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活動の様子(R04年度)

農業万能説

本日の天気予報では最高気温7度となっており、日が高く

なってきた午後でも寒いと感じました。大半の生徒は寒い

と感じて終わりかと思われますが、畑で野菜を栽培している

菜の花学級の生徒にとっては、野菜が霜にやられる可能性

のある死活問題となります。9月頃から育てた始めた野菜

をここまできてダメにしないよう、寒冷紗をかぶせて寒さ

対策をしていました。やっていることは農業作業ですが、

小さい植物に対してもバッチリ気を配る繊細さは、あらゆる

場面で活かされてくるのではないでしょうか?

 

いい塩梅

3年生の廊下に貼りだされた2023年の目標を見ると、

「第一志望校合格」の文字が多く書かれています。明日

から千葉県の私立高校の受験が始まり、人によっては目標

を立ててから1週間程度で、2023年の命運を左右する

一世一代の勝負へと挑むことになります。

授業の内容も学習単元を進めるというよりも入試対策に

近いものとなり、授業中には机に座り黙々と勉強する姿

しか見ていないような気がします。授業の最後には、明日

の持ち物の確認や、今日は早く寝た方が良いといった助言

が教員から出されており、遠足前日の親子のやり取りを彷彿

させられました。

勝負の日前日ですが、昼休みには日頃と変わらず廊下で談笑

する姿が見られ、適度にリラックスしている様子も見ること

が出来ました。気を抜きすぎず、緊張しすぎずの丁度良い

コンディションなのではないでしょうか?

恩返し

2年生は、早くも「3年生を送る会」に向けて準備を進めています。

活動の様子を収めていると、学年主任から緘口令を敷かれてしまった

ため、詳しい内容は書くことが出来ませんが、非常に粋な演出をする

ことが活動初日から分かりました。

部活動や行事や委員会などなど、あらゆる場面で活動を共にしてきた

2年生だけあり、3年生を送る会にかける意気込みは相当なものである

ことが想像できます。粋ではありますが、成功させるには努力が必要

そうな内容でしたが、3年生のためにと燃えている2年生であれば、

見事に乗り越えてくれることに違いありません。

調整の正月

お正月と言うと、美味しいものをたくさん食べる印象がありますが、

テレビで「ニューイヤー駅伝」や「箱根駅伝」で走る選手を見ると、

選手にとってのお正月は贅沢をしていられない勝負の時なのかと想像

することがあります。

柏三中の特設駅伝部の生徒達も、新学期が始まりまだ2日しかたって

いませんが、柏市新人駅伝大会に出場し見事な走りを見せてくれました。

 1月4日から練習をしているのを知ってはいますが、いざ大会で実力

を発揮しているところを見ると、改めて生徒達が日頃から努力をして

いることが伝わってきました。その努力のおかげで、女子チームは

30チーム中4位の成績を収め、見事に県大会出場の切符を勝ち取り

ました。

 個人的なイメージですが、この時期は仕事も本格的に始まることで

「正月で体が鈍ったかな?」と実感し始めるくらいの時期のように

思います。そんな時期にもしっかりと走ることが出来る生徒達は、

素直に尊敬してしまいました。

 

冬と言えばこれ

冬の体育と言えば「縄跳び」です。柏三中の校庭では、新年初

の体育からいきなり学校の冬の風物詩を見ることが出来ます。

恐らくですが、大縄跳びに初挑戦する1年生は1回跳んだだけ

でも歓声が上がるほどの盛り上がりよう。クラス全員が入れる

ほど長い縄は回すだけでも一苦労しそうですが、1年生の女子

生徒も力強く回しており、中学生の逞しさを感じさせてくれます。

初回である本日は何回も連続で跳べているようには見えません

でしたが、4月から一緒に過ごしてきて絆が深まってきている

クラスであれば、すぐに呼吸を合わせて連続で跳びを成功させ

てくるのではないでしょうか?

