し前から学校長との面接練習が始まった3年生ですが、本日からは
担任との二者面談も始まりました。10月という、今年度の折り返し
地点に突入し、受験が刻一刻と近づいていることが3学年以外にも
伝わってくるようになりました。
そんな受験を意識する時期ではありますが、合唱祭に対しても決して
手を抜かない3年生。二者面談の待ち時間に1人虚空に向かって指揮
をとり、何か気付いたことを楽譜に書き込んでいたり、グランドピアノ
が置いてある教室には、指揮者と伴奏者が放課後にも残って練習をして
いたりと、人知れず努力をしていました。
初の合唱コンクールとなる1年生は歌練習だけでなく、体育館を柏市民
文化会館に見立てて移動の練習もしています。事前に柏市民文化会館
でリハーサルを実施することはないので、本番は本日のシミュレーション
を頼りに動くこととなります。本番当日には、1年生の歌だけでなく
1発勝負の動きにも注目してしまいそうです。
みんな違ってみんないい
空の色探しという、なんだかロマンティックなテーマの美術の授業を受けた
1年生。丸の中に水彩色鉛筆で色を付けるというシンプルな工程ですが、
完成した作品は複雑なグラデーションが美しい本格的な芸術品となっています。
同じ空は二度と見れないと言いますが、まさにそれを体現したかのようです。
鳥獣戯画の模写をした3年生の作品も、筆圧により変わる墨の染み込み具合
の違いにより、同じ作品の模写でもどこか違った雰囲気を持っています。
作品完成後にはオリジナルの物語を作成しており、各々が持つ感性の違い
が如実に表れます。この独創的な物語が、模写である作品にオリジナル性を
感じさせるという矛盾を成立させているようにも思います。鉛筆と違い、
ミスをしてもやり直しが出来ない墨汁を使ってここまで書き込み量のある
作品を作る集中力も凄いです。
美しき友情
本日「市内中学生ビブリオバトル」のAブロック予選に出場した
2年生が、見事に本戦への出場権を獲得しました。
並みいる強豪を抑えての出場権獲得ですが、ここに至るまでには、
自分が本を紹介している動画を見ての自己分析や、本番を想定して
の質疑応答練習など、様々な練習をこなしてきました。質疑応答の
練習では、学校代表を決める校内選考に参加した生徒が協力して
くれました。校内選考会では競い合っていた相手に対して快く協力
できる生徒達の清々しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。
決勝でも仲間達の想いを胸に、学校代表として素晴らしいビブリオ
バトルを繰り広げてくれるに違いありません。
突然ですが問題です
この動画は何年生の何の授業か分かりますか?
遊んでいるように見えますが、磁石を肉食動物・クリップを草食動物
に見立てて食物連鎖を学ぶ3年生の理科です。1つの磁石で3つの
クリップを取って盛り上がったり、磁石を触りすぎて指が黒くなった
ことを伝えてきたりと、3年生の子どもらしい部分が垣間見えて面白く
感じてしまいます。勿論、楽しむだけでなく、投げた磁石の数(肉食獣の数)
とクリップの数(草食獣の数)の統計を取り、食物連鎖について学び
を深めることも忘れていません。
遺伝子の組み合わせによって変化する個体の性質を学ぶ授業では、
フィルムキャップにつめたBB弾を取っては戻す作業を30回繰り返し
メンデルの法則をシミュレートしていました。単調な作業でもコツコツ
と繰り返しデータを集める忍耐力と集中力は、さすが3年生です。
共同作業
ジャムボードという、各々のタブレットから共通のデータを操作
出来る機能を活かした授業を展開するクラスが多々あります。
(小学生などがよくやる壁新聞をタブレットで作るようなものです)
1年生の理科では、手分けしてまとめた気体の性質について発表
しています。手書きでまとめるとなると、同時に作業できる人数
が限られるため、作成に時間がかかりそうですが、多くの生徒が
同時進行で作業を進めていたため、短い作成時間でも内容の濃い
まとめとなっていました。
菜の花学級では、制服が無かったらどのようなメリット・デメリット
があるか、意見を出し合っています。自分では思いつかないかった
利点が上がってきて、生徒たちの考えもドンドン広がっていった
のではないでしょうか。次の議題を決める際には、「結婚はするか
しないか?」と「一人暮らしをするかしないか?」という、少し先
の問題について生徒は興味を示している様子でした。中学生にして
しっかりとした人生設計があるのかもしれません。
一心
本日から合唱コンクールに向けた特別日程が始まりました。
15分から35分にボリュームアップした帰りの会を活用し
指揮や伴奏も入った本格的な練習をしています。
時間は増えても、グランドピアノが設置されている特別教室
の使用時間は前後半で区切られているので、限られた時間の
中で効率的に練習しようと、練習だけでなく教室の移動から
テキパキと行動をする生徒達。感染症対策のため、背中を向け
合って練習をしていますが、より良い歌を完成させるという
共通の目標のもと、気持ちはしっかりと同じ方向へ向いている
ように感じます。
道徳的な社会科
ホームページの「《動画版》活動の様子」の中には、ドローンを使って
撮影した動画があり、学校の職員でも空撮が出来る便利な時代になった
と実感します。しかし、ドローンが戦争で活用されているというニュース
も見たことがあり、使い方しだいでは良くも悪くもなるのだと考えさせ
られることもあります。
社会科の授業で文化の役割や課題について考える3年生は、一見良いこと
ばかりに思える科学・芸術・宗教などにも、デメリットがないか鋭い視点
でメスを入れていました。3年生ともなると、世界や国内の情勢にも詳しく
なっているようで、様々な課題を挙げていました。
便利な物を素晴らしいものと妄信せず、色々な角度から見ることが出来る
生徒達を見ていると、将来的に日本の文化を正しく導いてくれるのでは
という希望が湧いてきます。