校長雑感ブログ

10月21日(金)合唱活動がピークを迎えています

〇3年ぶりに実施する11月1日の合唱コンクール(柏市民文化会館大ホール)に向けて、毎日各クラスとも練習に余念がありません。帰りの会を延長し、パート練習や部分的に合わせての合唱に取り組んでいます。1・2年生は混成3部ですが、3年生だけは混成4部(バス・テノール・アルト・ソプラノ)なので、レベルが少し上がっており、大変ですがよく頑張っています。

〇合唱については、私も昔児童・生徒だった時代にいろいろな思い出がありますが、私のように多くの生徒が正確に楽譜が読めない又はその音がなんの音がわからなくても、楽しむことができるところがよいところだと思います。もちろん練習の際には、手持ちの楽譜に注意点などをいろいろと書き込みをしたりしており、自分としては何となく読めている程度で十分であり、まずはみんなで声を合わせるなどの気持ちの高揚感に触れることで十分だと思っています。

〇また音楽(合唱)の力の一つとして、「聴いている人の感情に訴えかける」があります。音楽を聴いていると、楽しいや悲しいなどの喜怒哀楽が出てきたり、普段あまり考えないことも考えさせられることがあったりします。同じクラスのメンバーとして歌うことで、聴いている人たちへ何かを訴えかけることができますが、それはつまり、あらためて自分と向き合える場面でもあるのではないでしょうか?

〇運動でいえば先日の駅伝は、何も道具を使わずに自分の身体能力だけで挑む競技ですが、同じく音楽の中でも合唱は、自分の声だけを一つの楽器として響かせ、クラスの仲間とハーモニーを奏でることでは、共通点があると思います。当日生徒たちは、柏市民文化会館のステージでスポットライトを浴びて歌いますが、きっと中学校時代の良い経験として残るのではないかと期待しています。

須藤昌英