日誌

四中日記 令和3年度

「素敵な歌を聴けて心が一杯です。」との講評

      

1年3組「Let's  search  for  tommrrow」             1年1組「Believe」

 

    

1年2組「大切なもの」           1年4組「明日へ」

今日は、合唱交歓会最終日、1年生の発表です。先輩達の姿を見て学ぶ機会をもつことなく本番を迎えることとなりました。中学校での合唱発表の場をイメージすることができず大変だったと思います。司会進行の歌声委員の生徒達も、開始前は、「緊張しています!」と言っていました。開、閉会式での挨拶やクラスの移動指示等の声を聴いても、緊張しきっている様子が伝わってきました。そんな中、会を最後まで進行できたことは立派でした。

さて、1年生の合唱ですが、よくぞここまで仕上がったと思います。以前の記事にも書きましたが、しばらくは歌を歌うということをしていなかったので、歌う筋肉ができておらず、すぐ疲れてしまうという状態でした。しかし、今日はどのクラスもしっかりと合唱を仕上げていてくれました。大きな進歩です。

歌は4クラスそれぞれの個性が光っていました。「強弱をつけようと頑張るクラス」「元気いっぱいのクラス」「音程をしっかりとっているクラス」「男女の掛け合いが良いクラス」、どれも1年生らしく初々しい仕上がりでした。

閉会式の講評では、「素敵な歌を聴けて心が一杯です。クラスで一つの曲を仕上げられたことを自信にして、今後の学校生活を頑張り、ますます良い合唱を作り、そして良い学年にしていってください。」とのエールをもらえました。合唱に関して言えば、ほぼゼロからここまで作り上げた(頑張れた)学年です。先輩達からの良き伝統を受け継ぐ素養を秘めた1年生の今後の成長が非常に楽しみです。(文責 飯田)

メリハリをつけて練習してきた成果ですね。

    

2年1組「Tomorrow」       2年2組「COSMOS」

 

    

2年3組「心の中にきらめいて」   2年4組「あなたへ」

 

連日の合唱交歓会。本日は2年生です。2年生は音楽の授業時数が少ない中、朝・帰りの会等の少ない時間を使って一生懸命に練習してきました。昨年度、合唱コンクールがなかったため、目標イメージを描き辛いというハンディもあります。

練習開始直後の音楽の授業で歌を聴いた時には、果たして歌えるようになるのかと大変心配しました。その時と比べると今日の歌は雲泥の差です。どのクラスも成長の度合いで言えば、3年生に引けをとらないものがあります。きっと2年生自身も自分たちの成長を実感していることと思います。

この2年生の飛躍的成長を見るにつけ、思い出されるが、林間学校のまとめ集会です。その時の集会で生徒達から出されていた今後の学校生活の目標に、「メリハリをつけた学校生活を送る」、「自分自身が意識して生活する」等がありました。おそらく、その反省を心にとめ、ひとり一人がメリハリをつけて歌声練習をしてきた成果なのではないかと思いました。

2年生は、順位をつけないこととしていたため、どのクラスも必要以上に緊張することなく、ゆったりした気持ちで歌えたのではないかと思います(すみません。筆者の勝手な推測です。もしかしたら「採点しなくて済む」というこちら側の気持ちの持ちようかもしれません)。どちらにしても、あのスタート時点からの成長の度合いはとても大きく、聴いていてほっとする良い歌声を披露してくれたと感じています。

まだまだ伸びる2年生、1年後の合唱祭の目標は、今日披露してくれた3年生代表クラスの歌声を超えることです。これからも頑張り屋の2年生を応援していきます。(文責 飯田)

心洗われる歌声でした。3年生全員に感謝!

