日誌

四中日記 令和3年度

コロナ禍の授業(音楽)

   

手拍子の練習中です。     こんな感じで作成します。

 

 緊急事態宣言が今月30日まで延長になりました。学校では、宣言下でもできる事をできる範囲で行っていくしかありません。連日お届けしているオンラインでの学習はその一つです。

 授業の中で、1学期からとても苦労している教科の1つに音楽があげられます。飛沫飛散を考えると、合唱やリコーダー等の演奏は「感染症対策を講じてもなお、感染のリスクが高い学習活動(文部科学省発行 学校における新型コロナウイルスの感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~より)」として、活動が制限されています。

 そのような中、本校では、前年度までは行っていなかった「ハンドクラップ」という学習活動を音楽で取り入れています。いわゆる手拍子によるリズムうちという感じです。これを取り入れた教科担当の柔軟な発想に感心しています。また音楽が苦手な私としては、音符をスラスラと組み合わせてリズムを創作していく生徒達の理解力の高さと手際よさにびっくりしています。

 今日参観した授業では、生徒達は自分で音符を組み合わせてリズムを作り、それにあわせて手拍子を打っていました。今後合唱等を行う際の、音符読みの基礎作りとして優れた学習内容だと思いました。

 できることを・・・できる範囲で・・・、今後もしばらくは、感染リスクの低い学習活動を工夫しながら行っていくことになりそうです。  (文責 飯田)

 

 

初めての全校オンライン授業

教科書の範読中です 

教科書範読中です。       学年合同総合的な学習です。

 本日(9月8日14:30~)全校でのオンライン授業を行いました。接続方法説明や接続確認等を経て、ようやく実現しました。

 3年生は、修学旅行に関してのレポート説明等を、学年全体での集会という形で実施しました。発信元の学校側は、1つの教室に3年職員が集まり、パワーポイント資料を配信しながら行いました。ハウリング等の問題もありましたが、その都度問題解決していました。

 2年生は、学級毎に道徳の授業を行いました。教室には担任しかおりませんが、あたかも目前に生徒達がいるかのような話しぶりでした。担任はPCのカメラに向かって教科書の範読を行っていましたが、生徒達にはどのように聞こえていたのでしょうか。

 1年生は、事前にタイピングの課題を出しました。2:30~3:00の間に何文字打てたかということを、タブレットを通して報告することになっているということです。集計がどのようになったかが楽しみですね。

 オンラインでの学習には、事前に予想されなかった様々な問題が出てきます。ハウリング等の機器の問題や、参加している生徒の顔(反応)が見えない事等、様々です。まだまだ、課題解決の途中ではありますが、確実に前進していることは確かです。生徒達の、新しい学習形態に対する順応性の高さにもびっくりです。今後も試行錯誤を重ねながら、より良い形での新しい授業形態を目指していきます。                 (文責 飯田)

オンライン授業に向けて全校一斉に試行

 

全校一斉試行です。        「準備中」で開けません。

 

つなぎ方は覚えたようです。   14:30から各家庭で!

 前回記事の続きです。本日は全校生徒達が一斉にオンライン授業に向けて、タブレットでの接続を試みました。

 たまにTVで観ることがある、画面に担任及びクラスの仲間達が映り、それぞれが発言をするというあのイメージです。ただ、通信回線の関係で、動きが悪くなるのは予想されていたので、最初から音声と画像をオフにして試行しました。しかしながら、通信回線の遅延は予想以上で、どのクラス・生徒も、いわゆる「PCが固まる」状態が続き、回線がつながるまでに10分以上はかかっていたようです。

 本日帰宅後の14:30分から、全校生徒がオンラインの練習で、タブレットを繋ぎます。学校からの一斉通信とは異なり、各家庭からの通信であり、回線もそれぞれなので、うまくつながるのではないかと期待しています。これが成功すれば、大きな前進です。

オンライン授業に向けて研修中

  

配信先の生徒達に話し掛けます  インカメラの設置場所を検討中

緊急事態宣言下で始まった2学期、いつ学級閉鎖、休校ということになるか分かりません。またコロナウイルス感染拡大の中、登校したくても登校できない生徒達もいます。

そのような折りですので、本校では、どのように学習支援をしていったらよいか、何ができるのか等について、教科部会や学年会を開き、グループで、もしくは個々人が、毎日のように考え、話し合い、試行しています。通信回線の大きさの問題や、乗り越えなくてはならない技術的な課題がたくさんあります。

