校長室の窓

2025年6月の記事一覧

6月全校朝会

 あまり気温が上がらず、比較的雨の日が多かった5月が過ぎ、6月を迎えています。一小オリンピックを終えた子どもたちは、校外学習や林間学校の準備を張り切って進めています。子どもたちのパワーフルさに、頼もしさを感じる毎日です。 本日は、6月の全校朝会がありました。一小オリンピックでの印象に残る出来事から、次のようなお話をしました。

<以下 朝会での話>

「一小オリンピックの日にたくさんの出来事が印象に残りました。その中で、心に残っている場面を紹介します。

100メートルや50メートル走では、走るのが得意な人も苦手な人もみんな頑張る姿が見えました。

転んでしまった子に、応援席から自然と「頑張れ!」と応援の声が聞こえてきたこと、転んでしまった友達を気遣いながら一緒にゴールした子、心がぽかぽか温まる場面がたくさんありました。「がんばったね。」「ありがとう。」の声がたくさん聞こえてきて、今でも耳に残っています。

 相手の事を気遣い、励ましたり手助けをしたりすることを、「思いやり」という言葉で表します。「思いやり」をしてもらったら、嬉しい気持ちになりますね。校長先生もそう思います。この間も校長先生が一人で荷物を運んでいるのを見た6年生の子が「校長先生、手伝いますよ」と手助けをしてくれました。手助けしてくれた事も嬉しいですが、相手の立場になって、手助けしようとするその子の気持ちがとても嬉しかったです。このように、「思いやり」には、人の気持ちを嬉しくする、実にすてきな力があります。

「思いやり」の力は、もう一つあります。された側が嬉しい気持ちになるだけでなく、「ありがとう」や「ごめんね。助かるよ」等、感謝の気持ちを示されることで、「思いやり」をした方(ほう)も嬉しい気持ちになることです。どちらもすてきな力だなと思います。柏一小が「思いやり」のたくさんある場所になると、みんながいつも嬉しい気持ちで生活できますね。」<以上>

  子どもたちには、2つの「思いやりの力」を、たくさん経験してほしいと願っています。

柏市立柏第一小学校長  三浦 邦彦