中原小の日常

病院 <5・6年生>ジュニア救命士講習

 今日は,体育館で2校時に5年生が,3校時に6年生が,柏市東部消防署の署員の方を講師に,『ジュニア救命士講習』を行いました。『胸骨圧迫(心臓マッサージ)と「AED」を学ぼう』という内容です。柏市が平成25年から取り入れた制度で,毎年,市立小学校42校の5・6年生を対象に実施しています。

  

 今回も救急隊の方に来ていただいたのですが,1校時が終わるころに,連絡が入り,緊急出動していきました。救急や災害は,いつ起こるかわかりません。2校時の5年生の様子です。

  

 いざという時のために,講習会や訓練に参加して,応急手当の知識と技術を身につけておく必要があります。

  

 初めに,DVDの「ビデオメッセージ」を観ました。その中で,「心臓突然死」について教わりました。

  

 学校でも起こり得るということで,ドキッとしました。講師の方が「正常な呼吸の仕方はどんな様子か,お家の人が寝ている時の呼吸を確かめてみてください」と話しました。

  

 自分の心臓が体のどこにあるのか,脈をどこで感じるのか,確かめました。

  

 大きな声で「119番と『AED』をお願いします」と,知らせる練習もしました。

  

 「救急車が現場に到着するまで,約何分ぐらいかかるかわかりますか?」と講師の方が子どもたちに聞きました。平均約9分ぐらいだそうです。つまり,救急車が到着するまでの約9分間,「胸骨圧迫」を続けていなければなりません。これはかなり大変です。交代できる人がいたら,疲れてしまう前に交代です。「AED」が届いたら,2人で力を合わせての「救命」です。

  

 次に,簡易的な心肺蘇生訓練用キット(あっぱくん)を1人1台ずつ使って,実際に「胸骨圧迫」の練習をしました。

  

 子どもたちは,真剣な眼差しで意欲的に取り組んでいました。

  

 1回の練習時間は,1分ちょっとぐらいでしたが,とても長く感じたようです。「疲れたー」という声も。

  

 「AED」の使い方など応急手当の方法も学びました。「これは,練習用の『AED』ですが,オレンジ色に光っているのがわかりますか」

  

 一番の失敗は,「失敗を恐れて何もしないこと!」だと学びました。子どものうちからこのような講習会を体験しておくことで,いざという時に役立つはずです。「胸骨圧迫」をする重要性について学ぶことができました。ぜひ,勇気を持って行動できる人になってほしいと思います。一通り講習が終わって,「ジュニア救命士入門認定証」をいただきました。

  

 「皆さんは,学校の『AED』がどこにあるのか知っていますか?」「えーと・・・」「保健室?・・・」「いいえ,職員玄関の所にあります」それからもう一台,体育館の所に設置されています。

  

 「他に近くで見かけた所はありますか?」「マンションの所にあった」「ここら辺だと,コンビニや駅の所にあります」普段から,「AED」がどこにあるのか確かめておいてください。