上の写真は、1年職員が「オンラインでの授業」が可能であるか、どのような問題があるか等を、1年1組生徒達の協力を得ながら試行している場面です。すぐに100点満点の学習支援とはいきませんが、できることから一歩ずつ行っていきたいと頑張っています。

また、本日放課後には、生徒会担当職員の発案で、選挙管理委員会をリモート会議で実施しました(不特定多数との交流を避けるという考えです。)。各教室内に選挙管理委員1名のみが、タブレットを起動させて参加するという方法だったため?か、通信回線の問題が生じることなくスムースに行えたとの報告を受けています。新しい会議の方法として応用していければいいなと思います。

終わりの見えない状況下、保護者の皆様には、何かとご心配をおかけすることもあるかもしれません。職員も今までに経験のない事に挑戦し、学びを止めないよう、活動を継続していけるよう頑張っています。どうぞご支援をよろしくお願いします。(文責 飯田)

避難訓練を実施しました。

 

皆、無言でもぐりました。     避難経路図は全学級前扉に!

9月1日防災の日、全校一斉の避難訓練を実施しました。コロナ禍ですので、放送指示による一時避難のみ(各自が机の下にもぐる避難のみ)の実施です。その後、安全主任から避難時の留意事項等(下記参照)を話しました。

・一時避難では机の下にもぐり、頭を隠す。

・机が動かないように机の脚をつかむ。

・避難時は「お(おさない),は(走らない),し(しゃべらない)」を守る。

・出火元を確認し、避難ルートを考える。

・地震の際はカーテンを閉めるが、火災の際はカーテンを開ける。等

 滅多に起きない自然災害ですが、いざという時のために,毎年訓練を積み重ねています。これを機会に、ご家庭でも避難場所や非常持ち出し等の確認をしていただいてはいかがでしょうか。

「自分は今、何をすべきか」

  

始業式らしくありませんが・・・   静かに聞いてくれています。

 緊急事態宣言下での2学期始業式となりましたが、多くの生徒達が元気な顔を見せてくれました。夏季休業中、大きな事故なく今学期を迎えることができたのは、保護者の皆様のご協力のおかげだと思っております。感謝申し上げます。始業式は、例年のように体育館で一斉にという訳にはいかず、上の画像のように、密を避け各教室で放送を聞くという形での実施となりましたが、生徒達は、しっかりと話を聞いてくれていたようです。

始業式では、次のような話をさせていただいたので紹介いたします。

・・・前半略・・・今日は2学期を迎えるにあたり、気持ちの持ちようで学校は変わるという話をしたいと思います。・・・中略・・・今学期は予定されていた様々な行事変更等がありますが,学校の主役が生徒の皆さんであることには変わりありません。学校が良くなっていくか、逆の方向に行ってしまうかは皆さん次第です。そこで皆さんには、学級や授業、委員会や係活動、また部活動で、どうしたら集団が良くなるか、そのためには「自分は今、何をすべきか」ということを考えて行動して欲しいと思います。

このことに関して、アメリカ合衆国の第35代大統領、ジョン・F・ケネディさんは、就任演説の中で、アメリカ国民に向けてこんなことを話したそうです。「国があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるかを考えてください。」

この言葉を学校に当てはめれば、学校や先生が生徒のために何かしてくれるのを待つのではなく、生徒のみなさんが学校や学級、部のために何ができるかを考えてくださいということになります。

与えられるのを待つのではなく、自分で考えて行動するということです。先生たちが何もしないということではありません。先生たちも今まで通り、もしくは、コロナ禍ですので、今まで以上に頑張ってくれます。その上で皆さん一人一人が「自分には何ができるか」を考えて欲しいということです。

柏四中には379名の生徒がいます。その一人一人がこのような考え方をもち行動できたなら、学校は大きく変わることでしょう。皆さん一人一人が、「自分は今、何をすべきか」を考え、行動していくことで、柏四中をさらにすばらしい学校にしていきましょう。(以上 始業式での校長の話より)

子どもたちは無限の可能性を秘めています。だからこそ、与えられた環境に満足するのではなく、より視野を広く持って、より柔軟に思考する主体性をもった大人に成長してもらいたいと思っています。  (文責 飯田)

創立50周年記念事業 実行委員会発足!