 

 

 

闘志に満ちた新年初登校

新年最初の登校日となりますが、朝から運動部の生徒達は

今週木曜日に控える駅伝大会の出場枠を争うタイムトライアル

を開催しており、既に年末年始の楽しい気分から気持ちが切り

替わっているように見えます。

体力と精神的な面では切り替わっていますが、学級活動の時間

では、冬休みの思い出川柳や新年の目標を書いて和気あいあい

と過ごし、冬休みの余韻をクラスメイト達と共有して過ごして

いました。

いよいよ受験が目前に迫っている3年生はというと、談笑する

生徒もいれば、問題集と一人でにらめっこをする生徒もいます。

学校での時間の使い方は個々で違いますが、誰が見ても受験生

とわかるオーラを校内でもまとっていました。

また、生徒会が主体となって実施し、保護者の方々にもご協力を

いただいた赤い羽根の共同募金のお礼状が届きました。今年も昨年

と変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

 

尻で投げる陸上部

「球を投げる」というと野球部を真っ先に思いつきますが、陸上部も

重量2~3㎏のメディシンボールを投げる練習を取り入れています。

走る動作と投げる動作にどんな関係があるのかと考えてしまいますが、

陸上部は全身の筋肉を連動させてボールを投げており、上手に下半身

の力をボールに伝えているのが見て取れます。生徒達の綺麗なフォーム

を見ると、投げる動作が下半身の強化に繋がっていると納得できました。

メトロノームというと吹奏楽部ですが、なんと陸上部もメトロノーム

を使っています。刻むリズムは1分間に300というかなりハイテンポ

なもの。一体どんな意味があるのかと疑問に思っていると、関東中学生

陸上競技選抜合宿のコーチを務めた陸上部の顧問が100mを10秒で

走るテンポだと解説してくれました。1分間に300のテンポなので、

10秒間には50のテンポとなり、このテンポに合わせて1歩2mで

足を回転させると丁度100mを10秒で走れるという、なんとも計算

されつくした練習方法でした。

学校にいながらプロ選手のスピードを意識できる練習をしていれば、

生徒達も自ずと記録が伸びてくるのではないでしょうか?

パワースポット

昨日に引き続き、あらゆる部活の生徒達が校内で精力的に活動

しており、見ているだけで正月ボケも飛んでしまいそうなほど

活気に満ちている柏第三中学校。吹奏楽部のパーカッション

パートには、全国大会出場常連校で部長を務めた経歴を持つ

特別講師の方が熱心に指導をしてくださっています。新年早々

生徒達の練習に付き合っていただいたことに感謝すると同時

に、社会人になろうとも薄れることのない吹奏楽に対する情熱

を持つ若者の姿に、こちらまで頑張ろうという気分になって

しまいました。

柏三中の卒業生ではありませんが、偉大な先輩が目の前にいる

となると生徒達のやる気も自然と高まることと思います。新年

の目標を立てていた吹奏楽部の生徒達も、前向きな気分で来年度

のビジョンを描いていたのではないでしょうか。

1時間を大事にする生徒達

世間はまだ正月の雰囲気が漂っておりますが、本日から

いくつかの部活動は新年初の練習が始まっていました。

連休明けと言うこともあり、本日は体を慣らす程度の

メニューを少しだけ実施しているように見えました。

「せっかくの正月休みだから少しくらい休んでも・・・」

という気持ちが生徒の中にあれば、朝の1時間程度の

練習に参加することもないのではないでしょうか?

新年早々ストイックな姿を見せてくれます。

体育館で活動する卓球部は最初の練習から激しいラリー

を繰り広げています。打ちあう相手がいない時も、1人

でサーブの練習を延々としており、時間を無駄にすること

なく活動をしていました。

急がば回れ

社会人になってから何か運動をしようとすると、場所を借りるのにも料金が

発生するため、無料である程度自由に運動できる学生は恵まれているのだな

と実感したことはありませんか?

