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活動の様子(R04年度)

ウィンウィン

3年生の数学の授業は内容が高度過ぎるため、文章で説明

するのが困難です。少し授業を見ただけでは、その内容を

理解することは出来ませんが、クラスメート同士で問題を

教え合う姿を見ると、生徒同士で学び合う良い学級である

ことは一目で理解できます。

人に教えることで理解が深まるという説もあるため、数学

が得意な生徒にとっても、苦手な生徒にとっても力を延ばす

事の出来る時間となっているように思います。

切り身ばかり買ってしまいませんか?

2年生が動物の図鑑を作りました。この文章を読むと、小学2年生

の生活科の授業かな?と思いそうですが、実際の完成品を見ると

高校2年生の生物の授業かと思ってもおかしくないほど良く調べら

れています。

本日は生物の不思議にさらに一歩踏み込んで、イカの解剖の授業

をしていました。「イカには心臓が3つある」「食道が脳を通って

いる」など、インターネットで調べても分かることではありますが、

自らの目と手でしっかりと確認する2年生。生のイカの感触と臭い

を感じながらの授業は、言葉や文字で解説されるよりも印象に残った

のではないでしょうか?中には、生き物の体を分解するという行為

に苦い顔をしている生徒もいましたが、班員メンバーと協力しながら

実験を進めることが出来ていました。

今回の授業を受けたことで、イカの体に精通した2年生であれば、

下処理されていないイカを食品売り場で購入する大人へと成長する

かもしれません。

 

偶然の産物

3年生の受験も目前に迫ってきており、脳のリソースを勉強

に割きたいところでしょうが「大地讃頌」「仰げば尊し」

といった、年度末行事に向けた歌も次々と覚えています。

忙しい時期ではありますが、有終の美を飾るため、生徒達は

各パートに分かれて一生懸命に練習をしていました。

各パートの練習の成果を確認するため、授業終盤には合唱が

始まります。別れをイメージした切なくも壮大なイントロが

流れると同時に、キーボードの自動演奏で軽快なリズムが

刻まれ始めるという、偶然が生み出した不釣り合いな協奏

にはクラス全体が笑いに包まれていました。

学校は楽しいところだと再認識したような気持ちです。

 

※保護者用ページの「輝秋祭」を更新しました

短縮でも色々ある

朝夕の冷え込みが厳しくなる季節となってきましたが、

本日から冬季トレーニングが開始され、生徒達は朝陽

を浴びながら自らを追い込んでいます。練習後の生徒

の背中からは湯気が立ち込めており、寒さを吹き飛ばす

ほど努力をしていることが一目でわかります。

校内では、後期中間テストに向けて計画を練ったり

卒業アルバム用の写真を撮影したりと、3時間の日程

にも関わらずあらゆる動きがありました。

新感覚

技術科の授業で、恐らく人生初であろう、電子回路のはんだ付け

に挑戦する2年生。未知の体験に全員が興味津々のようで、待って

いる間は自習をしてもよいという指示が出ていましたが、クラス

メートがはんだ付けをしている様子を椅子から身を乗り出して

見守っていました。

作業の時は興奮気味でしたが、電子回路の解説が始まると、全員

が姿勢を正して黒板へと目を向ける、気持ちの切り替えの早さを

見せてくれます。技術的な部分も相当筋が良いようで、担当教員

からは才能ありの太鼓判を受けていました。

 

DIY

11月初旬から自家製腐葉土を作成するスペースを開拓

していた菜の花学級。雑草が生い茂り石も混じった荒地を

整備する一大プロジェクトでしたが、見事に最後まで成し

遂げていました。

腐葉土を囲う板は学校にあった木材を加工して作っており、

作成するに当たって新しく購入したものは無いと思われます。

菜の花学級の自給自足の精神は肥料づくりだけでなく、野菜

につく害虫駆除の方法にも表れています。そこそこのスペース

に野菜が植わっていますが、1つ1つ丁寧に虫による食害が

ないかをチェック。既製品の農薬には一切頼りません。畝を

跨ぐ姿勢は足腰にきそうですが、高品質な野菜を作るため、

低い姿勢をキープしていました。

 