   
     実行委員会発足!      担当毎の話し合い

    柏第四中学校は、昭和
48年の開校以来およそ半世紀の間に8772名もの卒業生を輩出してきました。保護者の皆様の中にも、本校を卒業された方がいらっしゃると思います。四中は地域との結びつきが強く、常に地域の皆様に見守られ、ご協力いただいていると感じています。地域に根ざす学校として、これからもより良い学校を目指していきたいと思っています。

次年度秋には創立50周年を記念して周年行事を行います。この歴史的な区切りの行事に携われることを光栄に思います。先日保護者の皆様には周年事業実行委員募集の形でお知らせしましたが、今回、綾 良仁元本校PTA会長に実行委員長を、寺嶋康栄現PTA会長に副実行委員長をそれぞれ快くお引き受けいただき、13名の方々と共に、実行委員会を発足することができました。まだ詳細は決まっていませんが、記念式典や記念誌作成等を行って行く予定です。今後、折に触れ情報提供していく予定ですので、ご理解とご協力をお願いします。

宗形栄養士が着任しました!

    
宗形栄養士さん。         「検食」します。

6月30日付けの文書でお知らせしたとおり、駒形栄養士が産前休暇に入ったため、7月12日に、宗形香代子(ムナカタ カヨコ)栄養士が着任しました。

宗形栄養士は、これまで柏市以外にも、松戸市、流山市、野田市、我孫子市の小・中学校30校以上で務めてきた大ベテランです。今までの豊富な経験を生かして、安全でおいしい給食を作ってくれると思います。野菜納入業者とのやりとりの話を聞かせてもらいましたが、即戦力として大活躍で、安心して給食を任せられると感じています。

家では「イングリッシュ・セッター」という種類の犬を飼っているそうです。1時間位かけて行う犬の散歩が趣味だそうです。校内であったら気軽に話し掛けてあげてください。

左上の写真は、毎日行う「検食」のために、宗形栄養士が本日の給食を運んできてくれた場面です。生徒が食べる30分以上前に校長が試食し、異物混入や味付け等をチェックします。   (文責 飯田)


                        

1学年スポーツ大会開催

   
ドッジボール大会         ボールを飛ばしてバトンタッチ
    
クラス対抗リレーです。      工夫を凝らした種目ばかりです

 今まで延期になっていた1学年の「スポーツ大会」が、さわやかな風薫る(ちょっと暑かったですが・・・)好天の中で行われました。

前半は、頭脳の部と称して室内で「クイズ大会」「クラス紹介動画」が上映されました。動画撮影や編集作業等があり大変だったようですが、できはいかがでしたでしょうか。

後半のスポーツの部は、コロナ禍ということで、ソーシャルディスタンスを意識した競技でした。ドッチボールに続いて行われた「布でボール運び」は、2メートル四方の布の四隅を4人で持ち、真ん中のボールが落ちないように運びます。「東海道五十三次」は、一輪車でボールを運んだり、タイヤに乗せた友達を引っ張ったりするリレーです。どちらも工夫を凝らしたクラス対抗種目でした。

Make up For our lost time  ~私たちの失われた時間を取り戻せ!!~」というテーマのとおり、それぞれのクラスが,十分に楽しめているように思えました。また、早くゴールしたチームが、まだゴールできないチームを応援したり、励ましたりする姿が見られ、生徒達の優しさを垣間見られた大会でした。

 これだけの行事を,実行委員中心に自分たちで作り上げてきた1年生のこれからの成長が大変楽しみです。 (文責 飯田)
  

脱いじめ傍観者教育

      
 真剣に講師の話を聞いていました。 

 先日、1年生全クラスで、いじめ防止についての授業が行われました。ストップイットジャパン株式会社から専任講師が来てくださいました。『ストップイット(STOPit)』は、いじめを匿名で相談・報告できるアプリで、この授業は、柏市がいじめの未然防止・早期発見・早期対応に向けた取り組みの一環として、平成29年度から柏市内の中学1年生全員を対象に行っているものです。もちろん柏市内全ての中学生がいじめ相談を無料で行えます。柏市教育委員会に直接相談できますので、学校では相談しづらいことなども安心して話せるのが特徴です。スマートフォンやパソコンがない場合は電話での相談もできます。

さて、この授業では、いじめが起きている時に、いじめを止めようと、行動できる人と、行動できない人との差異はあるものの、どちらにしても学級内の「いじめられている人を心配する雰囲気」が強いといじめは止めやすいという話がありました。さらに「クラスの雰囲気は一人ひとりが作っていくもの。毎日の一人ひとりの態度が大切です。」との言葉が印象的でした。ぜひ、困っている人がいたら、放っておかない温かなクラスにして欲しいですね。

『ストップイット(STOPit)』に関するプリントは1年生全員に配付されています。ご家庭でも話題にしていただけると子どもたちの意識も高まっていくものと思われます。  (文責 飯田)