生徒達には金銭的な部分での感謝の概念は無いと思われますが、外で活動して

いる部活動の生徒達は、1年の最後の練習でしっかりとグランドやコートの

手入れをしていました。手入れといっても、1袋25㎏の融雪剤を運んだり、

身の丈の半分ほどもあろうかという木槌で融雪剤を砕いたりと、やっている

ことは基礎体力が向上しそうなほどハードです。それでも生徒達は、来年も

良い環境で練習をするため、コートやグランドにだけ雪が降ったのかと見間違う

ほど満遍なく融雪剤をまいていました。

グランドの状態が悪いと、思うように練習が出来なくなる可能性もあることを

考えると、しっかりと時間をかけて整備をすることも、長期的な目で見ると

練習の効率を上げる事へと繫がるのではないでしょうか?

 

※ 保護者用のページに体育祭のページを追加しました。

 

7分じゃ足りない

冬休み真っただ中の柏三中ですが、体育館ではバスケットボール部

の1年生が新人戦で熱い戦いを繰り広げていました。初の公式戦だけ

あって、生徒達はアップの段階からやる気に満ちていることが見て

とれます。対戦相手が試合中もその動きを観察し試合に備えていました。

試合中の生徒達の全力プレーは、1クォーターの7分があっという間に

感じるほどに引き込まれるものがあります。1年生は人数が多いため、

選手1人の試合時間となると、更にあっという間に感じそうですが、

少ない時間の中で練習の成果を出そうとする姿は気迫に満ちていました。

本日は試合には出る事の出来ない2年生も、ハーフタイムに助言を

したり、片付けの時には率先して動いたりと、あらゆる場面で活躍を

していました。

本格的に2つの学年が1つのチームとなってくる来年度が今から楽しみ

です。

浮かれない三中生

職員室前の廊下が、美術部や家庭科部の作った作品・生徒達が書いたポスター

などにより、年度初めより明らかに華やかになっています。それだけでも生徒達

が積み重ねてきた努力を感じることが出来ますが、2022年最後の集会では

下記の通り、あらゆる分野での表彰があり、公の記録としてもしっかりと柏三中

の活躍が残っていることが分かります。

 

柏市中学校新人体育大会野球の部第3位 / 千葉県中学生野球支部選抜指定選手証

柏市中学校新人大会 陸上競技の部 女子共通1500m 2位 県大会出場

柏市中学校新人大会 陸上競技の部 男子共通110mH 2位 県大会出場

令和4年度千葉県中学校新人陸上競技大会 出場

令和4年度柏市中学校駅伝大会 女子A部門 2位 / B部門2位 / 2区区間賞

/3区区間賞 / 2~4区優秀選手賞

令和4年度 柏市中学校新人体育大会 バスケットボールの部 準優勝(男子)

U-14シード権決定戦 第2位(男子バスケットボール部/女子バスケットボール部)

令和4年度 柏市中学校新人体育大会 バスケットボールの部 第3位(女子)

 令和4年度 ちばジュニア強化指定選手証(男女バスケ部共に複数名)

柏市夏季親善卓球大会 男子シングルス 3位

 柏市中学校新人体育大会 卓球競技の部 男子シングルス 第3位

第43回柏市中学校新人水泳競技大会 200M個人メドレー2位 / 50M背泳ぎ2位 ・3位

千葉県連合読売会主催 手作り新聞コンクール中高生の部(各章)

市内中学生ビブリオバトル準チャンプ本賞 / 柏市読書感想文コンクール佳作

税についての作文 東京国税局管内納税貯蓄組合連合会会長賞 / 千葉県税理士会柏支部支部長賞

第36回柏市小中学校科学展 入選(複数名)

 千葉県安全で安心なまちづくり旬間防犯ポスター展(各賞)

MOA美術館柏児童作品展ボランティア活動証明書

令和4年度柏市優良健歯コンクール

 

