ブログ

活動の様子(R04年度)

可能性の扉を開け

部活動見学の時「絶対にパーカッション希望だ」と確信を持てる

ほど、熱心な眼差しで吹奏楽部パーカッションの先輩達の練習を

見ている1年生がいました。正式入部した後にはフルートの練習

をしており自分の勘違いかと思いましたが、なんと経験者にも第4

希望の楽器まで練習させているようでした。小学校から吹奏楽部

の生徒にとっては愛着が湧いているであろう楽器も、中学生になれば

変更となる可能性があるようです。

希望通りのパートとなるかどうかを左右するのは、音楽科の教員二人

が待ち構える教室でのオーディション。入室後、自己紹介をしてから

実技を始める様子は完全にオーディション会場そのもので、緊張しない

のは無理だと断言できるほどの空気でした。オーディション前の1年生

が演奏の練習だけでなく、入室後の自己紹介の練習までしていたこと

からも、その緊張感がうかがいしれました。

そんな試練を乗り越え、ついに1年生もパートが決まったようで、

先輩達と一緒に演奏を始めていました。令和4年度の吹奏楽部の活動

が本格化していきそうです。

 

 

夫婦円満のコツを勉強する時代

黒板に「男女共同参画社会」のワードを目にすると、公民の授業

をしているかと思いそうですが、実際に登場していたのは1年生

の家庭科の授業でした。

「男性は仕事。女性は家事育児」という固定概念をくつがえすべく

家庭で出来る家事の分担について考える1年生。授業が発展すると

「新婚の夫婦が家事と仕事を両立しつつ、自由な時間を作るには

どうすればよいか?」という題目で新婚生活をシミュレーション

していました。まだアルバイトも出来ない年齢でありながら、女性

の社会進出と新婚生活を真剣に考えていました。

3年生は更に発展し、結婚後に子どもが生まれたことを見越して、

幼児の視野を体験していました。幼児視野体験メガネという、子ども

の視野を体験出来るメガネを付け、身長もしっかりと100㎝に調整

すれば気分はすっかり幼児そのもの。毎日過ごす教室を少し違う視点

で大冒険していました。

この年齢から家事と育児についてここまで勉強しているのならば、

生徒達には家庭円満な未来が待っていそうです。

勝って兜の緒を締める

職員室と武道場の距離は目測で100m以上は離れている

ように見えますが、それでもなお、放課後には剣道部の

掛け声と竹刀のぶつかる音がはっきりと聞こえてきます。

14日の土曜日に大会に出場したばかりにもかかわらず

これだけ迫力のある練習をするバイタリティーには関心

してしまいます。

大会の結果はというと、ベスト8に入賞するという、多少

浮かれてしまっても不思議ではない結果。防具を付けている

ため、表情からは一切読み取れませんが生徒達の練習する姿

からは、結果に満足しているような様子は微塵も感じられ

ませんでした。

大会に出ていない1年生達も、そんな先輩達に近づこうと

打ち込みの練習に励んでいます。男子生徒の打ち込みは

先輩の構えた竹刀が振り落とされそうなほど強烈です。

 

心は繋がっている

約1週間後に林間学園が控えている2年生は、体育館で

キャンプファイヤーの定番「マイムマイム」の練習を

していました。

現在、まん延防止措置や緊急事態宣言は発令されていませんが

感染症対策は欠かせないということで、直接手は繋がないよう

ですが、大きく円を描く2年生の動きには一体感があります。

一体感は掛け声にも表れています。男子生徒達の低温ボイスによる

掛け声が、楽し気な曲調のなかにも迫力を加えており、

学年全体の勢いが何割か増しているように感じました。

体育館の練習でこの迫力であれば、いざ火を囲んだ本番には

さらなる大迫力となることは間違いありません。

 

廊下で始まる自主学習

4月当初から2年生の廊下に飾ってある「2年生の目標川柳」

ですが、1月が経過しようという本日にも、昼休みには川柳を

鑑賞している生徒がいます。

身の引き締まる思いになる川柳や、クスッとくる川柳が多く

あるため、未だに鑑賞会が自発的に開催されることもうなずけます。

1つ上の階では、美術の授業で作成した「クネクネ点々ART」

を1年生が鑑賞しています。指先を細かく動かす練習として

実施した授業らしいですが、完成した作品はなんとも芸術的。

作品を作る際の、それぞれの思惑が感想欄には書かれており

美の価値観が人によって違うことがよくわかります。