 3年1組 「青葉の歌」

 3年2組 「ひこうき雲」

  3年3組 「With  You  Smile」

 ようやく実現できた合唱交歓会。昨年度は合唱の発表機会がありませんでした。音楽の授業で歌うことさえ満足にできず、ハンドクラップやハミングの実施にとどまりました。歌声を再開したのはつい先月です。合唱交歓会を保護者の皆様に聴きに来ていただく計画をしましたが、正直不安はありました。しかしどのクラスの生徒達も、本当によく練習してきました。朝、帰りの会の時間になると、階上から歌声がきこえてきます。日に日に良い歌声になっていくのがわかりました。歌い過ぎて喉をからしてしまうのではないかと心配するほどでした。

 今日の発表では、どのクラスも四中生らしく、それぞれの思いをしっかり込め、精一杯歌ったと思います。皆さん感動されたのではないでしょうか。審査も難航しました。どの曲もそれぞれ良いとことがあり、甲乙付けがたく悩みました。体育館から職員室に戻った際、「(合唱を聴いて)うるうるしちゃいました。」という職員もいました。3年生の歌声は聴いている人達を幸せな気持ちにしてくれました。私は心洗われる思いでした。本当に感動をありがとうございました。

 コロナ禍で、予期せぬ困難や心配事が出てきています。その一つが伝統を如何に継承していくかです。よく1年生は、3年の先輩達の歌声に触れて、そのすばらしさに感動し、「自分たちもいつかは先輩達のようになりたい。」と原動力にしていきます。多くの行事で同様のことが起こりますが、行事等が実施できないため、それが叶わなくなりつつあります。

 今日最優秀賞をとったクラスには、他学年の合唱交歓会で歌ってもらうことになっています。合唱の伝統を繋ぐ最後の頼みの綱です。「下級生へのバトンパス」よろしくお願いします。

 本日保護者有志の方々に受付等のお手伝いをしていただきました。ご多用の折、また師走の寒空の下、ありがとうございました。今後も子どもたちのご支援をよろしくお願いします。 (文責 飯田)

 

   

 

 

調理実習はいつ以来?「いももち」を作りました。

    

レシピです。                芋を練ります。             「すりきり」を教わっています。

    

焼きはじめ。油を伸ばします。        弱火で丁寧に焼いていました。       ホントに楽しそうでした。

 3年生の調理実習にお邪魔しました。献立は「いももち」です。茹でたジャガイモをつぶしてフライパンで焼くという、すこぶる単純な料理です。生徒達は、とても楽しそうで、1時間中笑顔が絶えない様子です。調理実習は1年生の時以来でしょうか?「楽しいです。」と言葉に出してくれる生徒もいますが、声に出さずとも表情を見ていればわかります。

 手際よく焼きに入る生徒がいる一方で、ガスの火を点けるのもおっかなびっくりで、いつまでも芋練りを終えない生徒、「料理ができる男子はもてますよね~」と言いながら頑張る男子、火が強すぎて焦げ始めたのを先生に手助けしてもらう生徒等々、色々です。

 久しぶりの調理実習が心配だったのか、栄養士さんもヘルプに入っていましたが、結局50分間生徒につきっきりで手伝っていました。職員室に戻ってきて、「疲れたけれど、私も楽しかった~!」と嬉しそうな顔をしていました。

「いももち」の作り方が将来役に立つかどうかはわかりませんが、物事を体験することは尊いことだと生徒達の様子を見ていて改めて思いました。私も、楽しそうな生徒達を見ていることが嬉しくて、つい50分間居てしまいました。

 12月中に、3年生他クラスでも「いももち」を、2年生は「ハンバーグ」を作る予定です。 

 (文責 飯田)

プログラミングの授業は「楽しいです!」

  

ロボットは指示した通りにしか動きません    何やら、難しそうな指示ですが、、、

    

曲がってゴールにたどり着いたロボット。    皆、必死でした。

先日、3年生の技術科の授業を参観しました。新学習指導要領で充実が図られることになった「プログラミング」の授業です。「プログラミング」と聞くと、コンピュータを得意としない人(わたし自身もそうですが)にとっては、専門的すぎるという印象をもつかもしれません。しかしながら、授業は生徒達にとって楽しく学べる教材によるものでした。

