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3年ぶりの茶摘みを行いました

土小学校では平成23年ころから、地域の坂巻さんの農地にあるお茶の木で茶摘みをさせていただき、平川家に保存されていた焙炉(ほいろ)を修理して寄贈していただいたものを使って、とれたての茶葉をその日のうちに製茶して飲んでいました。コロナ禍で中断していたものを、今年は学校評議員の染谷さんのお力を借りて復活させて、5年生と6年生で茶摘みに行きました。

 

 

 

増尾保育園へ続く道沿いのため、車への注意をしてくださるボランティアの保護者の方にもご協力いただき、たくさんの新茶を積むことができました。手摘みの茶葉は高級です。

帰ってきてから、蒸して、乾かし、焙炉(ほいろ)で手もみしていきます。

 

 

焙炉(ほいろ)とは、中にいれた炭で和紙を温め、その熱を使って手もみをしながら、お茶の旨味を閉じ込めていく道具です。ネットには以下のような説明があります。

アグリナレッジより「手揉みの場合に、蒸した葉をこの焙炉(ほいろ)にいれ、始めから出来上がるまでの全工程の手さばきをこの中で行う。碾茶(てんちゃ)、玉露、煎茶とも、茶種に応じた機械化が完成するまでは焙炉を使用したのである。本器は、江戸時代中期から、昭和20年代初めまで使用された。焙炉は、底に炭火をいれて茶葉を加熱しながら助炭(すけずみ:焙炉の上の和紙製の木わく)の上に茶をいれて揉む器具である。」

 

染谷さんをはじめとして、多くの保護者の皆様にもご協力をいただき、間もなく美味しいお茶にしあがりそうです。

自分たちで味わったあと、土小サミットでお世話になった地域の方に飲んでいただけるよう、ふるさと会館に寄付できるといいですね。地域との橋渡しになるお茶にしていきたいです。