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「新しい物語を探しに…」(5,6年)
校庭に色とりどりのフラッグがたなびいていました。
5,6年生による表現運動「新しい物語を探しに」の練習風景です。
まずはこの写真を見てください。
これは,練習が始まる前の様子です。
なぜ,この写真をお見せするのかと言いますと…。
それは,子どもたち全員が,練習が始まる前に整然と整列してスタンバイしていたからです。
教師の指示は一切ありません。叱られたからでもありません。
子どもたちが,「進んで運動会の練習に参加しようと」動いた結果がこの姿です。
担当の先生の指示で練習がスタートしました。
子どもたちの動きは実にきびきびとして切れがあります。
先生はというと。いたってにこやか,いたって穏やかに指示を出しています。
「揃ってきましたね。」「間違えても大丈夫ですよ。だんだんできるようになりますから。」「とてもよくなりました。」
子どもたちの上達ぶり,がんばりには惜しみなく称賛の言葉のシャワーが降り注ぎます。
なぜ,必要最小限の指示だけで子どもたちがこれだけきびきびと動けるのか。
それは,子どもたち一人ひとりが,「運動会を成功させよう」「いい演技を披露したい」という思いを共有しているからです。
(もちろん,その陰には先生たちの緻密な練習計画と指導があるのですが…)
本当に,見る見るうちに子どもたちの演技が揃ってきているのが,手に取るようにわかりました。
「では,5分ほど休憩を取りましょうね。」
先生の声掛けで子どもたちは給水タイム。
ここでまた,感動することが2つありました。まずはこの写真です。
聞くところによると,ここ数日学校を休んでいた子がいたのだそうです。
ですから,休んだ間に練習した振り付けを知らないわけですね。
それを,子どもたち自らの考えで,友だちに教えてくれている様子です。
友だちの困り感を「自分ごと」として考えなければ,できることではありませんよね。
正に「尊重」そのものだなと思いました。
次がこれです。
何だかわかりますか?
これは,ダンスリーダーと担当の先生との短時間の打合せです。
というか,子どもたちが先生を捕まえて,率先してディスカッションしている模様です。
担当の先生と同じレベルで,表現運動を高みへと押し上げようとする子どもたちの姿に感服しました。
5分程度の休憩時間にこの2つの出来事が起きていました。
まるで,ドラマのようですね。
素晴らしい子どもたち,そして素晴らしい先生たちが共に創り上げる表現運動。
きっと,新しい物語が紡がれることでしょう。
柏八小の自慢の高学年の子どもたちの演技,どうぞご期待ください。
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