本年度より柏市立西原中学校より本校に赴任しました山田　仁(やまだ　ひとし)です。伝統ある大津ケ丘中学校で勤務することができ、たいへん嬉しく思っております。どうぞ、よろしくお願いいたします。
　本校は４月７日より、令和７年度が始まりました。２年生177名、３学年196名で始業式を行い、４月10日の入学式では、160名の新入生を迎え、全校生徒533名、学級数は、１年生５学級、２年生５学級、３年生６学級、しいの木学級３学級の計19学級、教職員38名・その他関係職員14名を合わせて、計５２名で創立48周年目をスタートいたしました。柏市内では中規模校となります。

 

   生徒の皆さん、保護者の皆様、進級・入学、おめでとうございます。
これから始まる新生活に希望をもって、新たな気持ちで令和７年度を迎えた人が多いと思います。今の新鮮な気持ちを大切に、新たなステージで新しい自分を成長させていってください。

　本校の校訓『実践・創造・勇気』を柱として、学校教育目標は「未来を切り拓く人間力の育成」です。学校教育目標をもとに、大津ケ丘中学校で学ぶ皆さんには、次のような生徒に成長していってほしいと願っています。

　期待する生徒像

　【豊かな心と学びのある生徒】　　 ☆学力を深め創造する生徒
　　　　　　　　　　　　　　　　 ☆たくましく実践力のある生徒
　 　　　　　　　　　　　　　　　☆思いやりと勇気のある生徒
　　 　　　　　　　　　　　　　　☆社会に貢献できる生徒
　めざす学校像

　【安全で楽しく自己実現できる学校】　　○生徒が通いたいと思う　楽しさのある学校
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　○保護者が通わせたいと願う　信頼のある学校
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　○地域が関わりたいと思う期待がある学校
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　○教職員が勤めたいという誇りのある学校
　　以上の目標を達成できるように、
　「一歩ずつ、ゆっくり、仲間と先生方と力を合わせて」進んでいきましょう。
　　皆さんの活躍を期待しています。

　保護者の皆様、中学校の3年間はたいへん短い期間ですが、心身ともにとても逞しく、大きく成長する時期です。子ども達も教師も、「気づき・学び・行動し・振り返り・見通す」を意識し、日々刻々と変化する時代の流れの中でのどのような困難にもにも、しなやかに対応しながら、共に成長できる。「未来を切り拓く人間力」の育成を目指した教育活動を展開していきたいと思っております。
　子ども達が「大津ケ丘中で　学べてよかった」「大津ケ丘中の仲間と先生方と過ごせてよかった」
という気持ちになり、家族への感謝、地域への感謝を素直に感じられる人間に成長し、送り出せるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
　「子どもたち一人ひとりの笑顔と成長のため」私ども大津ケ丘中教職員一同、誠心誠意、全力を尽くしてまいります。
    何かと心配なことが多い思春期の時期ですが、子どもたちが安心して、揺れ動きながらも成長していけるように、ご家庭と地域・学校の連携を密に図ってまいりたいと思います。些細なことでも、ご遠慮なく、ご連絡・ご相談ください。
　最後になりましたが、保護者の皆様、地域の皆様、本校の教育活動に、日頃より、ご理解とご協力、そしてご支援いただき、本校をしっかりと支えて頂いていることに、心から感謝申し上げます。今後も引き続き、変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　柏市立大津ケ丘中学校　校長　 山田　仁

 

 

 

 

『一学期始業式講話』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和7年４月７日（月）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校長　山田　仁

