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戦場ヶ原で自然に触れるハイキングをしました

いろは坂を登り、中禅寺湖、男体山から日光白根山まで、日光の百名山もくっきりと青空にはえる中、戦場ヶ原の入口の赤沼茶屋までバスで移動しました。

 

 

龍頭の滝ではサルに出会いながら・・・赤沼に到着。

赤沼で日光自然博物館のガイドの皆さんと合流して、4グループに分かれてハイキングが始まります。

 

 

 

戦場ヶ原に入っていくと、川が流れています。この川は自然の川ではなくて、人が作った用水路。牧場を作るために作った用水路だという説明を聞いて、川の水の冷たさも体感しました。

 

これは何? どちらもキノコの種類です。ふわふわした緑のキノコ、石のように木に食い込んでいるキノコ。説明してもらわないと気が付かないものばかりです。

 

なんでここだけ土なのでしょう? 戦場ヶ原は泥炭地でやわらかく豊かな土地ではありません。一年間に1ミリメートルずつ土が積もっていくような場所。そのような土地に入って足で踏んで10cmの穴をあけると、100年かかって元にもどるような土地。写真撮影のためにたくさんの人が踏んだ後が、このようになってしまっているようです。

 

男体山をバックに、別の場所の木道の上で集合写真。

戦場ヶ原を見渡す場所で、途中休憩。少しおかしを食べながら自然をまんきつします。

 

 

このあたりは、ツキノワグマも住んでいる場所。熊は新しい看板のにおいなどに敏感で、看板を爪で壊したあともあります。説明をしてもらわないとわかりませんね。

 

 

戦場ヶ原には動物たちも多く住んで、増えすぎた野生動物たちも自然を壊す原因にもなっているようです。イノシシが土の中の生き物や木の実を食べたあとです。

 

熊よけのカネを鳴らしたり、熊は木の上に登ってどんぐりを食べます。その食べたあとが熊だなという形で残っています。熊が食べて折って落とした枝を見ると、どんぐりの実だけをとったあとがわかります。

 

 

木が枯れて倒れると、だんだんと腐って土のようになっていきます。5年生で学習した発芽の条件は、水と日光と土と栄養。それが朽ちて倒れた木にはすべてがそろっているのですね。ぎゅっと絞ると水が出てきます。そこに木が生えてきています。こうやって生まれた木は、根本が足のようになっているのです。朽ちた木がなくなって空洞になるのですね。

 

 

4キロ以上を約3時間ちかくかけて歩き、湯滝に到着しました。

 

 

ガイドの方にお礼を伝えて、バスに乗ります。戦場ヶ原は夕方になり、気温も3度近くになりました。