土っ子の様子(令和3年度)

全国学力学習状況調査

 今日は全国一斉に小学校6年生と中学校3年生を対象に、学力状況調査が行われました。
 本校でも6年生が全員、調査を行いました。
 国から結果が戻ってくるのは、8月に入ってからですが、本日の解答状況や調査を受けてみて、一人一人の子供たちが、出題された問題をどのように感じたのか、これからの勉強にどう生かしていこうと考えたのか、などの感想を聞きながら、授業づくりに生かしていきたいと考えています。
 学力調査というと、漢字をどれだけ覚えているか、正確に計算ができるか、などを想像しがちですが、今の調査は、「課題に対して自分の考えを書く」「実際の状況やデータに基づいて状況を説明する」といった、実生活の中で学んだことが活かせるかどうかが問われています。
 ドリル学習の積み重ねだけでは難しい課題になっています。
 

 今日の学習状況調査の問題は、全職員にコピーして共有し、これからの時代を生き抜く子供たちの学力として、何が問われていて、どのような授業改善が必要なのかを、検討していく予定でおります。
 この全国調査で常に上位の秋田県大館市の学校を視察したことがあります。
 その学校では、子供たちが中心となり、地域の行事を企画運営する学習が柱に設定され、教科の学習で学んだことを実際に使いながら、本当の力(学力)にしていく学校独自の取組が、それぞれの学校ごとに展開されていました。
 どこの学校でも、高得点を取るためのドリル学習などは行われていませんでした。
 教育とは、「子どもの今を育てつつ、未来を創る仕事」です。
 調査結果をもとにした授業改善等について、今後も情報発信をして、保護者や地域の皆様の御理解と御協力をお願いしてまいります。