　おはようございます、令和７年度　第１学期始業式にあたり、お話をします。
 　まずは、進級おめでとうございます。春休み中、大きな事故の連絡もなく、皆さんの元気な顔が見られて、とても嬉しく思います。また、春休み中に、部活動で登校していた男子生徒の皆さんから、元気な挨拶をもらい、とても心が和みました。ありがとう。
　 さて、昨日までの春休みはどのように過ごしていたでしょぅか。学校では先ほど着任式で紹介した先生方を迎え、全員の先生方が熱心に新年度の準備を進めていました。そんな姿から、先生方は、みなさんとの新たな出会いを楽しみに、大切にしているのだと感じました。 みなさんは、これから始まる新生活に希望をもって、新たな気持ちで今日を迎えた人が多いと思います。今の新鮮な気持ちを大切に、新たなステージで新しい自分自身を仲間と共に成長させていってください。
　新３年生は、最高学年として様々な活躍を期待しています。また、クラス替えもあり、新たな気持ちでのスタートとなります。これから始まる卒業までの１年間の道のりを、学級の学年の仲間と苦楽を共にすることで、一回りも二回りも成長し、中学生活最後の１年が充実したものとなるよう　期待しています。そして、中学校生活最後の・・と呼ばれるすべてのことを一緒に楽しみたいと思っています。また、進路決定の年でもあります。将来の夢や目的、目の前の小さな目標を持つことは、今をより良くしていこうとする気持ちが生まれ、日々の努力を積み重ねていく力となります。
納得できる進路を選択できるように自分を高める努力を惜しまずに、何事にも取り組んでほしいと思います。そして、3年生全員が進路の実現を果たし、立派に大津ケ丘中を巣立っていく姿を見せてほしいと思います。
　新２年生は、中堅学年として先輩から多くを学び、後輩の模範・目標となるような、先輩としての活躍を期待しています。また、最高学年となるための心構えをつくる一年でもあります。クラス替えもあり、新たな気持ちでのスタートとなります。新しい仲間との出会いを大切に、毎日の学校生活、一つ一つの行事を真剣に取り組み、互いに支え合って、皆が楽しいと感じられるようにしていきましょう。夏休みからは部活動でも自分たちの新チームになり2学期後半からは生徒会活動でも中心となり、新しい経験がたくさん待っています。３年生から大津ケ丘中の伝統を、しっかり引き継げるように、成長していってほしいと思います。
　大津ケ丘中全体としては、今年度も校訓である「実践」「創造」「勇気」を柱として、学校教育目標の『未来を切り開く人間力の育成』の達成を目指していきます。
　そのために、重点目標の『学ぶ習慣と学習事項の定着』～「見通す」「実行する」「振り返る」～を大切にして、ワンランクアップした【チーム大津ケ丘】としての成長を期待しています。
   行事について、二つお話をします。

入学式については、来賓方々、３年生と生徒会役員が式に参加をします。昨日までは先生方で準備を進めてきましたが、今日からそれぞれ最上級生・中堅学年として、10日に入学してくる新入生の入学式が、立派なものになるように、一緒に準備をしていきましょう。そして新入生には先輩として温かい気持ちで、様々なことを教え、導いていってください。
 二つ目は、６月に、3年生は修学旅行、2年生は林間学校が予定されています。学校を離れての校外学習となります。普段の学校生活をしっかり過ごせていない状況では、ただの旅行になってしまいます。準備をしっかりし、宿泊行事を終えた時に、自分自身・学年全体が一段と成長したと実感でき、一人一人が良い思い出となるような３日間にしていきましょう。
　令和７年度、みなさんと先生方、そして保護者の方々・地域の方々と共に、心も身体も健康で、明るく・楽しく・和やかで、　笑顔あふれる大津ケ丘中を一緒につくっていきましょう。

 

 

令和７年度　柏市立大津ケ丘中学校　第４８回入学式　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　『校長式辞』

　今年は、例年になく寒暖の差が大きく、行きつ戻りつの春となっています。そのような中でも、校庭の桜は皆さんの入学を待っていたかのように満開となり、木々たちは、力強く新緑の芽を出し始め、春の息吹を感じさせる今日の良き日に、ただ今、担任の先生から呼名された１６０名の皆さんを、大津ケ丘中学校　第四十八回入学生として、お迎えいたします。
　「入学おめでとうございます。」皆さんの入学を、教職員・在校生一同、心より歓迎いたします。
　そして、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

