柏市学校図書館紹介blog

2023年1月の記事一覧

生涯を通じて学び続ける力をつける 大津ケ丘中学校

 大津ケ丘中学校は創立46周年になる生徒数600名の学校です。昨年度より2期制(前期・後期)になり、10月中旬に後期が始まりました。図書館は2階にあり、日当たりもよく、教室と職員室の真ん中にあるため、人が行き来する素晴らしい立地となっています。一番目につく入口周辺には、新聞と旬な情報や学校行事関連本や授業で使う本などを展示しています。

大津中1

<ワールドカップ企画>

 後期中間テストが終わり、11月下旬から12月はワールドカップ企画で盛り上がりました。2年前、リニューアルされた書架の一部を展示スペースとして使い、サッカー選手の本やサッカーについての本、国旗の本、参加チームの国や食べ物が調べられるようにしました。

 また、優勝チームの予想やごちゃまぜにした国旗の国名を当てるクイズも用意しました。優勝予想は、先生方も参加していただき、生徒も楽しく参加していました。国旗クイズでは、普段お昼休みに図書館ではあまり見ない生徒が問題を解いて、持ってきてくれました。

大津中2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<学習面>

 大津ケ丘中学校の学校図書館教育の目標は、「情報を適切に活用する力をつける」「様々な教科で横断的に図書館の資料を活用する」の2つです。

 後期の授業では、3年 国語「和歌の調べ」、音楽「自分の好きな曲のキャッチコピーを考えPOPを作成する」、2年 国語「坊っちゃん」近代文学の作品に触れる 「二千五百年前からのメッセージ」論語調べ、社会・総合「近畿地方」近畿地方の魅力を伝える(主に修学旅行で行くところ)で、図書やICTを利用しました。図書とWeb、長所と短所を理解した上で、授業内容によって適した情報活用を行っています。

大津中3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 12月から毎朝図書館を開館し、3年生が受験に向けて朝学習を始めました。7時30分~8時20分、集中して勉強することが目的で、約10名の生徒が利用しています。

<図書委員の活動>

 お昼休みは、週5日開館しています。今年度から、曜日に関係なくどのクラスも使用できるようになりましたが、落ち着いて本を読む場所という認識がまだまだされず、本を借りたらすぐ教室に戻る生徒が多いです。

 図書委員も図書館に興味も持ってもらえるように、POP作成や企画の声かけ、委員長の働きかけで、11月から図書委員のおすすめ本を教室に飾るなど活動しています。再度、withコロナの状況下で、図書館の在り方(心を整える読書、知識・教養を増やす、社会人の学び直しには図書館があるということ)を確認して利用に繋げたいです。

 冬休み明けには「新春フェア」を予定しています。新しい年を迎え、運命的な本に出合えるよう準備していきます。

大津中4