日誌

2021年9月の記事一覧

緊急事態宣言解除に安堵せず

 

9月30日をもって緊急事態宣言が解除され、まん延防止等重点措置も適用されないとの報道がされています。このことを受け、昨日(9月28日)臨時校長会が開かれ、教育委員会から10月1日以降の学校教育活動についての指導がありました。

日々生徒達を目の前にしている私たちにとっては、待ちに待った宣言解除となりました。これを受け、学校では急きょ職員会議を開き、宣言解除後の教育活動についての大枠について伝達し、さらに各行事担当者とのミーティングを行いました。どの行事を,どのように実施するか。今から準備して実施できる範囲はどこまでか。今まで我慢させてきた生徒達の喜ぶ顔を想像し、職員の意欲も一段と上がってきたと感じます。

しかしながら、宣言解除に安堵してはいられません。担当者たちとの話し合いで共有してきたのは、子供の学びや行事での経験ばかりを最優先するのではなく、コロナ感染拡大防止とのバランスを忘れないことです。宣言が解除され、今まで以上に人と人との交流機会が増加するからこそ、より一層、感染予防への意識を高く持ち、取り組んでいかねばならないと思っています。

第6波は必ず来ると言われています。まだまだ余談を許さない状況は続いています。子どもたちの健康とのバランスを考えて取り組んでいきます。皆様のご理解とご協力を引き続きお願いいたします。  (文責 飯田)

生徒会役員選出の選挙活動始まる

       

 9名が選出されます。         情報発信は理科室設置のPCから・・・。  教室でマニフェストに耳を傾ける生徒達

 

来月5日に次期生徒会役員選出に伴う立会演説・選挙が行われ、次期柏第四中の生徒会の中心となって活動してくれる役員9名が選出されます。校内に掲示されている選挙ポスターやマニフェストの作成等、準備は着々と進められています。

最近の他校の状況を聞くと、競争選挙は減少し、信任投票のみの学校が増加しているようです。しかしながら、本校では3つの役職で競争選挙となります。学校のために活動しようという気持ちを持った生徒達が多いことを大変ありがたく思います。全校生徒が四中の将来を真剣に考え、当日の投票日を迎えてくれることと思います。

ところで、例年であれば、立候補者達が各教室を回る等の選挙活動を行うのですが、このような折りですのでそれも叶いません。そこで、リモートという形で実施することとしました。上記画像のとおり、立候補者は理科室からPCに向かって演説し、他の生徒達は各教室のプロジェクターに映し出された映像を見るという形です。コロナ禍のリモートによる演説ですが、メリット、デメリットをきちんと見極め、生徒達にとって、より良いものを作り上げていきたいと思います。

選挙管理委員の皆さん、準備は大変ですがよろしくお願いします。

 (文責 飯田)

中央委員会をリモートで実施

        

自分の教室で参加します     事前配布の資料で確認

 

   

発信元は少しさびしいです    駆け回る職員(中央黒色の服)

 

他クラスとの交流を控えなければならない状況下、生徒会中央委員会が実施されました。今まで行ってきたような、一つの教室に皆が集まっての会議ができないため、生徒会役員と各委員長達が、各自の教室でタブレットを開き参加するという形です。発信元の生徒会担当職員は、生徒のいない教室から、一人画面に向かって話し掛けていました。

生徒達にとっては初めての取り組みですので、タブレットの使い方にとまどう様子がそこここで見られました。生徒会担当の、もう一人の職員は忙しそうに廊下を走り回り生徒達のフォローに回りました。新しい事を取り入れていくのは、なかなか大変ですが、生徒達の安全を考えれば、この苦労もきっと喜びに変わっていくのだろうと思います

9月28日は、前期最後の委員会となります。今日の中央委員会を受けて、3年生の各委員長がリモートで委員会を仕切らなければなりません。今までの活動を振り返り、下級生達に「思いのバトン」を引き継ぎます。

 (文責 飯田)

進路面談始まりました。

 

    昨日から、3年生の進路面談が始まりました。これは、高校等受験に先立ち、その練習も兼ねて、3年生110名全員と校長が、校長室にて一人ひとりと個人面談をするものです。どの子どもたちも身なりをきちんと整え、普段とはちょっと違った雰囲気の中、おそらくよそ行きの言葉で、緊張感をもって臨んでくれています。いよいよ、本格的に受験モード突入という感じです。その一生懸命さを見るにつけ、ぜひ成功してもらいたいと応援する気持ちが強くなります。

