校長雑感ブログ

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7月3日(水)2学年数学「連立2元一次方程式」

〇算数から数学に変わって1年3カ月。2年生は連立方程式を学んでいます。正式名称は、「連立二元一次方程式」で、1年次との違いは、未知数が2つ入った方程式を扱います。

〇1年次では、一元一次方程式について、その中の文字や解の意味を理解し、その解き方を考察することや具体的な場面で活用することについて学習しています。

〇2年次では、これらの学習の上に立って、二元一次方程式とその解の意味や二元一次方程式を連立させることの必要性と意味及び連立二元一次方程式の解の意味を理解し、解を求めることができるようにします。さらに、連立二元一次方程式を具体的な場面で活用することができるようにすることまで行います。

〇前述のように、一元一次方程式を活用する場合には、事象の中の数量の関係を式に表現するとき、一つの変数しか用いることができませんでした。しかし、日常の具体的な場面においては、一つの変数よりは二つの変数を用いた方が式に表しやすい場合が多いため、連立二元一次方程式を活用することにより、問題解決が容易になることが多いのです。

〇連立二元一次方程式を活用するに当たっては、一元一次方程式の活用と同様、方程式を活用して問題を解決するための知識を身に付けるとともに、解決過程を振り返り、得られた結果を意味付けたり活用したりしようとする態度を養うことが大切です。

〇特に立式の段階においては、数量の関係を捉えて、例えば、個数の関係、代金の関係、長さの関係、時間の関係、重さの関係など、ある特定の量に着目して式をつくるようにしたり、捉えた数量を表や線分図などで表してその関係を明らかにしたりすることも有効です。

〇また、方程式を用いて、具体的な問題を解決するに当たっては、着目する数量によって様々な方程式が立てられることや、変数の数と方程式の数が一致していることが方程式の解が一通りに定まるために必要であることなどに気付き、一元一次方程式や連立二元一次方程式を見通しをもって的確に活用することができるようにします。

〇私の経験からも、生徒の数学への好き嫌いは、このあたりから分かれていくことが多いので、丁寧に指導しています。

須藤昌英

 

7月2日(火)新札発行と生徒の学び

〇明日より、約20年ぶりの新しい紙幣が発行されます。この新札発行は、最新の3D印刷などの偽造防止技術を採用しつつ、日本の文化や歴史を反映したデザインが特徴だそうです。世界を見渡すと、日本における偽札印刷は極端に少なく、たまに偽造された紙幣が見つかったニュースを見るくらいです。

〇このように日本では、紙幣のデザインが数十年にわたりほとんど変わらず、生徒達も今の使用している紙幣に変わった後に生まれていますので、今回の変化は初めての経験です。ただ新札が私たちの手元にくるのはしばらく経ってからだと思います。

〇私なども昔は百円札や五百円札がありましたので、特に五百円玉が出てきたときには、その大きさにびっくりした思い出があります。また二千円札はなぜかあまり人気がでませんでしたが、私は二千円札に思い入れが少しありました。

〇それは幼いころによく遊んだ「人生ゲーム」の中では、二千ドル札があり、「何で日本には二千円札がないのだろう?」と不思議に思っていましたところ、実際にそれが現実になったからでした。今回は二千円札が無いのが残念です。

〇算数・数学的には、千円札と二千円札の両方で、色々な金額の組合せを考えるのは学習効果があります。例えば5千円の品物を支払うのに、千円札5枚か二千円札1枚と千円札3枚か、または二千円札2枚と千円札1枚にするかなどは、多面的な考え方に寄与します。

〇また発行される新しい紙幣は、経済や社会に新しい風をもたらすと期待されています。 新札の発行には、経済活動の活性化や国際的な信用度の向上という目的もあります。

〇ただ現在は、電子マネーが普及し、私なども買い物では現金を使うことが少なくなりました。生徒達には、この機会に電子マネーと現金との違いにも自分の考えをもってもらいたいです。

