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読書ノススメ
本は与えられても、読書は与えられない。読書は限りなく能動的で、創造的な作業だからだ。自分で本を選び、ページを開き、文字を追って頭の中に世界を構築し、その世界に対する評価を自分で決めなければならない。それは、群れることに慣れた頭には少々つらい。しかし、読書が素晴らしいのはそこから先だ。独りで本と向き合い、自分が 何者か考え始めた時から、読者は世界と繋がることができる。孤独であるとい うことは、誰とでも出会えるということなのだ。
「小説以外」 恩田陸 著 新潮文庫 より抜粋
夏休みに、本を読むことをおすすめします。SNSから離れ、自分自身と向き合う時間を大切にしてください。孤独であるということは、新しい出会いがあるということなのです。