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活動の様子(R04年度)

楽しそうな1年生

フィンランドについてグループで紹介する1年生の英語の授業

ではパワーポイントや小道具を使ってスピーチに花を添えています。

スピーチの途中には、英語で話している以外の発表者達がおも

むろに机の下へと隠れだし、見るからに「何かが来る」と予感

は出来るのですが、ムーミンのお面を付けておどける姿を目の

当たりにすると思わず笑ってしまうようでした。全員が同じ国

を調べていたので、何が出てくるかの予想はつくにもかかわらず

ここまで盛り上がるのもクラスの雰囲気が良い証拠かと思います。

熟語の構成について考える国語の授業でも、班員のメンバーで

仲良く協力しながら問題を解いていました。解き終わると、我先に

と手を挙げて問題を解き終えたことをアピールする生徒達。

手を挙げた順番を追いきれない教科担任が順番を尋ねると、公平

なセルフジャッジで順番を申告していました。何気ない授業の1コマ

全力かつ真摯な態度で臨む1年生でした

 

気持ちは解る

吹奏楽部の生徒が活動している様子を撮影している際、撮影

されていると気づいた生徒が真っ先にした行動は「マスクを

付ける」ことでした。コロナウイルスが発症してからの3年間

で、マスクをつけることが当たり前となってしまったのを感じ

た瞬間でした。ある種、勇気のいる行動となりつつある素顔を

見せるという行為ですが、卒業式練習をする3年生の中には、

マスクを外して呼名の返事をしている姿がありました。席に

ついている時にはいつの間にかマスクを付けており、メリハリ

の付いたマスクの着脱をしていました。

卒業式練習に参加しだした2年生は、教室で椅子のネジをしっかり

と締めています。卒業式と椅子のネジを締めることに何か関係が

あるのかと思ってしまいますが、式の最中にギシギシと音が鳴らない

ようにする配慮のようです。練習の最中には卒業生起立の声で

うっかり席を立つ姿が見られましたが、 これだけ細かい気配り

が出来る2年生ならば、本番までに簡単に修正してくれることと

思います。

疑惑の芸術?②

凄すぎて本当にルールを守って作っているのか確認できない芸術

シリーズ第2弾は「1年生が作った迷路」です。(第1弾は2月

3日の記事です

迷路としての難しさを保ちつつ、美しい模様や物をかたどるには

一体どれだけの想像力と計画性が必要とされるのでしょうか?

完成させるだけでも難易度の高そうな作品ですが、生徒達は見事

に2つの要素を併せ持つ芸術を生み出していました。

 これだけ高難易度の作品が揃っていると「スタートからゴールまで

繋がっているか確認されないのでは?」という邪念が頭をよぎり

ルールを破ってしまうかもしれません。何個かの作品を確認した

ところ、しっかりと繫がっており、生徒達の人間性も感じる芸術

となっていました。

 

平和が一番

鎌倉時代を勉強する1年生では、当時の民衆や戦いで活躍した

武士の心情を想像して鎌倉時代に栄えた文化について意見を述べ

ています。時代が進んだ2年生では、明治時代について勉強をして

おり、学制・徴兵令・地租改正の3大改革「富国強兵」について

自分なら3大改革のどれを重要視するかを考えていました。

1年生の頃から「~の乱」「~戦争」といった、戦争の歴史的

背景を学習していると、防衛力としての兵力の必要性について

考える生徒もいるかもしれません。しかし、数名の「どれを重要視

するか」の回答が書かれたプリントを見ると、全員が学制と書いて

いました。

3中の生徒達が大人になり世界に進出する時が来れば、世界から

争いが無くなっているかもしれません。

 

お客様意識ゼロ

本日はいよいよ3年生を送る会当日です。主役の3年生は、さぞかし

優雅な1日を過ごすかと想像しそうですが、3・4時間目はボランティア

で学校の掃除をしていました。

日頃誰も掃除することの無い側溝の土をかき集めたり、校庭の隅の

雑草を刈ったりと、作業内容は送る会の主賓がやるとは思えないほど

泥臭いものばかり。体育倉庫の掃除をする生徒達は、倉庫の中の荷物

を全て外に出していましたが、並べられた器具の量を見ていると、送る会

までに片付けが終わるのか不安になります。しかし、箒で掃かれて宙に

舞う石灰が髪にかかろうとも気にも留めないほどの集中力で、しっかりと

時間内に作業を完了させていました。3年間使うことの無かったプール

まで掃除をしており、使っていないものまで綺麗にしていく3年生の

心意気には感謝の言葉しかありませんでした。

(送る会の様子の一部を保護者用ページにアップしています)