令和3年度 高田っ子ニュース

打倒AI!目指せ,コミュニケーションの達人!(6年生)

 人工知能が注目されるようになり,膨大なデータを集めたり,記憶したりすることや,単純な作業を速く正確に行うことなど人間を上回ることがたくさん出てきました。しかし,人間が人工知能に勝る部分といえば,クリエイティブな作業や人の気持ちをくみ取ることではないでしょうか。そのためにはコミュニケーションが欠かせません。

 今日は,株式会社Eachwayの原田将嗣先生をお招きして,6年生を対象にコーチングの出前授業をしていただきました。テーマは「よりよいコミュニケーションの取り方」です。まずは,二人組で共通点を探すワークを行います。「3分間で30個以上」という難題に子どもたちは想像力を働かせながら,2人の共通点を必死に探します。自然と会話が盛り上がり,難しいと思われた課題をクリアしたグループも多数いました。このワークを通して,コミュニケーションで大切なことが「きくこと」であることを学びます。

 

 ここで子どもたちの様子に異変が!手や足を組み,下を向いて,目を合わせずに話をきいています。一体どうしたのでしょうか。実は,きき方のトレーニングの最中です。あえて気持ちの良くないきき方をしながら話をします。さらに目を合わせて,あいづちやうなずきながらきいてもらうときとの感じ方の違いを見つけます。「相手の様子が違うだけで話しやすさが変わる」「目が合わないだけでこんなに話しにくくなっちゃうんだ」など子どもたちの反応があちこちから聞こえてきます。

 AI社会を生き抜くために大切なコミュニケーション術を学んだ6年生。この経験を活かし,AIには負けない「コミュニケーションの達人」として社会に羽ばたいてほしいです。原田先生,本日は貴重な体験をさせていただきましてありがとうございました。