   昨年度はコロナ禍ということもあり、受験で面接を実施する学校は減ったとのことですが、まだまだ多くの学校が面接や自己表現を取り入れています。ペーパーテストの点数のみならず、人物像も確認したいという高校側の思いがあるのだと思います。

   本年度、さらに面接実施校が減少するのか、または復活させる学校が増えるのかはわかりませんが、しっかりと受け応えをすることは将来的にとても大切な事ですので、これを機会に自分をしっかりと見直して欲しいです。また、しかるべき時に慌てないよう、常日頃から、誰とでも、きちんとした言葉遣いで応対するよう心がけていおくと良いですね。がんばれ四中生! (文責 飯田)

 

支えていただいています

   

裏門付近です         手慣れた様子でお掃除されます

 

 「学校の外壁沿いの草などを掃除しに行ってもいいでしょうか。」との電話をくださったのは、ご近所在住の川又さんです。前年度まで9年間シルバー人材として四中の環境整備に携わってくださった方です。本年度は市財政の関係で、シルバー人材事業がない?ようですので、100%ボランティアでの活動です。もちろん自主的に検温してくる等、コロナ対策を万全にして来てくださったのは言うまでもありません。

 長年、本校に関わってくださった方なので、一輪車や箒などの場所を把握しており、掃除も手際よくやってくださっていました。「毎日、自分が通る道なので、気になってたんです。」と明るい表情で話されていたのが印象的です。

 本年度は地域の方々と接する機会をほとんどもてていません。川又さんが見えたことを聞き、嬉しくてすぐに外に出ました。本当に良い学校、良い地域に来られたと改めて思います。皆さん今後も柏四中のために、どうぞよろしくお願いします。  (文責 飯田)

万全を期して給食

    

読書しながら待ちます。    当番一人ひとりに手指消毒 

 

  

 フェイスシールドと手袋    3年生は広々と廊下で配膳

 

 2学期が始まり2週間が過ぎました。コロナ感染拡大が懸念される中ですが、幸いにも本校の生徒達は、みな健康に過ごしています。生徒達はもちろんですが、感染に注意してくださっている保護者の皆様のおかげであると、感謝しております。

 さて、学校生活の中で最も心配される場面の一つに給食があります。以前のイメージで子どもたちが自由に会食をするとなると、非常に厳しいものがあります。しかしながら、今の給食の時間は以前とは一変、感染しないように意識化が図られています。

 給食当番は、手指消毒の上に、ビニル手袋、フェイスシールドを着用します。一クラスの人数が多く、密集してしまう3年生は廊下で配膳を行います。当番以外は読書をして待ちます。当然、黙食(黙って食べる事)です。それ以外にも、おかわりの盛り付けは教師が行う事、グループにせず前を向いて食べる事等を全校で行っています。

 楽しい会食とはいきませんが、「より重要なことは何か」を考えながら生活してくれている生徒達に感謝です。一日も早く、以前のような楽しい給食の時間が戻ってきてくれることを祈らずにはいられません。 (文責 飯田)

 

タブレットを使用した、班員との情報共有

 

「SDGs」の授業です。    タブレット上で情報共有します。

 AI(人工知能)やIoTの発達等、私たちを取り巻く社会の変化は加速度的に速さを増し、10年、20年後の世の中が予測しづらくなっています。そのような中、当然子どもたちが身につけるべき学力も以前とは変わってきています。新しいもの(こと)を創造していく力や、他者と意見を調整しながら(話し合いながら)解答を見つけ出していく力は、その一つです。

 本校では、本年度の研修テーマに「・・・言語活動の定着・・・」という文言を入れています。文字通り、言語を使用した、話し合いや発表、書く活動等を授業に積極的に取り入れようというものです。しかしながら、今、コロナ禍で班員とでさえも自由に話し合い活動ができない状況になっており、授業も難しさを増しています。

