藤っ子日記(令和4年度)

第1回校内授業研究会

9月27日、「第1回:校内授業研究会」を実施しました。藤心小では、「算数科における、思考・表現できる児童の育成」を研究主題として、数学的な見方・考え方を働かせた授業づくりをすれば、算数科における思考力・表現力を育むことができるだろうという仮説のもと、日々の算数科の授業を展開しています。また、ICT機器の活用も授業の中で積極的に進めています。

今回の授業研究会では、2年生と6年生が授業を展開しました。

 

 

2年生の授業は、「さんかくやしかくの形をしらべよう」です。本時の具体的な手立ては、①「あたり・はずれゲーム」を取り入れて、共通点を見つけさせることで、辺や角といった図形の構成要素に目を向けさせやすくするという問題の工夫。②Jamboardを活用し、図形を動的に変化させやすくすることで、図形についての感覚を豊かにさせるという一人一台端末の活用の2点。子ども達は盛りだくさんの学習内容を楽しみながら取り組みました。

 

 

6年生の授業は、「円の面積を求めよう」です。本時の具体的な手立ては、①Jamboardをノートとして活用することで、自分の考えをノート(データとして)に残すという一人一台端末の活用。②タブレット上で図形を操作することにより、既習図形の組み合わせ方をイメージしやすくし、思考の手助けとする一人一台端末の活用の2点。図形パーツを自分の考えに基づいて画面上で移動したり重ねたりできるため、思考を整理する場面や説明発表の場面で効果的で、考え方の共有もしやすく、たいへんよかったと思います。

 

 

授業後は、事後協議会の中で、今日の授業についてグループ協議・発表・校内研究講師の先生からの指導助言を行いました。大テーマとして「来年度、同じ場面の授業を展開するとすれば、どのような点を改善するとよいか」があったことで、授業の流れ、取り扱う内容、ICT機器の活用、具体的な手立て等、みんなでよりよい授業を目指すために様々な視点で改善点を見出そうという共通の方向性があり、充実した時間となりました。