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活動の様子(R04年度)

美しき友情

本日「市内中学生ビブリオバトル」のAブロック予選に出場した

2年生が、見事に本戦への出場権を獲得しました。

並みいる強豪を抑えての出場権獲得ですが、ここに至るまでには、

自分が本を紹介している動画を見ての自己分析や、本番を想定して

の質疑応答練習など、様々な練習をこなしてきました。質疑応答の

練習では、学校代表を決める校内選考に参加した生徒が協力して

くれました。校内選考会では競い合っていた相手に対して快く協力

できる生徒達の清々しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。

決勝でも仲間達の想いを胸に、学校代表として素晴らしいビブリオ

バトルを繰り広げてくれるに違いありません。

 

 

突然ですが問題です

この動画は何年生の何の授業か分かりますか?

遊んでいるように見えますが、磁石を肉食動物・クリップを草食動物

に見立てて食物連鎖を学ぶ3年生の理科です。1つの磁石で3つの

クリップを取って盛り上がったり、磁石を触りすぎて指が黒くなった

ことを伝えてきたりと、3年生の子どもらしい部分が垣間見えて面白く

感じてしまいます。勿論、楽しむだけでなく、投げた磁石の数(肉食獣の数)

とクリップの数(草食獣の数)の統計を取り、食物連鎖について学び

を深めることも忘れていません。

遺伝子の組み合わせによって変化する個体の性質を学ぶ授業では、

フィルムキャップにつめたBB弾を取っては戻す作業を30回繰り返し

メンデルの法則をシミュレートしていました。単調な作業でもコツコツ

と繰り返しデータを集める忍耐力と集中力は、さすが3年生です。

 

 

共同作業

ジャムボードという、各々のタブレットから共通のデータを操作

出来る機能を活かした授業を展開するクラスが多々あります。

(小学生などがよくやる壁新聞をタブレットで作るようなものです)

1年生の理科では、手分けしてまとめた気体の性質について発表

しています。手書きでまとめるとなると、同時に作業できる人数

が限られるため、作成に時間がかかりそうですが、多くの生徒が

同時進行で作業を進めていたため、短い作成時間でも内容の濃い

まとめとなっていました。

菜の花学級では、制服が無かったらどのようなメリット・デメリット

があるか、意見を出し合っています。自分では思いつかないかった

利点が上がってきて、生徒たちの考えもドンドン広がっていった

のではないでしょうか。次の議題を決める際には、「結婚はするか

しないか?」と「一人暮らしをするかしないか?」という、少し先

の問題について生徒は興味を示している様子でした。中学生にして

しっかりとした人生設計があるのかもしれません。

一心

本日から合唱コンクールに向けた特別日程が始まりました。

15分から35分にボリュームアップした帰りの会を活用し

指揮や伴奏も入った本格的な練習をしています。

時間は増えても、グランドピアノが設置されている特別教室

の使用時間は前後半で区切られているので、限られた時間の

中で効率的に練習しようと、練習だけでなく教室の移動から

テキパキと行動をする生徒達。感染症対策のため、背中を向け

合って練習をしていますが、より良い歌を完成させるという

共通の目標のもと、気持ちはしっかりと同じ方向へ向いている

ように感じます。

道徳的な社会科

ホームページの「《動画版》活動の様子」の中には、ドローンを使って

撮影した動画があり、学校の職員でも空撮が出来る便利な時代になった

と実感します。しかし、ドローンが戦争で活用されているというニュース

も見たことがあり、使い方しだいでは良くも悪くもなるのだと考えさせ

られることもあります。

社会科の授業で文化の役割や課題について考える3年生は、一見良いこと

ばかりに思える科学・芸術・宗教などにも、デメリットがないか鋭い視点

でメスを入れていました。3年生ともなると、世界や国内の情勢にも詳しく

なっているようで、様々な課題を挙げていました。

便利な物を素晴らしいものと妄信せず、色々な角度から見ることが出来る

生徒達を見ていると、将来的に日本の文化を正しく導いてくれるのでは

という希望が湧いてきます。