創立78周年目 学び成長し続ける富勢中
文字
背景
行間
1月13日(金)乾燥注意(雨がほしい・・・)
〇朝から快晴なのは気分が良いのですが、その反面毎日空気がカラカラで、東京近郊は3週間以上連続で降水なしの状況です。こうなると空気が潤うのはいつになるのか・・と不安になります。例年日本は冬型の気圧配置となり、太平洋側は晴れている所が多く、空気が乾燥していますが、特に関東や東海で湿度が低く、最小湿度は10パーセント台になる所も複数あり、少し異常なレベルです。
〇現在関東から九州にかけては所々に乾燥注意報が発表されています。そのため火災の発生が多くなっているようです。先日は風も強く、もしこの状況で火災が発生したら、あっという間に広がってしまう気象条件となっています。火の取り扱いにいっそう注意が必要です。
〇また教室のエアコン暖房により、さらに空気が乾燥してしまいます。少し調べてみると、冬に暖房器具を使うと多くの場合に空気が乾燥しますが、空気中の水分量が減少するわけではないようです。部屋の温度が上がることで、相対湿度が低くなり「部屋が乾燥している」と感じるようになるのだそうです。そして湿度が低いと体感温度も低くなるのが理論的には正しいようです。
〇暖房使用時にはタオルを濡らして室内にかけるなど乾燥対策をすることで、少し改善することができますが、8m×8mの広さで天井も高い教室で、その効果を期待するには、タオルが何十枚も必要となります。また私も校長室でやってみましたが、半日もたたないうちにタオルはすぐに乾いてしまいます。
〇もっと心配なのは、口呼吸による口やのどの乾燥です。のどや口、鼻などの空気が通るところは水分を含む粘膜でおおわれており、平常時は常に潤っています。しかし、上記のような要因があるとのどが乾燥しやすい状態となり、ウィルスへの対応が弱くなってしまいます。また最近はマスク着用が当たり前になったことにより、日中も息のしづらさから口呼吸になったり、寝ている間も無意識に口で息を吸ったりすることで乾燥します。また今後は花粉症などによる鼻づまりの影響で口呼吸になる人もいるようです。
〇夏ではなく冬でも乾燥からか、喉が渇くことが多いです。登校時に数人は水筒を持参しているのをみかけますが、できるだけ水筒で水分補給をしたり、水道でうがいだけでもした方がよいと思います。3年生は受験もあり精神的な面と身体的な面の双方に気を使って、大変なことと思います。もちろん1・2年生も日常生活の中で対策をしていることと思いますが、引き続き工夫をお願いします。週末は少し雨が降る予報がでていますので、期待しています。
須藤昌英