上記画像だけではお伝えすることは難しいですが、「動作」「速度」「時間」等をPCで指示(入力)し、PCと繋がれたロボットをスタート地点からゴール地点まで導くという学習です。ロボットを回転させる時間が長すぎると、あらぬ方向に進んでいったりと、なかなか思い通りに行かないようでした。時間等の微調整を繰り返しながらゴールにたどり着いた時には、充実感に満ちた表情を見せていました。声をかけてみると「これ、楽しいです。」との嬉しい言葉が返ってきました。

「Society5.0」と言われる人工知能を存分に活用し、共存していく時代が来ています。コンピュータを理解し、上手に活用する力を身につけることは、特別な人が特別に学ぶものではなく、誰もが学んでいかねばならない必須のものです。これからの時代を牽引していくことになる生徒達の頑張りを、これからも応援していきます。 (文責 飯田)

3年生の授業参観を実施しました。

   

3年昇降口で検温中です     後方から参観中

連日のコロナ新規感染者数が低いレベルで落ち着いており、昨日は1年5ヶ月ぶりに0人という喜ばしい数値でした。このような状況下、本日午前中、3年生のみ授業参観を実施しました。実に1年生の時以来の授業参観とのことです。1時間の参観者数が10名以下になるように計画していましたので、教室内に保護者が密集するということなく実施できました。

久しぶりに参観してもらった生徒達の心中はわかりませんが、親としては子どもの成長していく姿を見られることは大きな喜びだと思います。次の機会は、次週予定している合唱交歓会です。数日前からオミクロン株という変異株が確認され感染再拡大懸念のニュースが報道されています。来週の実施に影響を及ぼすことがないよう、祈るばかりです。

今回30名弱の保護者の皆様に来校いただきましたが、実施に当たっては、検温チェックにご協力いただきました。また、寒い昇降口で受付をお手伝いいただきました保護者代表の方々、大変助かりました。ありがとうございました。

 (文責 飯田)

苦手科目克服のチャンスが「チーてれ」に!

 

昨日「チーてれスタディーネット(以下「チーてれ」)」という学習動画配信のお知らせプリント(※)を全校生徒に配付しました。「チーてれ」というのは、昨年度コロナ禍で休校措置がとられていた最中、学習機会確保のために、千葉県教育委員会の先生方が中心になって作成してきた授業動画です。1年半の歳月をかけ、ようやく各教科、各単元の動画が完成したとのことです。

千葉県内全ての小中学校の児童生徒が学習できるようにするため、県内で使用されている全ての教科書に合わせて動画が作成されています。それぞれが10分~20分位で視聴できるようになっており、学習プリントも印刷して使用できます。

苦手科目がある人や、理解を深めたい教科がある人にとっては、何度も繰り返し見られることや、動画のスピードを変えながら自分のペースで視聴することができること、中学生でも小学校の学習動画を見ることができるため、誰に気兼ねすることなく、じっくりと学んでいける等の利点があり、大変魅力的です。

せっかくタブレットを持ち帰っているのであれば、「チーてれ」を利用して、苦手科目の克服や理解を深めることに使ってみてはいかがでしょうか。まだできあがったばかりの動画ですので、これを利用すれば学力が身につくという検証結果はありませんが、目先の得点にこだわることなく、主体的な学習習慣を身につけるために役立つことはまちがいありません。ぜひ1度、利用してみることをお勧めします。 (文責 飯田)

※ 配布プリントは、このHP→「おたより」→「伝言板」の中にもあります。

「2年生もすばらしい学年です。」林間学校まとめ集会より

        

発表を聞く生徒達              「メリハリをつけて・・・」         格技場前に整然と並べられた上履き 

今月初旬に実施した2年生の林間学校から、早いもので3週間が経ちました。今日2学年は、これまでに学級や各部会で行ってきた林間学校の振り返りのまとめとして、「林間学校まとめ集会」を実施しました。

各学級や部会での良かった点と反省点、そしてこれからの課題等が全体化されました。時間をきちんと守らねばならないこと、不要な私語に注意すること、挨拶やメリハリある学校生活の重要性等が出されていました。

