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増西っ子
増西っ子 令和7年度(校長室より)
学びのきっかけ
教室を見にいくために校内を歩いていると、5年生の廊下に地球儀が置いてありました。
地球儀の横にはノートがおいてあり、名前を書くようになっています。
そして、机の下には、1枚の紙が下がっていて、
「国」を見つけよう と書いてあり、
「スイス」の国名がありました。
5年の担任に聞いたところ、毎日、日直が国を選び、ヒントとなる緯度と経度を記しておくことになっているそうです。
5年生は、総合的な学習の時間に「増西万博を開こう」という学習を行っていて、それぞれ好きな国について調べています。
その学習に関連させて、地球儀を置いてみたのだそうです。
教師が興味を持っていることに一生懸命に取り組むと、そのことに興味を持つ子がでてくるのだと、その担任は言っていました。
その通りだなと、私も話を聞いていて感じました。
すでに、たくさんの子供たちが「スイス」の位置を調べたようです。ノートに大勢の名前が書かれていました。
そこで、私も地球儀を回しながら「スイス」の位置を調べてみました。当然ですが、地球儀にはいろいろな国の名前が書いてあり、ほかの国も調べてみたい気持ちになります。もしかしたら、地球儀で国の位置を調べるのではなく、「スイス」のことをもっと知りたくなる子もいるかもしれません。
学校では、こんな風に、子供たちの興味・関心を引き出し、学びのきっかけをつくっているのです。