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運動会は誰のもの?
この記事を読まれている読者の方は,子ども時代「運動会」はお好きでしたか?
私はどちらかというと嫌いでした。先生に叱られ,怒鳴られ,注意されながらの練習が大嫌いだったからです。
「見せるための運動会」のために,自分たちは「動かされているだけ」という気がしました。
運動会は誰のためのものなのでしょう。もちろん,子どもたちのためのものです。
今年の運動会,体育主任の先生を中心に,その根本から練り直しました。
① 子どもたちが目的意識を持ち,主体的に活動(練習)に参加する。
② 集団として取り組むことの大切さや充実感を子どもたちが味わう。
③ 互いに応援し合い高め合う中で,運動会全体を通じて子どもたちが主体的に参加できる活動とする。
そんなコンセプトをもって,練習がスタートしました。
さて,その様子をのぞいてみましょう。
まずは子どもたちの紅白分けからスタートです。一人一人の走力測定をします。
リレー選手もこの結果から決まるので,みな真剣です!
自分たちたちのための運動会を作り上げるために,全校児童の中心となるのが「運動会本部」のメンバーです。
児童会役員に高学年の各クラスの代表者が加わり,総勢14名の精鋭たちです。
1学期末から活動を始め,今日は「運動会のスローガン」について協議を重ねていました。
校庭では紅白応援団の練習が始まりました。
さっそく大きな声で練習を始めている赤組。一つひとつの動きを確認・意見交換しながら慎重に練習を進める白組。
進め方にも個性があっていいですね。
共通しているのは,練習の中心には6年生の応援団長がドンと構えていること。
担当の先生はというと…。いたいた。遠巻きに見守っていました。
教師の指示・支援は最小限に収めようとしているようです。
次は,表現運動の練習です。
1,2年生のダンスはのりのりのアップテンポ。
今年は夏休み中から子どもたちが動画を見ながら練習できる手立てを講じていたため,
始業式早々「私,もう踊れるよ!!」と準備万端整っている子どももいました。
みんな楽しそう。
3,4年生は民舞です。今日は講師の先生をお招きして,民舞の極意を伝授してもらったようです。
楽しかったのでしょうね。へとへとのはずなのに,休み時間も自主練習に励む子どもたちもいました。
そして,5,6年生は…。私,こうした表現運動は初めて見ました。
フラッグを使ったマスゲームです。
青い旗を一斉に振ったり,時間差で振ったり…。
動きもさることながら,フラッグを振った時に出る旗の音がかっこいいんです。
動きが揃った時の爽快感は格別だろうと思います。
すみません,何だか長い記事になってしまいました。(^^;
とにかく,子どもたちは運動会に向けて楽しく準備を進めています。
本番当日は,保護者の皆さまにも応援に参加していただきます。
詳細はまた今度。大声を出す練習をしておいてくださいね!(^^)/
最後の写真は,朝礼台に鎮座している「暑さ指数計」です。
健康と安全が一番なので,指数が31℃を超えたら,練習は行いません。