この集会をすばらしいと思ったのは、林間学校という行事を「楽しむだけ」で終わらせるのではなく、今後の自分たちの生活に生かし、さらに成長していこうとする姿が見られたことです。

生徒達の締めくくりは実行委員長の話でした。林間学校のスローガン「move by yourself」になぞらえて、「自分たち自身が意識して行動しよう。」と主体的な行動を呼びかけていたところです。

3年生が委員会活動や部活動等の第一線から退いている日常ですが、この2年生ならば、立派な3年生が築いてくれた伝統の継承者として、次の四中を任せられると感じました。

(文責 飯田)

    

 

合唱交歓会実施までの道のり

   

   

帰りの会での練習風景です。

 来月上旬に行う「合唱交歓会」の日取りを、本日すくすくメールでお知らせしました。本校体育館で実施する学年毎の発表を、自分のお子さんのクラス発表だけを聴いていただけるように考えています。今まで行ってきた合唱コンクールとは異なる学年毎の取り組みのため、まだ計画を練っている段階です。詳細が、お知らせできるようになりましたら、ご連絡いたします。

 上記画像は、生徒達が帰りの会で一生懸命に練習する風景です。先日も「四中日記」に書きましたが、2年間合唱を行っていなかったブランクは想像以上に大きく、曲を仕上げるのにとても苦労しています。はたして交歓会を実施できるレベルに仕上がるのかどうかが心配です。担任達も生徒と一緒に歌う等、必死です。どうか、仕上がり具合よりも、一生懸命に歌う生徒達の姿を、温かな気持ちでご覧いただきたいと思います。よろしくお願いします。

 計画の中心になっている担当者も、保護者に参観していただくに当たり、「タイムスケジュール」「待機場所」「入れ替え等の案内人材の確保」「動線」「雨天時の傘の扱い」等々、様々なことに頭を悩ましています。今後の計画により、ご協力いただかなくてはならないことも生じてくるかと思いますが、ご理解の上、ご協力をお願いいたします。合唱交歓会当日まで20日程、生徒達の成長を見守っていきます。 (文責 飯田)

 

 

「学びに向かう力、人間性等」(体育の授業より)

    

温かな雰囲気で行われる授業        自分のフォームをタブレットで撮影    振り返りは皆でタブレットに入力

 皆さんは体育の授業をどのようにイメージしますか。1番に思い浮かぶのは各種目の技能向上でしょうか。当然それらはあって然るべきですが、先日、研究授業で行われた3年生の体育にはプラスαがありました。互いに励まし合いパフォーマンスを上げることや、タブレットを使って自分のフォームを確認すること、今日の振り返りを仲間とシェアすること等も行われていました。

 競技種目は陸上競技でしたが、投げるフォームをタブレットで撮影して確認することで、飛距離を伸ばそうとする姿が見られました。授業中には、「できる。できる。」「おしい!」という生徒同士の声かけと共に、「皆の声かけがすばらしい!」という教科担任の声も響いていました。以前の体育とは様変わりしたなと感じています。

 体育ですので、運動量の確保や技能向上は欠かすことができませんが、気持ちの面に対する指導も重要視されるようになっています。これは、新学習指導要領にある「学びに向かう力・人間性等(※)」を育てることの一環でもあります。3年生女子の体育でしたが、とても温かな雰囲気で行われており、このような状況であれば、体育が得意な生徒はもとより、体を動かすことが不得手な生徒達にとっても、取り組みやすい場になると感じました。

※〔学びに向かう力、人間性等〕とは?

令和3年度から全面実施となった「新学習指導要領」にある、生徒に身に付けさせる資質・能力の3つの柱の一つ。具体的には、主体性、自己の感情を統制する力、人間関係を形成する態度、チームワーク、思いやり等々、文部科学省のHPには幅広く記されています。

「学びに向かう力、人間性等」以外の2つは「知識・技能の習得」と「思考力・判断力・表現力の育成」です。

(文責 飯田)