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令和5年度まで
わくわく林間学校(5年生)③
同じ釜の飯…
「みんな、5分前行動だよ!」
「トイレ済ませておいた方がいいよ。」
「下駄箱の近くは混むから、上履き脱いでおいた方がいいよ!」
そんな声が部屋のあちこちから聞こえてきます。先生の指示はほとんど聞こえません。聞こえるのは、「みんな偉いね。しおりをよく見て、自分たちでしっかり動いてるね。」くらいなものでしょうか。
さあ、飯盒炊飯です。野菜係と火おこし係に分かれて準備スタート。学校でカレー作りを体験しているので、野菜係の仕事はスムーズです。
今日の勝負は火おこし係にかかっています。薪を使ってしっかり火を起こせるのか。火おこしは熱さと煙との勝負です。「うーっ、目がいてぇー」「涙がとまらん…」皆悪戦苦闘しながら、ついに着火。
どの班も立派な火を起こせました。
お鍋に水を入れすぎて、ややシャバシャバスープカレーになりましたが、自分たちで作ったカレーは、格別だったようです。みんな、お昼もしっかり食べたのに、まあよくお代わりしていましたよ。(^^)
「同じ釜の飯を食う」体験は何ものにも変え難いものです。「カレー、うまいな」「いやぁ、ちょっとシャバシャバじゃない?」何気ない会話の中に心の交流があります。
仲間の大切さは理屈で教えられるものではありません。
共に活動する中で心に芽生えるものです。感動が、人を動かし、成長させるのですね。
あまりにも子どもたちの活動する姿が素晴らしいので、煙が目にしみているのか、感動して涙腺が緩んでいるのか、自分でもよくわからなくなりました。^^;
そうそう、後片付けをする姿も立派としか言いようがありませんでした。(^^)
飯盒炊飯、深いです…。