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高学年で算数の授業研究が行われました

5年生と6年生で、算数の授業づくりについて先生たちが授業を作り、それを見合い、次によりよい授業にしていくために話し合い、次の授業の計画に活かしていく、校内の授業研究が行われました。

5年生は、「質の高いお楽しみ会を行おう」というテーマで、お楽しみ会でみんなが楽しむためにはどのようなことが必要かを出し合い、それに関してアンケート調査を行って、アンケート結果を算数の学習で学びながら統計的に処理したり、わかりやすくグラフに表現したりして、どのような内容でお楽しみ会を行うか、決めていきました。この学習単元は数を比べるという学習とグラフにして表すという学習を、実際の場面の課題解決の手段を身に付けながら解決を図っていく、実の場での学び「オーセンティックラーニング」を活かした取り組みです。

 

 

割合がわかる円グラフや割合グラフなどを使って、なぜ〇〇がよいか、ということを説明しながら説得をしていました。

6年生では、卒業に向けて自分たちの生活を見直そうというテーマで、1週間の間自分たちの生活時間を記録しました。学習時間・運動・睡眠・スマホ利用・YouTube動画視聴などなど、そのデータをまとめて、特徴を見出し、自分の生活と照らし合わせて、どう変えていけばよいか、を見出していくのです。算数としては、データ分析に、平均値、最頻値、度数分布、最大最小値といった統計的な知識をデータ集計を行いながら学び、新しく得た知識に照らして、これからの自分の生活時間を見直していくという学習です。

 

 

自分たちが分析した結果を友達に説明し、友達からは分析の視点がよいかどうか批判的思考で意見をもらうという交流を進めていました。

午後からは、敬愛大学の阿部先生、柏市教委の大木先生、芝浦柏中高の越野先生の3人の講師と一緒に算数チームの先生方のリフレクションを行いました。

 

最後の講師からの指導の際には、全職員が集まって探究的な学びについて学びました。子供たちが問いをどう持つか、問いをしっかりと持てるような授業の組み立てが大切だということが、指摘されて次への課題になりました。今日で担任全員が授業研究を終わり、ここからまとめていくことになります。

子供たちを学びに導く教師は、常に学び続ける存在でいるのです。