土っ子の様子(令和3年度)

5年生稲刈り体験 林間学校第一章

 5年生は手賀沼フィッシングセンター近くの手賀ファームさんの田んぼで、稲刈り体験をしました。本来ならば、3日間の林間学校の初日に予定した体験ですが、緊急事態宣言のために今回が第一章、19日からが第二章という形で実施することになります。

   

1組と2組で二手に分かれ、稲刈り体験と米作りや手賀沼の歴史、これからの農業について学ぶコースに分かれます。

稲刈り体験コースは、かまの持ち方かまの動かし方、せんばこぎの使い方を習っていざ出陣!

稲刈り用のかまであるため、スパッとよく切れます。よーくお話をきいてから始まりました。

  

  

刈った稲穂は、せんばこぎで米だけを穂から放します。本当は乾燥させてからの作業なので、なかなか穂から離れず

それは一つ一つモミをほぐしていきます。この作業が結構大変な作業です。

  

刈り取った稲は、縛って天日干しをします。 上手にしばれるかな?

  

今から50年くらい前まではこうやって手作業での刈り取りだったようです。

その後は、稲を刈り取って、縛ってくれる機械が開発され、今ではコンバインでいっぺんに刈り取りをして、モミに分けるところまでしてくれます。

  

  

手賀沼での農業の歴史や、手賀沼でクジラの骨が見つかっているなど、歴史のことのお話も道の駅の所長さんから伺いました。

  

今の農業を行っている人の平均年齢は70歳台です。今までの農業は大変なイメージが強かったようですが、これからの農業はICTや機械を使って大規模に生産をしていくように変わってきていることを、教科書でも学びましたが、今日はその実際の様子をしっかりと体験しながら学びました。

千葉県が開発した「つぶすけ」という新しい品種が今年から作られました。台風や風に強い品種です。将来も美味しいお米を食べられるようにと、様々な機関や人々が工夫に工夫を重ねているのですね。

柏市は人口40万人という都会ですが、すぐ近くに大規模な農業を行う場所があり、自然もあります。普段の生活では農業を身近に感じることが少ないかもしれませんが、食はとても大切なものです。今日の学習から色々なことを学んで欲しいですね。