 

 

鑑定団

11月4日には、松戸市立博物館のホームページにあるVRツアーで

学校にいながら博物館見学をしていた菜の花学級。本日は柏市教育

委員会文化課の方が、柏市内で出土した土器などを学校まで持って

きてくださり、画面越しでない実物の土器を見せてくださいました。

特別授業中、複数ある土器の中からどれが一番新しいか目利きに

挑戦する生徒達。土器の模様や形をじっくりと観察して年代を推理

していました。

土器の中には柏三中の近所にある今泉遺跡から出土された物もあり、

なんとそれは4000年前の縄文時代後期に作られたそうです。自分

達が住んでいる土地に、それほど昔から人々が暮らしていたことには

生徒達もさぞかし驚いたことと思います。

貴重な文化財だけでなく「土器は遺失物扱いで、発掘したら一度警察

に届け出る必要がある」「新潟県の石材で作られた石斧が柏市内で

出土した」などなど、色々な知識まで教えてくださいました。

 生徒達に貴重な体験やお話を提供してくださりありがとうございました。

おはようAll Days

朝のあいさつ運動「おはよう3Days」で、生徒達の朝の

あいさつの様子は保護者の方にも伝わったと思われますが、

放課後のあいさつの様子も是非ともご覧になっていただき

たいほど素晴らしいです。

特に凄いと感じるのは、体育館に入った瞬間にあいさつを

してくるバスケ部と、自分があいさつをされているという

確固たる自信を持てないほど遠くからあいさつをしてくる

ソフトテニス部です。1人が職員に気付いてあいさつをする

と、それに続いて全員があいさつをするところからは、

チームとしての団結力も感じさせてくれます。

 

※ 保護者用ページの卓球部のページを更新しました。

好きこそものの上手なれ

3年生の情報の授業では、自分の好きなものについて

プレゼンテーションしていました。学習に関係なければ

ダメという制限から解き放たれた生徒達は、ゲーム・

漫画・ドラマ・グルメ・音楽などなど、自らの趣味を

全開にした発表をしていました。

好きな物の発表だけあり、その内容はかなりマニアック

で、そのジャンルに精通した者でなければ理解できない

ような固有名詞がドンドン飛び出てきていました。若者

でなければ話についていけないかと思うと、紹介している

ものの魅力を具体的に解説もしており、聞いている生徒達

に新たな世界に興味を持たせるほどの魔力がありました。

発表の最後に見事なダイレクトマーケティングをしている

生徒などは、プレゼンテーションの才能の塊と言えそうです。

座布団1枚

11月1日の記事でも紹介された1年生の「自分流故事成語」も

全員が作成を終えました。完成した作品の中から各班の代表を選び

クラスのナンバーワン自分流故事成語を決めるチャンピオンズリーグ

が開催されていました。

発表するまでには、代表者のスライドを更に良くするため班全体で

改善点を挙げる1年生。挿絵が登場するタイミングや文字のサイズ

や色など、最高のプレゼンを追求するために細かい部分まで話し合い

をしていました。

ナンバーワンとなった故事成語は、上手く現代風にアレンジしたもの

や、元となった故事成語を極力変えていないものなど、クラスナンバー

ワンの栄光に輝くのも頷ける作品ばかり。元の故事成語はネガティブ

な意味を持つ「烏合の衆」をロマンティックな感性でポジティブな

意味へと持つ「羽合の秋」へと変換させた作品は学級通信にも大きく

取り上げられていました。

百学は一験に並ぶ?