入力するだけでも一苦労するほどの量です。

2022年最後の登校日に、これだけめでたい話があり、生徒達も気持ちよく

下校したと思いますが、14時になり、再登校完了のチャイムが鳴ると同時に

女子テニス部の気合の入ったアップの掛け声が聞こえてきます。その他にも

被服室の大掃除をする家庭科部や、ボランティアで学校の掃除をする男子バスケ部

など、今日の午前中に冬休みへと突入した学生とは思えないほど勤勉な姿が

校内のいたる所で見かけることが出来ます。

生徒達のあらゆる活躍は、気持ちが緩んでしまいそうな節目の日といえども、

決して努力を怠らない姿勢が生み出しているのだと思いました。

 

 

 

 

メリハリ

学年集会では「そろそろ受験について1年をかけて真剣に考えてください」

と襟を正すような話があった2年生ですが、2022年の登校も残すところ

2日の本日は、恒例となっているクイズ大会で盛り上がっていました。

学年主任からの出題では、時事問題としてワールドカップについて出題され

ていました。「ムバッペ」「エンバペ」「エムバペ」どれで検索しても同一

人物としてヒットする今大会の得点王「エムバペ」が正解となる問題では

「エンバペ」と書いたクラスは不正解となるほどで、採点基準に少しもブレ

がないことが伝わってきます。採点の厳しいクイズを見事に制した2組では

勝利した瞬間、歓喜に湧いていました。

午後には年末の恒例行事「大掃除」が始まります。1年生は4時間目から

大掃除の計画を練っていたようで、窓や壁は勿論のこと、レールの下など

の普段は視界に入らない場所まで徹底的に掃除をしていました。他にも

扇風機やカーテンといった道具も手入れしており、校内のありとあらゆる

場所の汚れがしっかりと落とされていました。

 

プロ意識

ALTの教員が菜の花学級のクワイアチャイムの演奏に飛び入り参加

すると、想像以上の難しさに譜面の中を彷徨っていましたが、隣に

いる3年生は自らが演奏する片手間で、今どこを演奏しているのか

指で教えていることがありました。もはや、菜の花学級のお家芸と

化しているクワイアチャイム演奏ですが、本日の保護者会でも2曲

のクリスマスソングを披露していました。開演前の3年生の女生徒

は譜面を食い入るように見つめており、集中力が極限まで研ぎ澄ま

されている様子が見て取れます。クワイヤチャイムに対するプロ意識

すら芽生えていると言っても良いのではないでしょうか?そんな高い

意識のおかげか、練習期間が短いと演奏前に説明していましたが、

そんなことは微塵も感じさせない見事な音を響かせていました。

 同じく音の世界に生きる吹奏楽部の生徒達は、校内では保護者会を

実施しているため、音を出さないで午後練習に取り組んでいます。

新しくもらった譜面を読み込んだり、指使いだけを確認したりと

今できる練習をコツコツと積み重ねる吹奏楽部。たった1日の練習

すら疎かにしない姿勢が、あの演奏を生み出す根源となっているの

ではないでしょうか?

 

 