〇新札に登場する人物についても、生徒が興味をもって調べてくれることを期待します。その中で、日本の歴史や文化・美術などにも関心が広がってくれば、ますます生徒の学びが広がります。

千円札の北里柴三郎:日本の細菌学の父と称される科学者。感染症の予防と治療に大きな貢献を果たした。千円札の表面には、彼の肖像、裏面には、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景(神奈川沖浪裏)」が描かれている。

五千円札の津田梅子:日本の女性教育の先駆者。女子英学塾(現・津田塾大学)の創設者で、多くの女性に教育の機会を提供した。五千円札の表面には、彼女の肖像、裏面には、古事記や万葉集でも親しまれている花「フジ(藤)」が描かれている。

一万円札の渋沢栄一:日本の実業家であり、生涯に約500もの企業の創設に関わった。日本経済の発展に大きく寄与した。一万円札の表面には、彼の肖像、裏面には、「赤レンガ駅舎」として親しまれた歴史的建造物(重要文化財)の東京駅(丸の内駅舎)が描かれている。

〇このように学校での学びと社会生活とがつながりをもったとき、初めて「いつでも使える知識・技能」になるのだと思います。

須藤昌英

 

7月1日(月)第1回授業参観&柏市総合体育大会開始

〇一昨日の土曜日、三年生の最後の大会である総合体育大会が始まりました。ソフトテニスの大会で富勢グランドに行くと、今年初めての蝉の鳴き声を聞きました。本格的な夏の到来です。

〇1年生は初めての総体でしたが、先輩の真剣に戦う表情や姿を目に焼き付けていました。私も一緒に応援しました。

〇金曜日は雨が強い中にもかかわらず、ご参観いただきました保護者のみなさま、ありがとうございました。生徒たちの学びの姿をライブで見ていただくのが、家庭と学校の連携の土台となります。次の機会も是非お越しください。

 【寄せられた感想より:抜粋】は、トップページに掲載しています。ご覧ください。

 須藤昌英

 

 

6月28日(金)新着本展示会(味見読書)

〇今、全クラスの国語の時間を使って、図書委員会の司会進行により、新着本を並べての「味見読書(いろいろな新着本を手に取る)」を行っています。

〇最初に図書委員から説明があり、1テーブル5分ずつ6テーブルを班ごとにローテーションします。一つの本をじっくりと読むのではなく、料理を味見するように、気になる本をチェックしていく活動です。

〇今後もスマホやタブレット等で得る情報はますます増えていくでしょうが、そうなるとなおさら、紙の本や雑誌の価値も見直されています。私も日頃から本を手にとった質感やパラパラとページをめくる感覚は、手から脳に伝わり、読んだり見たりしている文字や写真などが、より現実味を帯びて目から入ってくるように感じています。

〇生徒達には、本とデジタル機材をハイブリットに使いこなしていける能力が十分にあると思っています。それぞれの長所を意識して、時と場合に応じて使い分けしていけば良いと思います。

〇例えば、興味のあることをデジタル機器でみかけたならば、それに関する専門書を図書館で調べる・・などは、効率的でしかも深い学びに向かっていくことでしょう。

〇本好きの人を見ると、どこか表情や佇まいに「知性」を感じるのは私だけではないと思います。生徒と本との出会いのきっかけも学校は担っています。

 須藤昌英

 

6月27日(木)いじめ防止授業(1学年)

〇昨日の午前、スタンドバイ株式会社の中台眞治先生をお迎えして「いじめを許容しない集団の雰囲気を醸成するため授業」を1学年全クラスで実施しました。

〇「私たちの選択肢」という教材をもとに、いじめなどで困っているときに自分自身や周りの友人などがSOSを出すことが大切だということをみんなで考えました。

〇本校は主に近隣の4つの小学校からそれぞれ複数の新入生があり、4月からの学校生活を一緒に送っています。この3カ月は、まだお互いに相手の様子を観察することも多かったと思いますが、そろそろ本音を言い合う時期になります。

