お知らせ

第46回入学式

素晴らしい天気に恵まれ、本日第46回入学式が行われました。

以下、式辞より抜粋。

 新型コロナウィルスの感染拡大が,なかなか収まらず,学校行事がなくなったり,

楽しいはずの給食の時間も沈黙の時間となったり,さぞかし辛い2年間を過ごしてき

たと思います。ただ,このパンデミックが,日々の日常,思いっきり遊んだり,みん

なで一緒に歌ったり,顔と顔を突き合わせて考えたり,つまり人間の絆が,いかに大

切なものであることを改めて教えてくれたことも確かです。

 一方,皆さんも毎日のニュースで知っているように,世界は平和とは程遠い状況に

あります。力が強いものが,弱いものを力づくで言うことを聞かせる。こんな社会が

認められてはいけません。五中で生活する中で,努力が認められ,正しいことが通り,

誰もが居心地の良い場所。そんな五中を創っていきましょう!そのためには,皆さん一

人ひとりの努力が必要です。

 一つは,自分の考えと違う人を認めることです。自分の考えを主張することは大切で

す。しかし,他の人の意見を尊重し,話し合いでもって解決する努力を大切にしてくだ

さい。

 もう一つは,挨拶です。挨拶は人間関係作りの第一歩です。学年の仲間,先輩,地域

の方々に進んで,気持ちの良い心のこもった挨拶をできるようにしてください。

 皆さんが,今日五中の門を通った時に,気が付いたかもしれませんが,二階の窓に大

きく「自主考動」という文字が貼られています。行動するときによく考え,正しい選択

をし,自主的に一人ひとりが行動できれば,五中は目指すところである「自慢できる学校」

に近づいていきます。皆さんの一人ひとりの力に期待しています。

 保護者の皆様、今日、お子様が中学生時代のドアをノックしました。今日、この日から

真っ白なキャンバスにお子様だけしか描けない物語を描いていきます。お子様同様、喜び

と期待の中に不安や心配も混在していることと察します。実際、順風満帆にこれからの3

年間を歩む生徒の方が少ないかもしれません。太陽が燦々と降り注ぐ日もあれば、風雨が

激しく時には嵐の中の航海となることもあるでしょう。

 そんなときは、私たち教職員、保護者の皆様、そして地域の皆様がスクラムを組み、子

ども達に声をかけ、応援し、叱り、そして温かく抱きしめようではありませんか。学校の主

役は子ども達です。その子ども達に一緒にエールを送りましょう。

 新入生の皆さん,皆さんのこれからの中学校生活が、未来のアルバムの輝く一ページとな

ることを祈念して、式辞といたします。

              令和4年 4月8日  柏市立柏第五中学校長 鈴木 淳一