今日の一枚

絵画に親しむ(2年生)

皆さん,子どものころ図工は好きでしたか。

私は苦手でした。

昔はどちらかというと,写生であるとか,人物画であるとか,

「見た通り」「正確に」という技術的な要素が要求されることが多かったように感じます。

それがたいくつでつまらなくて。

さて,今はと言いますと…

「感性を大切にして自由に表現する」ことが重要視されています。

だから,子どもたちは楽しいですね。(いいなあ…)

2年生の絵画制作の様子をのぞいてみましょう。

取り組んで題材は「大きくそだて,びっくりやさい!」です。

これ,何をしているところかわかりますか?

絵の背景をローラーを使って背景の色を塗っていているところです。

絵具を混ぜて自分の好きな色を自由に作る。

水を加えて自分の好みの色合いを探す。

そして,画用紙にローラーで広げていきます。

何色で塗ろうが,色の変化をどうつけようが,重ね塗りをしようが自由。

あらあら,中には,ローラーペイントの後に,水玉模様をのせていく子どももいますよ。

これは楽しいに決まっていますね。(^^♪

 この手法は学年主任の先生のアイデアだそうです。さすがです!

だって,背景が自分好みだったら,自然と創作意欲は高まっちゃうじゃないですか。

さて,この上に好きな野菜をのせていきますよ。

さてさて,さらに想像力を広げましょう。

今度は野菜の周りに,子どもたちが自由に遊んでいる姿をちりばめます。

 これで,色彩豊かな,子どもたち一人ひとりのオリジナルの「びっくりやさい!」の

世界が完成しました。

絵を描いている子どもたちの姿を見ているだけで,こちらも幸せな気持ちになりました。

子どもたちは,絵画制作を通じて,

表現する楽しさを存分に味わってくれたのではないかなと思います。

ごめんなさい,11月号の学校だよりと伝えたい内の容がかぶってしまいましたね。 (^^;

2年生の子どもたちの素晴らしい活動の様子をどうしても伝えたかったもので。

勘弁してください。m(__)m

そういえば,先日3年生の子どものあるお母さまからこんな話をいただきました。

「うちの子は,絵が苦手で大きらいだと言っていたんです。でも,今回の『モチモチの木』の絵を描いたときに,先生にほめていただいたことが嬉しかったようで,とても自信がついたみたいなんです。『どうしても県展に出したい!』っていうんです。ありがとうございました。」

小学校教育の究極のねらいは,すべての子どもに自信とやる気を育てて,学ぶことを好きにさせることだと思っています。

絵を描くことが好きになってくれた子どもがいたことは,本当に嬉しいことですね。

お母さま,素敵な報告をいただき,ありがとうございました。(^^