　皆さんの、先ほどの呼名での返事、起立する立ち居振る舞い、引き締まった表情から、中学校生活への意気込みが伝わってきました。
　今日から中学生になった皆さんは、入学の喜びと、新しく始まる中学校生活への夢や希望で、胸がいっぱいのことと思います。中にはほんの少し、新しい生活への不安があるかもしれません。でも、心配することはありません。
　中学校には、３７３名の２・３年生の先輩や、３５名の先生方、事務主事さんや用務員さん・スクールソーシャルワーカーをはじめとして、１４名の県職や市職の方々、
総勢４９名が、皆さんが分からない事や出来ない事、困っている事などを、親身になって助け・支えてくれます。
　誰にでも、一人では解決できないことは沢山あります。そんな時は、迷わず相談してください。
　そして、この大津ケ丘中学校で、一歩一歩確実に、よりよい社会人となるための、知性と徳性を備えた、人間性豊かな魅力ある大人へと成長していってくれることを、期待しています。

皆さんが大人になる未来は、予測困難な社会、ブーカの時代と言われています。そのような時代の中で、より良く、心豊かに生きていく力を身につけるために、心がけてほしいことが二つあります。

　一つ目は、自らの能力を高めるために、授業や活動に取り組む時は、この授業や活動で、「何々が分かるようになった！できるようになった！」と言えるように取り組む努力をすることです。そのためには、取り組む前に、今の授業・活動を通して、何が分かるようになるのか、出来るようになるのかをよく考え・理解して臨むこと、そして、取り組んだ後に、この授業・活動を通して、何が分かるようになったのか、
出来るようになったのかを、振り返って、言えることが大切です。
　皆さんが下校する時に、今日はこんなことが分かるようになった、出来るようになったという、嬉しい気持ちで帰宅し、また明日も頑張りたいと思えるように、一つ一つの物事に
誠実に取り組んでほしいと思います。
　
　二つ目は、予測困難な変化の激しい社会の中で、様々な問題をより良く解決しながら、自分らしく生きていく能力を、身につけるために、まわりの意見に流されることなく、まずは自分で「考え」、「想像し」「判断し」、「行動できる」といった『主体性』を発揮することです。そして、一人で考えるよりも、仲間と対話し、協働しながら物事を、多面的・多角的に考えた方が、よりよい答えや方向性を、導くことができる事から、『協調性』を身に着けていくことも大切です。この『主体性』と『協調性』を、皆さんが学校生活を送る上でのキーワードとしてほしいと思います。
　また、相手の立場に立って考え、行動し、相手を尊重し、互いに協力していけることは、とても大事なことです。一生涯付き合える友人が、この３年間で得られるように努力してください。人間は一人では生きていけません。 みんなと協同して支えあって生きていくものです。他人のために何ができるのかを、考えることが、
未来に向けての自分自身の「夢」「志」の基本であり、成長の源となります。
　自分としっかりと向き合い、逃げずに挑戦し続けたその先に、生涯にわたる真の友や人生の師、将来を左右する知識や体験を得ることになるのです。
　自分を大切に、人を大切に、自分に厳しく、人に温かく、皆が力を合わせ、自信・誇り・気概を持って歩んでいってほしいと願っています。

　改めまして、保護者の皆様，お子様のご入学、まことにおめでとうございます。
何かと心配なことが多い思春期の時期ですが、揺れ動きながらも、子どもたちが安心して、健やかに成長していけるように、ご家庭と学校の連携を密に図ってまいりたいと思います。些細なことでも、ご遠慮なく、ご相談ください。今後、三年間、皆様のご協力とご支援を賜りながら、子どもたち一人ひとりの笑顔と成長のために、私ども教職員一同、誠心誠意、全力を尽くしてまいります。　 　
　 最後になりましたが、本日はお忙しい中、本校入学式に、大津ケ丘第一小学校の佐和校長先生、風早北部小学校の

萩原校長先生、学校運営協議会委員の小林会長様をはじめ、ご臨席賜りましたみなさまに心より感謝申し上げます。

一層複雑化する社会の中、教育という営みは、学校だけでは十分な機能を果たすことが、難しくなりつつあると感じております。これまで以上に、地域の皆様の「お知恵」や「お力添え」を頂きながら、三位一体で、子ども達の教育を、考えていかなければならない時が来ていると思います。
　これからも様々なお願いごとや、ご相談をさせていただくことも数々あると思いますが、なお一層のご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。終わりに、改めて新入生の皆さんの、今後の活躍を祈り、式辞といたします。

