校長雑感ブログ

6月30日(金)確認テスト(3学年)

〇今日で今年も半分が終わり、明日から7月になります。昨日は全国的に今年一番の暑さとなったところが多く、熱中症対策が欠かせない季節です。梅雨明けはもう少し先のようですが、朝から蒸し暑く、気温と湿度から計算する「暑さ指数」は、警戒レベルになっています。

〇今週は期末テストがあったばかりですが、本日3年生は、確認テスト(5教科:国・数・英・理・社)を行います。すでに3年生に配付している「進路のしおり」の年間計画には、確認テストを年5回(6月、9月、10月、11月、1月)実施するとあります。

〇ではなぜ確認テストを行うのか。毎年実施される高等学校入試は、出題範囲が中学校3年間と広く、その対策が必要です。まず現在の自分の実力がどのくらいあるのかを把握し、次にそれを徐々に底上げしていくために、「自分の強み」はもっとのばし、逆に「自分の弱み」を補っていくことが必要です。そのためあらかじめ出題範囲が定められた期末テスト等ではなく、入試に近い形の「確認テスト」を行います。

〇例年ですと、3年生は夏季休業あたりから計画的に1・2年生の復習を行っていきます。時間をかけてじっくりと自分のペースで取り組んでほしいと思いますが、実際に今回の「確認テスト」も、ほぼ7~8割程度が1・2年生の内容です。多くの生徒が、2年生の内容はまだ記憶にあっても、1年生の内容になると怪しい・・というのが本音かもしれません。

〇1・2年生の内容が統合的に出題されている問題には、大半の生徒はまだ慣れていないので、最初は混乱してしまうことがあります。ただ、きちんと「確認テスト」の解き直しをして、 中1と中2の復習をすれば、自然と知識が整理され、苦手意識が薄まっていくはずです。

〇もちろん結果が返されると、「出来た」「出来なかった」と一喜一憂することもありますが、このテストの本当の目的は、自分の復習が足りない部分を明確にしたり、それをもとに復習計画の見直しをしたりすることです。あまり結果だけにこだわらない方が良いと思います。また過去2年間の復習をすることで、それが今行っている授業にもいきてくることは間違いありません。

〇5教科(各50分)を一日で行いますので、集中力を持続するにはいわゆる運動の体力とは別の「勉強に向かう体力」が必要です。これは簡単に言えば気持ちを持続させることですので、そのためには普段から食べる、寝るなどの生活習慣を整え、身体の調子を安定させることが重要です。

〇3年生の奮闘ぶりを見て、「頑張れ!」と心の中で応援しています。

須藤昌英