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本格的に授業開始

 先週は、始業式に入学式と春の行事が続く1週間でした。
 今週からは学習も本格的にスタートします。
 昨年度からスタートしている新学習指導要領では、「社会に開かれた教育課程」という理念が掲げられています。難しい言葉ですが、簡単に説明をすると、学校での学習内容や学習方法を広く一般の方々にも知っていただき、できれば子どもたちの学びに関わっていただき、学校の先生と一緒に子どもたちに教育を行っていく、というようなことを実現していこうとしています。
 何事を行うにも、見通しを持つことは大切ですね。学習においてもそれが重要視されています。どんな勉強をするのか、この勉強でどんな力が付くのか、わからないままに授業に参加していた、という記憶をお持ちの方が多いことでしょう。そんな授業が少し変わってきています。6年生の教室をのぞいてみましょう。
 土小の教室は3面ホワイトボードです。廊下側のホワイトボードに子どもたちが何かを書いています。
 
算数の最初の学習内容のところを読んで、どんな学習をするのかを書き出しているのです。図形の勉強のようです。線対称と点対称の学習です。
子どもたちは、学習内容の全体を把握したうえで、どの順番に勉強していくとわかりやすいか、それも話し合って決めていくようです。
見通しをもって学習に取り組むことで、途中で振り返りながら、自分ができていることやわからないことを自覚して、友達からわからないことを聞いたり、自ら必要な学習を補充したりしながら、学習を進めていくのです。

授業で使う図形は教科書のページを切り取って使えるようになっています。
教科書のつくりも変わってきています。