 

　　　　　　　　令和７年４月10日　　柏市立大津ケ丘中学校　校長　山田　仁

 

 

 

『１学期終業式講話』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和７年７月１８日

　おはようございます。
　いよいよ、１学期も今日で終わりです。
　１学期の大きな行事である、修学旅行や林間学校が実施でき、準備から当日の実践、そして事後学習、廊下に掲示されている新聞からも３年生・２年生共に成長が感じられ嬉しく思っています。また、仲間と共に、授業・部活動・委員会活動に、一生懸命取り組んでいる姿も多く目にすることができるようになってきました。
　始業式に、校訓である「実践」「創造」「勇気」を柱として、『未来を切り開く人間力の育成』の達成を目指していくために、重点目標の『学ぶ習慣と学習事項の定着』～「見通す」「実行する」「振り返る」～を大切にし、ワンランク　アップした【チーム大津ケ丘】としての成長をしていってほしいとお願いをしました。
この約４ケ月の中で、個人として・学級として・学年としてどうでしたか？
１学期が終わる今、改めて振り返り、一人ひとりが２学期につながる夏休みにしてほしいと思います。

　 昨年度はオリンピックイヤーでしたが、オリンピックの精神を皆さんは知っていますか？
　　『スポーツを通して、心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え友情・連帯感・フェアプレー

　　  の精神をもって平和でより良い世界の実現に貢献すること』
とフランスのピエール・ド・クーベルタンという方が第一回大会の前に様々な方との話し合いからつくられ、「オリンピックの理想は人間をつくる事、つまり参加までの過程が大事であり、オリンピックに参加することは人と付き合うこと、すなわち世界平和の意味を含んでいる」と考え、現代まで引き継がれています。
　日々の学校生活の中でも同じ事が言えると思います。勉強や部活動・委員会の活動はもちろん大切ですが、同級生や先輩・後輩とのつながりが良好であり、自他を認め、みんなが安心し、笑顔で挨拶を交わし、楽しく過ごせる学校であるからこそ、様々な困難があったとしても、それを乗り越えていけるのだと思います。１学期、みんなで築いたチーム大津ケ丘に誇りを持って、夏休み以降も前向きな、取り組みを期待しています。
　

　さて、部活動の３年間の集大成である総体が始まっています。これまでに、水泳・野球・バドミントン・テニス・剣道・サッカー・バスケの大会がありました。どの会場でも３年生を中心に本当によく頑張っており、必死に試合に臨む姿に、一人一人の思いを感じ、心が熱くなり、とても感動しました。結果は様々ですが、ここまで、様々な事を乗り越えて、続けたことが、なにより、凄いことです。特に３年生には、自分を・仲間を褒めてほしいと思います。そして、支えてくださった方々への感謝も忘れないでください。将来、君たちを支える大きな宝物となります。
　１・２年生は、先輩たちの思いを、しっかり引き継いでください。
まだまだ、明日以降も陸上部・バレーボール部・卓球部の総体・吹奏楽部のコンクール等があります。美術部も図書室前に１学期制作した作品を展示して入れています。仲間とともに、最後まで精一杯、心一つに頑張ってください。応援しています。
　また、２学期にある輝沼祭や体育祭・生徒会役員改選への取り組みが動き始めています。皆さんの手で、是非、成功させて、より大きく成長していってくれる事を期待しています。
　最後に、明日から夏休となります。
３年生は進路への取り組みが本格的になります。しっかりと気持ちを切り替え、「日々の努力が未来を変える」を心に置いて過ごしてください。努力は自分自身を裏切ることはありません。自信を持っていきましょう。また、夏休み中でも心配事や悩み事、何かあったら、遠慮なく学校に相談してください。
　夏休み中も、生活のリズムを崩さず、事故や健康には、くれぐれも注意し、全員が９月１日の始業式に元気な顔で合えるようにしてほしいと思います。
　1学期、一人一人が良く頑張りました。是非、充実した夏休みを過ごしてください。　　　　　　　　　　　以上