創立78周年目 学び成長し続ける富勢中
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3月2日(木)いのちの授業(3学年)
〇昨日の3・4校時、千葉県助産師会から上級思春期相談員の足立千賀子先生をお招きし、体育館で3生生に「いのちの授業」を行いました。卒業式を来週に控え、「いのちや性」について深く学ぶ機会を通し、生徒の将来に役立つ講話をしていただきました。
〇冒頭の講師紹介の中で、私からこの授業の意義を伝えました。「君たちはみんな15歳で、私の4分の1しか生きていませんが、今日はその15歳の君たちにこそ聞いてもらいたい話を講師の先生にお願いしています。ところで人生を季節になぞって、4つに分けて表現することを聞いたことがありますか?君たちはまさに「青春(せいしゅん)」の真っただ中ですが、この青春は普段からよく使われていますね。青春の次は「朱夏(しゅか)」で、だいたい25歳から社会で活躍する50歳すぎまでの期間です。その後私のように60歳前後になると「白秋(はくしゅう)」と呼び、さらに高齢になると「玄冬(げんとう)」となります。つまり色でいうと若い順に「青」→「朱(赤)」→「白」→「玄(黒)」と変わっていきます。今日の話の中で、「思春期」という言葉が多くでてきますが、まさしく青いイメージですね。先週末に中学校の同じクラスでしかも同じ野球部だった親友の告別式に参列しました。その友は私と同じ6月生まれですが、その時強く思ったのは、『人生のスタートはほぼ同じでも、人生の終わり(ゴール)はバラバラなのだ』ということです。今日の講師の足立先生は、いつも命が生まれる現場に立ち会っていますので、今日はそのご経験も踏まえて、君たちへ大切なメッセージを届けてくれます。しっかりと聞いてください。」
〇親や教員が伝えにくいことについても、足立助産師さんはプロならではの説明をしていただきました。講演会後に生徒は「わかりやすい説明で、自分や周りの人たちのからだが、とても大切であることを再度確認できました。」と感想を述べていました。
須藤昌英