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音楽の喜び②(1,3年生)

「みんなで協力し,きれいな音色をひびかせよう」

子どもたちが決めた音楽発表会のスローガンです。

「きれいな音色をひびかせる」ことを目標に,子どもたちは発表会の練習に取り組んでいます。

でも実は,我々教師が目的としてるのは,「きれいな音色」そのものではありません。

むしろ,スローガンの前段部分「みんなで協力し」にあります。

「みんなで協力する心と態度」を育てる。子どもたちの「協働」こそが,我々教員が掲げる音楽発表会の目的です。

今日は1年生の練習の様子をのぞきました。

子どもたちは,「こいぬのマーチ」の合奏練習に取り組んでいました。

 

木琴,鉄筋,鍵盤ハーモニカ,トライアングル,カスタネット,鈴,タンバリン,そして大太鼓。

子どもたちは8つのパートに分かれて演奏します。

演奏は,「こいぬのマーチ」のメロディーを用いて,変奏曲風に進んでいきます。

中でも難しいのが3拍子。1拍目の休符を感じ取りながら演奏するのは至難の業です。

子どもたちは練習を積むほどに,仲間の演奏に耳を傾けながら,正確なリズムを刻めるようになっていきます。

指揮者の子も,1年生とは思えないほどしっかりと演奏をリードします。

そこに繰り広げられているのは,みんなが一つになって音楽に向かう「協働」そのものでした。

本番の演奏が楽しみですね。(^^♪

さて,続いては3年生の登場です。

3年生になると,音楽の授業ではリコーダーが始まります。

今回は,リコーダーを中心にしてサウンドオブミュージックでおなじみの「エーデルワイス」を演奏します。

リコーダーを手にして半年しかたたない3年生の子どもたちが,

ほぼ1オクターブの音を使って演奏します。これって実は,とっても大変なことです。

3年生の楽器編成は非常にシンプルです。

ピアノ伴奏(これも子どもが演奏します!),そして,和音を奏でる鉄琴と鍵盤ハーモニカ。

少ない種類の楽器編成だけに,実に澄んだ音色が響きます。

互いのパートの音に耳を傾けて演奏するからこそ,一つの音楽ができあがります。

美しい演奏を追及している3年生の「エーデルワイス」,どうぞご期待ください。

ちなみに,3年生の歌「いつだって」は,合奏曲とは打って変わって,元気いっぱいの曲です。

子どもたちの「1+1」の力が,3にも4にも,時には10にもなる。

そこが音楽の素晴らしいところですね。

3年生のエネルギッシュな歌声。こちらもお楽しみに!(^^♪