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活動の様子(R04年度)

時速162㎞を記録する中学生

理科の授業で物体の速さや運動について勉強する3年生。

理科の授業ではありますが、難しそうな公式に数値を当てはめ

速さや時間などいろいろと計算していました。

計算中は真面目な3年生ですが、速さ測定器を使って物体の

速さを計測する時間になると、男子生徒を中心に活き活きと

活動を始めます。ビー玉をいかに速く転がせるか挑戦したり

測定器を素早く動かし物体に通過させることで記録を狙ったり

と、クラス最速を求めて試行錯誤していました。

物体が入った瞬間と出た瞬間の時間差で速さを計測するという

測定器の仕組みを理解した生徒は、測定器の両端からほぼ同時

に指を突っ込む作戦を考え付き、見事に時速162㎞を記録

していました。

体は大きくなっていますが、無邪気に実験を楽しむ姿を見ると

まだまだ男子生徒達も可愛く見えてきます。

そんな生徒達に更に良い授業を提供しようと、本校の教員達も

校内研修に励んでいます。授業を通し、本校の今年の目標である

「自立と貢献」へと如何にして生徒達を導けるか考えていました。

生徒達の理想像としている自立と貢献ですが、教員達も自立と貢献

出来るよう、子供達と同じ目標へと向かって自己研鑽を積んでいきます。

氷山の一角

この画像がなんだかお分かりになりますか?

答えは、なんと「南極の氷」です。写真では分かりづらいですが

大昔の「空気」が中に閉じ込められ、いくつも気泡があること

が普通の氷とは違う特徴です。

1年生は、氷を溶かして気泡がはじける音を聞いたり、実際に

触って南極の冷たさを体感したりと、五感を使って南極の氷

を楽しんでいました(味わってはいません)。

文章だけ読むと理科の授業かと思いそうですが、氷が登場したのは

地理の授業。地理というと、国の場所や名前を暗記したり、「熱帯

気候」などの単語を暗記するような勝手なイメージがありますが、

現在の地理の教科書は開いた瞬間「SDGS」の文字が大きく載せら

ています。南極の氷も、環境の変化による地球規模ですすんでいる

気候変動について考える足がかりだったようです。授業中には、

南極の氷が全て溶けると大幅に陸地が水没してしまうことの説明があり、

柏市に住む生徒達にも海面上昇による陸地の水没は他人事ではない問題で

あると気付かされます。

単語を覚える地理から、世界の課題を解決する方法を考える地理へと

変化していっているように思えました。

まさに先輩

本校の体育館では「卓球」「女子バスケットボール」「男子バスケットボール」

の3つが活動しています。体育館の広さの関係上、3つの部が同時に活動する

ことは難しく、本日は男子バスケットボール部が校舎内で基礎トレーニングを

していました。

平坦な道を進むだけでも大変な腕車で階段を昇るメニューは、かなり大変そうに

見えますがバスケ部の生徒は文句ひとつ言わずにこなしています。「4階まで上

がるだけで息が上がる」と、職員の中でもよく話題に上がる心臓やぶりの階段も

片足ジャンプで登りきっており、生徒達のスタミナに驚かされます。

そんな練習を積み重ねたおかげか、バスケ部の先輩は重量1.8㎏のボールを片腕

でコントロールする練習を平然とした顔でこなしています。鍛えられた腕力とボール

の重心を捉える技術を前に、1年生達も驚いた顔をしていました。

地道な練習を積み重ねた結果を目の当たりにし、1年生達の基礎トレーニングのモチ

ベーションも高まったに違いありません。

祝日も戦う戦士達

3年ぶりの制限のないゴールデンウイークに、各地の観光地

が賑わっているというニュースを目にしました。

ゴールデンウイークを満喫している方が多くいる中ですが

卓球部の生徒達は成田市の体育館で開催された県大会団体戦

で熱い戦いを繰り広げていました。今の代の生徒達は県大会

初出場ということで、今までで1番の大舞台での勝負となり

ます。しかし、そんなプレッシャーを跳ね除け1回戦は見事

に勝利をおさめていました。

1回戦で見事に結果を残した卓球部ですが、顧問の先生は

「会場の雰囲気にのまれている」と、選手たちが緊張して

力を出し切れていないと分析していました。その分析が

正しかったのか、2回戦では健闘したものの、あと一歩

のところで勝利を逃してしまいました。

今回は満足のいく戦いが出来なかったかもしれませんが、

県大会に出場した経験は生徒達を大きく成長させてくれた

に違いありません。。次の大会での更なる飛躍に期待が

高まります。

そんなストイックな祝日をすごしていた生徒達なので、

本日の体力測定でも好記録を叩き出していました。

風流

ゴールデンウイーク期間中ということで、仕事中も「明日は休みだ」

という事実ばかりに目が向いてしまいますが、菜の花学級3組の先生

が「ホームページに載せてください」とアピールしてくるほど自信の

ある、鯉のぼりや兜があしらわれている教室前掲示を見ると、どのよ

うな祝日で休みなのか気付かされます。自分が受ける恩恵に気を取ら

れるだけではなく、日本の文化をしっかりと学ぶ姿勢には尊敬してし

まいます。

4月18日の記事で紹介したソラマメもどっさりと収穫し、次はグリーン

カーテンに挑戦しようと再び土づくりから農作業にとりかかり、既に

夏の風物詩の準備を進めています。

菜の花学級の活動を見ていると季節を感じます。

情熱なき者は去れ!!