〇柏市では、全中学生に、STANDBYアプリの活用をすすめています。STANDBYでは、報告・相談者はスマートフォンやタブレットのSTANDBYアプリから、専門の相談員に匿名で報告・相談することができます。

〇匿名で報告・相談できるため電話やメールよりもハードルが低く、いじめやハラスメント等の早期発見、早期対応だけでなく、より風通しのよい学校づくり、職場づくり等様々なシーンで活用できます。

〇スタンドバイ株式会社代表取締役の谷山大三郎氏は、私が以前に市教委に勤務していたときにも一緒に仕事をさせてもらっていたので、よく存じています。スタンドバイ株式会社のHPに掲載されている彼のメッセージを引用します。

「『助けたいとき、助けてほしいとき、いつでもどこでも報告・相談できる環境をつくる』、これがスタンドバイ株式会社のビジョンです。私は幼少期いじめを受けていました。また友人がいじめを受けているのを見かけても自分がいじめの対象になることを恐れて何も言えなかったことがありました。社会人になった後に仕事がうまくいかず、会社を長期で休む経験もしました。過去の自分に対する悔しさや情けなさが原体験となり、同じような思いをする児童や生徒、社会人を一人でも減らしたいと思い、スタンドバイ株式会社を立上げました。そしてビジョン実現のために、いじめに関する様々なテーマを扱った授業開発及び授業実践、企業向けの研修、友人や自分を助けたいと思ったとき、環境を変えたいと思ったときに信頼できる人にいつでも報告・相談ができるプラットフォーム「STANDBY」の普及に取り組んでおります。おかげさまでたくさんの方に支えられ、年間10万人以上の方に活用いただくまでになりました。今後もさらに発展し、誰もが心理的安心を感じて毎日を過ごせる、悩みや不安を抱いたときに信頼できる人に相談できる、仲間のため自分のために今いる環境をよくしたいと思ったとき行動できる、そして一人一人が自分らしく生きられる社会を目指し、活動を行ってまいります。」

〇どのクラスの生徒も真剣に取り組んでいました。

須藤昌英

 

6月26日(水)富勢中学校区特別支援学級合同交流会

〇昨日あすなろ1組の1年生7名で、富勢西小学校へ徒歩でうかがい、交流会を行いました。残念ながら富勢東小は参加できませんでした。活動内容は、小中学生で協力しての「ポテトチップスづくり」でした。各班に試食させてもらいましたが、どれも美味しくできていました。

〇作業途中に小学生から「さすが先輩」と言われて、まんざらではない様子だったり、最後に担当してくれた先生に「美味しかったです。今日はありがとうございました」と自主的にお礼を言う姿に、相手の先生が「中学生だとそういうことも言えるのですね」と感激していたりと、和やかな雰囲気でした。

〇私も4月からこの3カ月、7名の1年生と毎日、朝や給食の時間に話をしてきましたので、それぞれの個性はほぼ把握できています。そしてその成長ぶりにもびっくりしています。これからがまた楽しみです。

須藤昌英

 

6月25日(火)3学年確認テスト

〇昨日、3年生は確認テストを受けていました。5教科を一日で取り組むのは、体力勝負の面が強く、終わってほっとしている様子でした。

〇ではなぜ確認テストを行うのでしょうか。毎年実施される高等学校入試は、出題範囲が中学校3年間と広く、その対策が必要です。まず現在の自分の実力がどのくらいあるのかを把握し、次にそれを徐々に底上げしていくために、「自分の強み」はもっとのばし、逆に「自分の弱み」を補っていくことが必要です。そのためあらかじめ出題範囲が定められた定期テスト等ではなく、入試に近い形の「確認テスト」を行います。

〇例年ですと、3年生は夏季休業あたりから計画的に1・2年生の復習を行っていきます。時間をかけてじっくりと自分のペースで取り組んでほしいと思いますが、実際に今回の「確認テスト」も、ほぼ7~8割程度が1・2年生の内容です。多くの生徒が、昨年の2年生の内容はまだ記憶にあっても、一昨年の1年生の内容になると怪しい・・というのが本音かもしれません。

