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響け心のハーモニー(音楽発表会に向けて…)
今週末は,子どもたちが楽しみにしていた「校内音楽発表会」が開催されます。
練習も佳境に入ってきました。
どの学年も,熱の入った練習を繰り広げています。
運動会は,赤組には白組,というようにライバルがいます。
ライバルに負けないように競い合う中で,団結心や一体感が生まれます。
その過程の中で,やり遂げる力,仲間と協力する大切さやワクワクする楽しさ,思いやりの心などが育まれます。
では,音楽はどうか。
音楽の場合は,まず,表現する楽曲があります。
その世界観をいかに表現力豊かに聴き手に伝えるかが大切になります。
歌唱で考えれば,歌詞を理解し,正確な音程をとり,曲想に合わせた歌声を作り上げていきます。
高学年ともなると,アルトとソプラノに音が分かれ,ハーモニーも作らなければなりません。
そうそう,振り付けが付く場合もありますね。(^^♪
これを80人からの大所帯で完成させます。
そう考えますと,1つの音楽を完成させるというのは,並大抵のことではありません。
そこには,集中力,表現力,音楽性,仲間と呼吸を合わせる協調性,様々な要素が必要となります。
どの学年の練習風景を見ても,子どもたちはそのすべての要素で,高い質を保ちながら,音楽を表現していました。
もちろん,学年の特色・発達段階はあります。
心の底から楽しさを表現する,天使のような1年生の子どもたち。
2年間の積み重ねを経て,様々な楽器を駆使して自信たっぷりに合奏をする3年生の子どもたち。
豊かな歌声を獲得し,美しいハーモニーで抑揚のある合唱を作り上げている5年生の子どもたち。
そのどれもが素晴らしい。
音楽は再生芸術です。表現者が聴き手に届けて,初めて完成します。
本番はいよいよ30日です。
おそらく,子どもたちは練習以上のパフォーマンスを見せてくれることでしょう。
たくさんの保護者の方のご来場をお待ちしております。
もちろん,お祖父さまや,お祖母さまも,是非足をお運びください。
ビデオで見るのと,本番を観るのでは,感動が全く違うので…(^^♪