令和6年度 学 校 長 挨 拶
柏市立柏第四中学校
校長 滝 恒 真
今年度、柏市立柏第四中学校2年目になります滝 恒真といいます。どうぞよろしくお願いいたします。
柏四中は、今年度で創立52年を迎えます。昨年度は新型コロナ感染症が5類に分類され、行事は言うに及ばず、部活動や授業等の諸活動もコロナ前と同じように実施することができました。これも保護者の皆様のご理解をはじめ、学校を支えてくださる地域の方々のおかげだと感謝いたします。ありがとうございました。
本校の生徒達は、「おはよう! こんにちは! あったかあいさつ あかるい四中!」という合い言葉を実践し気持ちのよい学校生活を送ることができています。日頃からきちんとお子様の教育に携わってくださっている保護者のお陰であると感謝しております。
さて本年度の学級数等ですが、1年生132名、2年生149名、3年生146名、合計427名。学級数では全学年4クラス、特別支援学級が3クラス、合計15クラスです(R6年4月1日現在)。柏市内の中学校の中では、小規模な学校です。それだけに生徒一人一人に目が行き届きやすいと考えています。
学校教育目標は「自学・礼節・鍛錬」です。知徳体のバランスがとれた目標です。それぞれに関していくつか書かせていただきます。
「自学」【「学び」に関して】
ご存じの通り世の中は急速に変化しています。AIやコンピューターが発達し、子どもたちが大人になって社会の中心となって働く頃にはどのような世の中になっているか予想ができないと言われています。そのような予想できない社会で生きていくためにどのような学びが必要なのでしょうか。
少なくともただ単に知識を丸暗記するのではなく、考える力や、主体的に学ぼうとすること、仲間とコミュニケーションしながら答えを導き出す力などが必要であると言われています。時代に即した学びをさせていかねばならないと考えています。
本校では、1人一台タブレットを使用し、授業は元より,委員会活動等においても活用できるよう自主研修を重ねてきました。今では多くの教科で積極的に活用するようになっており、生徒達の学びにも変化が見られています。調べ学習等においては特に主体的な学びに結びついてきていると感じています。本年度も新しい時代の流れに即した、新しい学びを発展させていけるよう努めて参ります。
「礼節」【心の教育に関して】
特に「いじめ」に関しては、「未然防止・早期発見・早期対応」ということを大切に考えています。未然防止の視点としては、普段の学校生活に満足感をもって送らせることや、道徳教育の充実を図ることを大切にしていきます。
また、月に一度の「学校生活アンケート」により、いじめの早期発見に努めています。アンケート後は、いじめであるか否かに関わらず、子どもたちの「困り感」の解消を手助けできるよう、聞き取りと助言等を丁寧に行い、事後の見守りをしています。いじめはどこにでもあるという前提の元、アンテナを高くして小さなものも見逃さずに対処していきます。ご家庭でもお子様の様子が変だと思われることがありましたら、遠慮なくご相談ください。
「鍛錬」【健康に関して】
各行事・学び・部活動等それぞれを大切にし、できる範囲で、できることを精一杯取り組んでいくようにさせています。本年度も子どもたちの健康を第一に考え、その一つとして、暑さ対策のために体育祭を例年の9月から5月実施にと変更しました。コロナやインフルエンザ対策も引き続きできる範囲で実施していきます。急な変更等もあると思いますが、ご理解とご協力をお願いします。
学校教育目標の詳細は別ページに掲載させていただいておりますのでご覧ください。
最後になりますが、本校は青少年健全育成協議会、青少年相談員等の関係地域団体の皆様方に大いに支えられています。そして、これらの地域団体の交流事業等を通して、小中学校と地域・家庭の連携が形成され、落ち着いて、安心して生活できる環境が整えられています。
また本年度は,コミュニティースクール開設3年目でもあります。昨年度に実施した「クリーン大作戦」のような具体的な活動を行い、今まで以上に学校と保護者、地域との結びつきを強めていくことになります。地域の中にある学校として発展していけるよう、ご理解・ご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。