体育と言えば体を動かすことが中心かと思いますが、座学

をしていることも多く、頭も頻繁に動かしています。

スポーツの歴史やルールなどの知識を学んでいるようですが、

プレーのコツや効果的な使いどころなど、実戦にも役立つ

知識まで学んでいます。

がむしゃらにプレーするよりも、体の動かし方を学んだ状態

の方が上達は早いと思われますので、こういった授業も体育

では重要な気がします。

理解が追いつかない世界

昨日の記事の通り、2年生の作ったボックスアートで

彩られた職員玄関前の廊下ですが、美術部がなにやら

作業をしており、柏三中の廊下が更に美しくなる予感

がします。窓ガラスにビニールセロハンのような物を

貼り付ける前には、ガラスの掃除と貼る位置の計測を

しているため、時間はかかりそうですが地道に校舎全体

を作品へと変貌させているように見えます。

新校舎の工事の影響でPCルームを使えなかったコンピ

ューター部でしたが、本日の午後からホームである

PCルームで活動を再開していました。活動の様子を

見ていると、1からアクションゲームを作った部員を発見。

敵が動くだけでも500個くらいのプログラミングを

組んでいるらしいです。凄すぎて理解が追いつきませんが、

複数の武器を使ったり、攻撃が当たったかどうかを判定

したり、HPが減ったり増えたりと、あらゆる現象に同じ

ようなプログラミングを組んでいるような気がします。

キャラクターが動くアニメーションまで自作という、

徹底した自給自足っぷりにはただただ驚かされるばかり

です。実際に動いている動画を撮影しましたが、4分間

撮影してやっと全5ステージ中の1ステージが終わると

いうボリュームも凄まじいです。

 

 

 

個性の宝石箱や~

以前は菜の花学級の生徒達が作ったトートバッグが

飾られていたスペースに、今度は2年生が美術の授業

で作ったボックスアートが飾られています。

自分の趣味を全面に出した作品・小学生時代に買った

ものを再利用したことが想像できる作品・通常であれば

捨てるだけの物を以外な使い方をするアイディア溢れる

作品・箱の中に収めるという常識に囚われない作品・

ホラー・ポップ・などなど、作品の個性を挙げたらきり

がありません。

1つ1つの作品自体にも芸術性がありますが、クラス

全員の作品を積み重ねることで、更なる芸術品へと

昇華されているようにも見えます。作品を並べる生徒

も、誰の作品をどこに置けばより美しくなるのかを考え

ながら並べていました。

放課後には、2年生担任達が誰がどの作品を作ったのか

予想する大会が開かれていました。意外と正答率は低い

ようで、芸術を通して生徒達の秘めたる表現力や才能

を実感しているように見えました。

未来の礎を作る者たち

今年度の1年生の人数は200人ほどで、柏三中の生徒数

の増加が予測されるような数字となっています。生徒数が

増えると必然的に必要となる教室数も増えるため、教室の

確保は柏三中の早急に解決すべき課題と言えます。

そんな、柏三中の数年先まで続きそうな悩みを菜の花学級の

生徒達が1日で解決してくれました。3階にあるストーブ

倉庫に置いてある荷物をリレー方式で1階まで素早く運ぶ

生徒達。輝秋祭でのトーンチャイムでも見せてくれた抜群

のコンビネーションをここでも発揮していました。

重さ10キロ程度のストーブを運ぶのはなかなかの重労働

ですが、生徒達は一生懸命に運び、活動の最後にはジャージ

を脱ぎ捨てるほどに汗を流していました。

本日の菜の花学級の活躍は、数十年先の未来にまで影響を

与えるレベルの貢献だったと思います。

キャリア教育数学

2年生の数学では、電車の出発時間と進む距離を表した線が

何本も飛び交う複雑なグラフが出てきています。実際の電車

の動きを表すグラフはもっと複雑らしいですが、鉄道会社も

活用しているグラフを生徒達は懸命に読み解いていました。

計算機を持っていても解けない、社会人でも活用することのある

数学の問題には、生徒達も数学の授業の意義を感じたのでは

ないでしょうか?

 

 

 

授業中も隠せぬ3位の画力

「河童と蛙」の詩の起承転結を絵で表現する1年生の国語の授業

を見ていると、担当教員から1人の生徒の絵をお勧めされました。

簡略化して書いているのにも関わらず誰が見ても河童とわかる

特徴を捉える力と、起のコマで「河童の皿を月すべり」という

詩の部分をしっかりと再現する細かさを合わせ持つ素晴らしい

作品でした。国語科の教員が一目で心を奪われるのも納得です。

そんな、一瞬で人の心を奪う魔性の作品を創作する1年生ですが、

何日間にもわたり厳選な審査をしたであろう「千葉県旬間防犯

ポスターコンクール」でも審査員の心を奪い、見事に千葉県で

3番目の栄誉である銅賞を受賞していました。ポスターに使った

主な色は青・赤・白の3色だけのように見えますが、3色だけ

で水と人物との境界をここまでハッキリと表現する技術を見れば

千葉県3位という結果もうなずくことが出来ます。

 

教員の未来は明るい?!