そんな中、先日、国語科の授業で行っていたのが、タブレットの「ジャムボード」というソフトを利用した情報共有のしくみです。上の画像にあるのはSDGs(エスディージーズ)を扱った授業ですが、一人ひとりが自分の意見をデジタル付箋に記し画面に貼ると、それが自動的に班員の画面上に反映し、皆で情報共有できるというものです。画面には5色ありますので、5人分の意見が反映しているということになります。この後、班員の意見を内容毎に(もちろん画面上で)分類するという作業をしたそうです。これを元にして文字入力をしながら意見交換(話し合い?)できるようになる日もそう遠くはないかもしれません。 (文責 飯田)

 

コロナ禍の授業(音楽)

   

手拍子の練習中です。     こんな感じで作成します。

 

 緊急事態宣言が今月30日まで延長になりました。学校では、宣言下でもできる事をできる範囲で行っていくしかありません。連日お届けしているオンラインでの学習はその一つです。

 授業の中で、1学期からとても苦労している教科の1つに音楽があげられます。飛沫飛散を考えると、合唱やリコーダー等の演奏は「感染症対策を講じてもなお、感染のリスクが高い学習活動(文部科学省発行 学校における新型コロナウイルスの感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~より)」として、活動が制限されています。

 そのような中、本校では、前年度までは行っていなかった「ハンドクラップ」という学習活動を音楽で取り入れています。いわゆる手拍子によるリズムうちという感じです。これを取り入れた教科担当の柔軟な発想に感心しています。また音楽が苦手な私としては、音符をスラスラと組み合わせてリズムを創作していく生徒達の理解力の高さと手際よさにびっくりしています。

 今日参観した授業では、生徒達は自分で音符を組み合わせてリズムを作り、それにあわせて手拍子を打っていました。今後合唱等を行う際の、音符読みの基礎作りとして優れた学習内容だと思いました。

 できることを・・・できる範囲で・・・、今後もしばらくは、感染リスクの低い学習活動を工夫しながら行っていくことになりそうです。  (文責 飯田)

 

 

初めての全校オンライン授業

教科書の範読中です 

教科書範読中です。       学年合同総合的な学習です。

 本日(9月8日14:30~)全校でのオンライン授業を行いました。接続方法説明や接続確認等を経て、ようやく実現しました。

 3年生は、修学旅行に関してのレポート説明等を、学年全体での集会という形で実施しました。発信元の学校側は、1つの教室に3年職員が集まり、パワーポイント資料を配信しながら行いました。ハウリング等の問題もありましたが、その都度問題解決していました。

 2年生は、学級毎に道徳の授業を行いました。教室には担任しかおりませんが、あたかも目前に生徒達がいるかのような話しぶりでした。担任はPCのカメラに向かって教科書の範読を行っていましたが、生徒達にはどのように聞こえていたのでしょうか。

 1年生は、事前にタイピングの課題を出しました。2:30~3:00の間に何文字打てたかということを、タブレットを通して報告することになっているということです。集計がどのようになったかが楽しみですね。

 オンラインでの学習には、事前に予想されなかった様々な問題が出てきます。ハウリング等の機器の問題や、参加している生徒の顔(反応)が見えない事等、様々です。まだまだ、課題解決の途中ではありますが、確実に前進していることは確かです。生徒達の、新しい学習形態に対する順応性の高さにもびっくりです。今後も試行錯誤を重ねながら、より良い形での新しい授業形態を目指していきます。                 (文責 飯田)

オンライン授業に向けて全校一斉に試行

 

全校一斉試行です。        「準備中」で開けません。

 

つなぎ方は覚えたようです。   14:30から各家庭で!

 前回記事の続きです。本日は全校生徒達が一斉にオンライン授業に向けて、タブレットでの接続を試みました。

 たまにTVで観ることがある、画面に担任及びクラスの仲間達が映り、それぞれが発言をするというあのイメージです。ただ、通信回線の関係で、動きが悪くなるのは予想されていたので、最初から音声と画像をオフにして試行しました。しかしながら、通信回線の遅延は予想以上で、どのクラス・生徒も、いわゆる「PCが固まる」状態が続き、回線がつながるまでに10分以上はかかっていたようです。

 本日帰宅後の14:30分から、全校生徒がオンラインの練習で、タブレットを繋ぎます。学校からの一斉通信とは異なり、各家庭からの通信であり、回線もそれぞれなので、うまくつながるのではないかと期待しています。これが成功すれば、大きな前進です。