校長雑感ブログ

4月27日(水)「3D」から「SNS」へ

〇ある冊子に、精神科医の西多昌規先生の「言葉を前向きに「変換」してみよう!」という記事がありました。「3D接続詞というのを使わないように」と書かれています。

〇3D接続詞というのは、「でも」「だって」「どうせ」というのです。こういう言葉を使っていると、同じ言葉を使う者が集まってくるそうで、「ネガティブな口癖の人同士が集まって、不満ばかりの人生になる」と指摘されています。

〇西多先生は、「でも」「だって」「どうせ」の3D接続詞が出そうになったら、「そうですね」「なるほど」「その通りです」など、肯定的な接続詞を使うようにと指摘しています。こちらはその頭文字からSNS接続詞となります。まずは相手を決して否定しないことから入り、そうすればその後の会話がスムーズになるということでしょう。

〇私も人に言われないと自分の口癖を認識していないことが多く、この記事を読んだ際、もう一度自分の言動を一日かけて振り返りました。するとやはり無意識にいくつかの言葉を発し、「その言葉にあとから自分の気持ちが引きずられているのでないか?」と思いました。

〇はじめにある気持ちがあって、それによってあとから発する言葉はまだ自然でよいですが、先ほどのように言葉に気持ちが左右されるのは、「不合理な気がして、できるだけ避けよう」と思っています。

〇次回、全校生徒の前で話す場面で、「3DからSNSへ」を投げかけてみようと思います。

須藤昌英