校長雑感ブログ

2月29日(木)うるう年(閏年)の今日をどう過ごすか

〇うるう年とは、1年が366日となる年のことだとは知っていると思います。またこの追加された今日は、2月29日(うるう日)と言います。4年に1度しかありません。4年前は、まさに新型コロナが蔓延するという影響で、亡くなった安倍元首相が緊急会見で、全国的に学校を臨時休業にすると宣言し、3月からどうするかをあたふたしながら考えている時期でした。

〇うるう年がある目的は、太陽暦(太陽の位置に基づく暦)と、日常生活で使用する暦(グレゴリオ暦)とのずれを修正することです。地球は、太陽の周りを約365.2422日で1周します。しかし通常のカレンダーは、1年を365日としています。このため、約0.2422日のずれが毎年発生します。このずれが積み重なると、4年後には約0.2422日×4 = 0.9688日のずれが発生し、太陽暦とグレゴリオ暦の日付がずれます。

〇もしうるう年がない場合、時刻のズレはもちろん、それにより食物を生産する農業や様々な経済活動、さらには文化や伝統などに問題が生じて、私達の暮らしに大きな影響が出てしまうことは容易に想像できます。あらためて太陽や地球の規則的な動きのおかげで、私達は安心して生きていられるのだと感じます。

 〇昔からよく言われますが、2月29日が誕生日の人の法的な年齢の計算です。日本では「年齢計算ニ関スル法律」という法律が施行されており、この法律に基づくと、2月29日生まれの人は毎年「2月28日24時」に1つ歳をとることになります。つまり、うるう年に生まれた人も、他の人々と同じように毎年年齢を重ねていくのですが、そのタイミングは2月28日の夜だそうです。

〇本校には、2月29日が誕生日である生徒はいませんが、今日という日をいつもより大切にするかいつも通りに過ごすかは、その人次第です。明日から3月になります。4年に一度の日に良いことがありますように・・・。

須藤昌英