〇1・2年生の内容が統合的に出題されている問題には、大半の生徒はまだ慣れていないので、最初は混乱してしまうことがあります。ただ、終わってからきちんと「確認テスト」の解き直しをしなければ意味がありません。 中1と中2の復習をすれば、自然と知識が整理され、得意な教科はさらに強化され、その逆に苦手な教科への意識が薄まっていくはずです。また過去2年間の復習をすることで、それが今行っている授業にもいきてくることは間違いありません。

〇もちろん結果が返されると、「出来た」「出来なかった」と一喜一憂することもありますが、このテストの本当の目的は、自分の復習が足りない部分を明確にしたり、それをもとに復習計画の見直しをしたりすることです。あまり結果だけにこだわり過ぎない方が良いと思います。むしろ「瞬間風速」のようなものだと自覚しましょう。そしてその「風速」を「これから上げていくぞ!」と前を向きましょう。

〇冒頭にも書きましたが、5教科(各50分)を一日で行いますので、集中力を持続するにはいわゆる運動の体力とは別の「勉強に向かう体力」が必要です。これは簡単に言えば気持ちを持続させるための基礎ですので、そのためには普段から食べる、寝るなどの生活習慣を整え、身体の調子を安定させることが重要です。

〇3年生の奮闘ぶりを見て、「頑張れ!」と心の中で応援していました。

須藤昌英

 

6月24日(月)夏至と梅雨入り

〇一昨日は夏至でした。ご存じのとおり、「夏至」とは、二十四節気のうちの一つで、「太陽の中心が夏至点を通過し、北半球では一年の中で昼の時間が最も長く、夜の時間が最も短くなる日のこと」です。

〇一日の中で昼間が一番長いこの時期は、花や草の成長が著しいです。校長室前のプランターで育てているミニトマトも青い実をつけていますが、間もなく積算温度があがると、真っ赤に色づきます。

〇植物と同様に、初夏からは我々人間にとっても思い切って、いろいろなことにチャレンジできるような気持ちになります。おそらく身体の細胞が活発化し、その影響が心理面でもプラスに働いているのでしょう。

〇また同じ日に関東地方は、「梅雨」入りしました。これまでで3番目に遅い梅雨入りのようですが、ますます湿気が多くて不快な日々が増えます。これを何とか乗り越えていかなければなりません。

〇一番活発な時期だからこそ生徒たちの学校生活にも、これまで以上に注意を払っていきます。特に「熱中症」は即いのちの危険にかかわります。熱中症に特に注意が必要なのは、体が暑さに慣れていない状態で、暑い日が続くこれからのタイミングと言われています。本格的な暑さを迎える前に、体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」をすることが大切です。

〇「暑熱順化」ができていないと、体の熱をうまく外に逃がすことができず、熱中症になる危険性が高まります。暑熱順化には個人差もありますが、数日から二週間程度かかります。また、一度暑熱順化ができていても、数日暑さから離れると暑熱順化の効果は薄れてしまいます。

〇再度のお願いになりますが、登校時の適切な服装(長袖などはさける)、帽子の着用や日傘の使用、水筒持参(冷水、スポーツドリンクや麦茶、経口補水液などでミネラル分)、睡眠時間の確保(夜更かしをさける)などをご家庭で指導してください。

須藤昌英

 

6月21日(金)令和6年度教育実習終了

〇先月から3~4週間にわたって取り組んできた実習生4名(全員が本校卒業生)が、本日をもって実習を終了します。「教育」という仕事を身をもって体験し、それぞれの「学び」があったようです。

〇教育実習は大学で履修する単位ですが、我々にとっては、大切な後輩を育てる意味もあります。来月に行われる千葉県の教員採用試験で、見事合格し、来年からは同僚として一緒に働けることを願っています。

須藤昌英

 

 

