地域防災訓練(8・29 旭小学校会場)

 8月30日の千葉日報に掲載

   

今年は関東大震災から100年となる節目の年となります。

8月29日に旭小学校体育館で,柏シニアクラブ連合 柏第一東支部主催の防災訓練がありました。200名の席が埋まるくらいの多くの地域の方の参加がありました。前半は式典と防災についての講話があり,後半は校庭で消火器の噴射訓練などを行いました。

今までですと,大地震を主に想定したものであったと思いますが,近年では,地震災害だけではなく, 台風や大雨による風水害での被害なども多くなってきているように思います。このような時こそ,この会のように組織的に、そして隣人同士は勿論、自治会が一体となり密接な連携のもとに災害を最小限に止める意識啓発と訓練の実施が不可欠であると思いました。

今回,たくさんの地域の方に参加していただきましたが,地域の皆様には地域の子ども達を知っていただく,子ども達も地域の方々を知るという事も大切であると思います。

東日本大震災時,東北地方の多くの避難所では親世代の大人たちは,仕事に働きに出ているため,避難所運営の中心は,地域のシニア世代の方々と小中学生だったそうです。これを機会に,ぜひ,学校にも足を運んでいただいたり,子ども達の登下校の様子などを見守っていただいただいたりすることによって,お互いに知り,顔見知りになることが大切だと思います。「防災減災の基本的な考え方は,人の命は自分で守る『自助』隣人等が共に助け合う『共助』が,多くの人の命を守ることが災害事例であります。この訓練で,防災意識を共に高め、災害における防災減災に繋げるものであるといいなと思います。(校長 小田川)