藤っ子日記(令和4年度)

2年生:教科担任制の授業【算数】

2年生が今日から国語と算数で試行的に「教科担任制」に取り組んでいます。1組の先生が算数担当、2組の先生が国語担当です。その授業の様子を参観しました。算数は、数の数え方の場面でした。「いくつあるでしょうか?」と、既習のおさらいから。子ども達は、先生の話術と画面の工夫に魅了され、意欲満々。

 

考え方を発表して、みんなで確認します。10のまとまりにみんな目をつけています。これで確認できました。

 

そして、次の問題。今度は、グレードアップしていますが、さっき確認した10のまとまりを使って数えれば大丈夫なので、安心して取り組んでいましたが、これからやる今日の学習の大切な要素が含まれていることには、まだ、気づいていないようです。

 

今日の学習素材が提示されました。今までより数がかなり多くなりました。 学習問題は、「どうすれば、数を数えやすいだろうか。」です。まずは、自力解決の時間。一人一人、自分で考えた方法をノートに表現して、説明を書いていきます。考え方としては、大きく2つになりました。

 

1つは、「10のまとまり」をつくり、数える方法です。既習を活用すれば、普通はこのようになります。そして、正解も導き出せます。しかし、見た感じ「10のまとまり」が多く感じます。そこで、子ども達は、再考します。今日の学習のポイントは「数えやすい」ということ。 

 

ならば、 「1を10こ集めて、10のまとまり」を作ったときの考えを活用し、「10を10こ集めて、100のまとまり」を作れば、数えやすいという結論に達します。そして、「100が何個」「10が何個」「1が何個」あるかを表現します。画面上で比較してみても、数えやすく、わかりやすくなりました。ICT機器も効果的に活用していました。

 

 今日の学習問題に対するまとめは「100のまとまりをつかえばよい。」となりました。今日は、「10のまとまり」より大きな「100のまとまり」を見出しました。

 

最後に学習の振り返りをノートに書いて、先生に提出して終わりになりました。

今日の授業では、ノートの使い方・書き方の指導も徹底していました。また、発言の仕方も話す側・聞く側ともしっかりしていました。先生は、子どもの発言内容で間違いがあっても、肯定的に捉え、優しく正答へと導き、子どもは安心して、次のシーンへ進んでいました。授業中に間違えたり、失敗したりしても、フォローがしっかりしていれば、学習は楽しいものです。