6月20日(木)1学期期末テスト

〇ホームページのトップに、各学年の出題範囲表を掲載していますが、生徒は授業の中で、各教科担任から出題範囲に関するさらに細かい説明を聞いています。昨日もテスト前に提出するノート、ワークなどを職員室に届ける生徒も複数いました。また1学年では放課後に数学と英語の補習に自主的に参加している生徒も多かったです。

〇特に1年生は、入学して初めての定期テストです。小学校にはなかった「定期テスト」に対して、不安を感じる1年生も少なくないと思います。例年教室をまわると、少し緊張した顔で、真剣に取り組んでいます。

〇期末テスト準備として、4月からの授業内容を教科書やノート・ワークを使って復習しています。これは記録したことと自分の記憶をすり合わせたり、より正確な記憶を強化したりする作業といえます。1年生も2学期以降は、テスト準備の仕方に慣れることでしょう。

〇かつて私も教科担任として数学を教えていた頃は、生徒によく「定期テストが終わって、その答案用紙を参考に丁寧に復習することが重要で、一番勉強になるよ」と話していました。ただ自分もそうでしたが、人間はそれまで集中して取り組んだことや結果通りにならなかったことをすぐに振り返るのは、案外気乗りのしないものです。

〇繰り返しますが、定期テストの復習を行うのは記憶の鮮明な間が適しており、できればテストの当日が理想です。しかし、定期テストを採点するのに相当の時間がかかり、すぐには返却できませんので、少なくとも答案用紙が返ってきた時が最後のチャンスといえます。

〇定期テストの復習は、「どこが間違っていたのかの確認⇒正しい答えを知るなどの間違い直し」が中心になります。また間違えたところを確認する際は、問題を解いている時の自分が、「どの程度自信を持って解答していたか」を思い出しながら行うことがよいようです。

〇特に「これはできた!」と思っていたのに結果が不正解だった場合は、正確な知識の定着ができていないことになります。私の経験上も、そこをできるだけはやく改善しないと、その後も同じミスを繰り返す原因になります。

〇ただ今日と明日は「テストが終わった」という解放感があるので、問題用紙を再度見る気にはならないと思います。来週からのテスト返しで、しっかり見直しをしてほしいです。ガンバレ!富中生!!

【テストの朝の正門】

 

〇東京大学大学院の池谷裕二教授(薬学者、脳研究者)は、著書「受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法」で、次のような指摘をしています。

「人の脳の海馬という部分は、神経細胞の結合をつくる役割を果たしていており、『短期記憶から長期記憶』へと情報をつなげる中期記憶を担っています。海馬に入ってきた情報が溜まっている期間は、情報の種類によって異なりますが、短いと1か月程度です。海馬は情報を1か月かけて整理整頓し、『何が本当に必要な情報なのか』を選定しています。一日のうちに、新しい知識をあまりにもたくさん詰め込むのは避けたほうがよいですし、そもそも勉強は「復習」に主眼をおくべきで、覚えられる範囲をストレスなく覚えること、これが記憶の性質に適した学習方法です。比でいうと、『予習:学習:復習=0.5:1:4』が理想的です。」

〇さらに、「心理学者ビネーは、脳は入力よりも出力を重要視しています。海馬に『この情報はこれほど使用する機会が多いのか、ならば覚えねば』」と判断させること、つまり「詰込み型」よりも「知識活用型」の方が効率的だということです。ならば教科書や参考書を何度も見直すよりも、問題集を何度も解く復習法の方が良いでしょう。」

〇要するに、授業で得た知識をただ漫然と覚えようとするだけでなく、口で言ったり手で書いたり、問題集でおさらいすることで、短期記憶の中から繰り返しアウトプットしたものだけが、長期記憶となり、すぐに忘れにくいものになっていくようです。

〇生徒たちの努力が実を結びますように・・と祈っていますが、むやみやたらに復習するのではなく、上記のようなポイントを押さえた方法を試してほしいと思います。

須藤昌英