校長雑感ブログ

1月12日(木)「交通安全誓いの碑」

〇昨日の午後、正門から入ってすぐ左の縁石に、タクシーが衝突する事故がありました。幸い付近に生徒はおらず、怪我等はありませんでしたが、私は市内で行われた校長会議で不在であり、会議後教頭より電話で報告を受けました。運転手はすぐに通報し、警察も現場検証していますが、どうやらタクシーはUターンをしようとして、敷地内に入ったようです。タクシー会社には今後二度と同じことがないように、厳重に注意しますが、「もしものことがあったら・・」と思うとゾッとしました。

〇その現場の丁度反対側(正門に入ってすぐ右)に、「交通安全誓いの碑」と書かれた石碑があります。これは昭和61年5月に当時の本校女子生徒2名が、部活動の練習試合の帰りに、歩道を自転車で走行中、そこへ猛スピードの車が突っ込んできて、残念なことに命を落としたという大きな事故があり、「そのような交通事故がないように」と願いを込めて造られたものです。

〇私も当時は大学4年生で、柏市内で悲惨な事故があったことは大きく報道されましたので、記憶にはっきりと残っています。その翌年4月に柏市の教員となりましたので、教員として生徒の命を預かる重い責任を実感し始めるとともに、当時その事故現場を車で通るたびに、心の中でご冥福を祈っていました。その女子生徒さんたちもご存命であれば、今50歳台前半になっています。

〇昨年4月に本校に着任した際も、その38年前の事故については前校長や前PTA会長さんからも引継ぎとして説明を受けています。500名以上の生徒の命を預かっている今、同じような事故が起きないように日々努めていかなければならないと、亡くなられた方への誓いとしてあらためて肝に銘じました。

須藤昌英

交通安全誓いの碑 交通違反をしない、させない、ゆるさない

この日は昭和61年度に在校する生徒職員及びPTAが交通安全を誓い合い建立したものです 昭和62年3月吉日」