「情熱なき者は去れ」。野球部顧問の先生の部活動発足会での

言葉です。厳しい言葉のように聞こえますが、裏を返せば

「情熱があれば上手くなくともやってよい」という意味にも

捉えることができます。

仮入部期間が終わり、新たなスタートにやる気満々な1年生は

野球部の生徒以外、前述した言葉を聞いた訳ではありませんが

その言葉の通り、まだ慣れない練習にも情熱をもって全力で取

り組んでいます。先輩たちもその情熱に応えようと、自分たち

の練習量を減らしてまで丁寧に熱血指導!!剣道部では、防具

が無くとも出来る「すり足」の練習に早速挑戦。他の部はまだ

自己紹介をしている時間にもかかわらず、既に演奏が聞こえて

くる吹奏楽部からは「言葉ではなく音楽で語り合おう」という

無言のメッセージを感じました。

新たな部員が加わり、部全体が活気に満ちている状況ですが、

生徒達の情熱によりさらに盛り上がっていきそうです。

GIGAスクール構想2年目の実力

本日、1年生にタブレットが配付され、いよいよ授業もICT機器を

本格的に活用した内容へと変わっていきます。

まずは初期設定が必要となりますが、さすがは昨年度からタブレット

を使っている1年生。クラスルームやオリジナルアイコン(4月6日

「色塗りで見せる中学生のすごさ」参照) の設定を少し説明を聞いた

だけで終わらせていました。

既に使いこなせる可能性も否定出来ませんが、林間学校の準備をする

2年生のように、パワーポイントやエクセルを自由自在に使う姿が

簡単に想像できるほどに、タブレットを操作する1年生は頼もしく

見えました。

 

人生色々

金子みすゞの詩「ふしぎ」を教材に「反復法」「擬人法」「倒置法」

など、相手に美しく伝える技術を勉強する1年生。

技術を学んだ後は、実際に自分が不思議に感じていることを詩にして

いました。特に「時間」について詩を詠んだ生徒の感性はとても豊だと

思いました。時間がたてば誰にでも明日はやってくるが、一人一人に違う

日常があると詠んだこの詩。「明日」と「日々」という大きな差が無い

ように感じる時間の概念を前半は同じことに不思議を見出し、後半は違う

ことに対して不思議を見出す作品構成に痺れます。

この見事な詩は、みすゞに匹敵すると言っても過言ではないと思います。

勇猛果敢

4月23日に本校で女子バスケットボール部の春季大会が開催されていました。

慣れ親しんだホームでの戦いですが、女子バスケ部は気を緩めることなく試合に

臨み、見事に1回戦を突破。初戦から勢いに乗りますが、次の対戦相手は過去

に幾度か辛酸をなめさせられた柏五中という、委縮しても不思議ではない組み

合わせとなります。しかし、女子バスケ部は1回戦の疲労を感じさせないガッツ

溢れるプレーで柏五中に食らいつきます。残念ながら、あと数歩及ばず敗退

という結果となりましたが、試合のスコアは45ー36と、今までで1番善戦

していました。確実に力を付けていることが実感できる良い試合内容でした。

翌日24日には、男子バスケットボール部が柏二中で試合をしていました。

こちらはアウェーでの戦いですが、「勇猛果敢」と大きく書かれた保護者

寄贈の横断幕がベンチのそばに垂れ下がっており、とても心強く感じます。

柏三中は1回戦シードのため、必然的に対戦相手は初戦を勝ち抜き勢いの

ついたチームとなりますが、男バス部は相手に負けない気迫で、文字通り

勇猛果敢に試合を展開。48ー48の引き分けで延長戦にまでもつれこむ

手に汗握る名勝負を見せてくれました。こちらも結果は僅差での敗退と

なってしまいましたが、試合内容は決して悪くなく、次戦への期待を持た

せてくれました。

即戦力

本日は1年生にとっては初めての委員会活動がありました。

初めてとは書いたものの、小学5・6年生の頃から委員会

活動をしていた1年生。自己紹介をする放送委員会を覗くと

「放送委員会の経験が2年間あります!!」と、なんとも

頼もしい言葉が聞こえてきました。小中で共通する委員会

には、他にもそのような生徒が大勢いるのではないでしょうか?

初めての活動にして、すでに委員会メンバーとしての誇り

を備えているように見えました。