本日は、柏中央高等学校の1年生がインターンシップ生として

1年生と2年生のクラスで1日を過ごしました。柏中央の生徒達

は、授業の様子をしっかりと見学し、数学の授業などでは三中の

生徒達と共に問題を解いている姿も見られました。教科学習の

時間では、高校生・中学生ともに静かに授業を進めていましたが、

班ポスターを作る学活の時間では楽しそうに談笑しており、わずか

1日だけでもしっかりと親交を深めていたようです。放課後には

活動時間10分程度の部活動にも積極的に参加。生徒達が下校する

最後の最後まで活動を共にしていました。

インターンシップ終了後、柏中央の生徒が持っているメモを見せて

もらうと、授業の導入や工夫などが書かれており、学ぶ意識をしっかり

と持って本校に訪れてきたことが伝わってきました。それだけでなく、

「昼休みに話しかけてくれた」「避難訓練で椅子を貸してくれようと

した」等々、教員では気付かないような生徒達の良いところを名前

付きで書いていました。年齢としては3歳ほどしか離れていませんが、

教員のような視点でしっかりと柏三中の生徒を見守ってくれていたよう

です。初志貫徹を校訓とする柏中央の生徒が、これほど温かな人柄で

あれば、生徒達によりそう素敵な教員になることは疑いようがありません。

 

先生も緊張

本日の2校時に、1年2組にて「1人1台端末を活用した授業改善

検討委員会」の国語の実践授業が行われました。授業の様子を見る

ためにいらっしゃった、柏市教育委員会の指導課に勤務する方々の

視線に加えて、撮影用のカメラまで設置され、生徒達もさぞかし緊張

したことと思います。それを差し引いても、生徒達の集中力は素晴ら

しいもので、黙々と課題である「自分流故事成語」をパワーポイント

で作成していました。自分流故事成語は1つ作れば目標達成となるの

ですが、それで満足せず、もう1つパワーポイントを作成する生徒

もいました。

タブレットを活用した授業の可能性を提示するという、重大な役目を

務めるとあって、生徒だけでなく1年生の国語を担当する教員にも

大変なプレッシャーがかかっていたと思われます。日頃の授業では

常に微笑みを絶やしませんが、本日の授業中は常に真剣な面持ちでした。

 

引き算に苦戦

2年生は技術科の授業で風力発電の変換効率について

学んでいました。風のエネルギーが電気に変わる際に

障害となるものを考えるというこの授業。ホワイトボード

には(元となるエネルギー)-(失われるエネルギー)

=(利用されるエネルギー)という引き算の計算式が

書かれていました。日頃もっと難解な数式を解いている

2年生ですが、物理学的な視点での引き算という新たな

境地には苦戦を強いられていましが、クラスメートと

協力しながら計算式を確認していました。

独創性の放棄

半年ほど前は、卒業制作などで自由な発想による木工工作に

取り組んでいたことが予想される1年生。同じ木工品を作る

授業をしていますが、中学校の授業は図画工作ではなく技術科

となっています。一切のオリジナリティを捨て去り、設計図

通りに材木に線を引いています。線を引き終わると、つなぎ

を着用した、まるで工場長のような雰囲気を醸し出す技術科

の教員へとチェックを受けに行く1年生。検査は非常に厳しい

ようで、設計図とは違う線が入っていると「これはなんですか?」

と突っ込みを受けてしまいます。

厳しい検査を潜り抜け、いざ切断作業に入ると、今度は綺麗に

直角に切れているかのチェックが入ります。手動で真っすぐ

切るのは至難の業ですが、難しいからこそ達成したときの感動

は大きいのか、「上手くいきました!!」と工場長に嬉しそうに

報告する姿がありました。