もったいない

2022年の給食も、本日を含めて残り3回となりました。2年生

の給食委員会では、残り僅かな回数しかない給食であろうとも、

各クラスの牛乳の残りを調査するイベントを実施しています。

イベントの効果はてきめんなようで、昼休みには「牛乳ころりん」

のプリントをチェックしたり、クラスメートの牛乳飲用に対する

姿勢について教員に話をしたりと、牛乳を残すことに対する問題意識

が芽生えている様子が見て取れました。

 ここ最近、牛乳は値上がりしているような印象があり、生乳100%

の牛乳となると、安くても1リットル200円はすると思われます。

給食に出る牛乳は200mlなので、10本の牛乳を残し、奈落の底へと

転落していったクラスは、2日で400円程度を無駄にしている計算と

なります。牛乳はタンパク質やカルシウムも豊富なので、成長期の

生徒達には残さず飲んでほしいですね。

楽しみながら準備もする日本のクリスマス

菜の花学級の教室前方の扉には、折り紙によって作られた立派な

クリスマスツリーが飾られています。そばを通るだけでもクリスマス

気分になるのですが、クリスマスカードを作る英語の授業を見ると、

更に年末であることを実感させてくれます。

個人的な感想ですが、クリスマスというと年賀状が確実に元日に届く

締め切り日ということも連想されます。菜の花学級は、そこまで考慮

しているのか、午後にはパソコンによる年賀状作成に取り掛かり、

気持ちをお正月へと切り替えているように見えました。二週間で仏教

とキリスト教が入り乱れる、慌ただしい日本の年末に見事に対応する

行動の速さは見習いたいものがあります。

また、家庭科部の2年生も、感染症対策のため1年生が活動休止中

ながらもクリスマスツリーを模した作品をたった3人で作っています。

ウイルスの猛威により、人手不足となっていますが、無事にクリスマス

までにツリーを作り上げることは出来るのでしょうか?

 

 

 

流行に敏感な生徒達

昼休みの校庭は、連日サッカーを楽しむ男子生徒達で賑わっています。

遊んでいるメンバーはサッカー部に所属している生徒に限らないようで、

世界規模の熱狂の波に全員が乗っかているように見えます。

受験生である3年生も、体をぶつけ合うほどプレーに熱中。迫力満点

の競り合いは、勉強中心の生活を送っているとは思えないほどです。

前述した通り、サッカー部以外の生徒もいますが、プレイする姿は非常

に様になっており、運動センスの良さを感じさせてくれます。

受験勉強も佳境に差し掛かっているところでしょうか、3年生の体は

なまっていないようでした。

 

未来は明るい

「私は、文学は言葉からイメージして独自の世界を広げる物だと

考えたので、帯の絵は最低限にとどめました。かわりに、読者に

問いかけるような言葉を入れ、物語に引き込ませる効果をつけました」

芥川龍之介が世界で一番好きな作家だという1年生が「蜘蛛の糸」

の帯(本に付ける帯です)を作った後に書いた工夫した点です。

本の帯を作るという今回の授業の真意を見事に読み取っているように

思います。帯のポイントを理解している1年生の作品たちは傑作

ぞろいで、物語のセリフを上手く引用したり、自分なりの作品の

キャッチフレーズを考えたりと、見ていて感心するばかりです。

蜘蛛の糸の紹介だけでなく「100年以上愛される」「芥川初の

児童文学」といったフレーズを入れ、芥川龍之介の宣伝をする商売

上手な帯も数多くありました。

 偶然ですが、今週は3学年とも何らかの職業に活かされてくる

ような力を発揮している場面を見ることができ、生徒達が卒業後

も大活躍しているビジョンが浮かんできました。

 

ナウなヤング

自分事なのですが、成人してからというものの、身に付ける衣類が

単色のものばかりになっているような気がします。しかし、2年生

が美術の授業で作成したオリジナルシューズを見ていると「ド派手

な色とデザインをした衣料品も着てみたいかも」と思えてしまいます。

見ている者の心を動かすほどの魅力を放つシューズたちですが、貼り

だされたプリントに書かれた工夫した点には、どのような効果を狙って

色や模様を配置したかが解説されています。本能ではなく計算で人の

購買意欲をくすぐるほどのシューズを作れるセンスは、今すぐデザイナー

 になっても通用するのではないでしょうか?

また、スニーカーとは縁遠そうな花魁や水泳をイメージした作品は、

既存の販売品に囚われない発想を飛躍させる力を感じさせてくれます。

新たな流行を作る人物とは、こういった若者なのかもしれません。

晴耕雨耕

本日は朝から雨でしたが、冬季トレーニングに参加する生徒達は

校内で階段ダッシュをして自らを鍛えていました。日頃から体力

作りの授業をしている菜の花学級も、本日は室内でも出来るスト

レッチ運動を中心に体を動かします。集中した成果か、授業開始

時よりも劇的に体が柔らかくなったようで、30分程度の時間で

しっかりと効果を実感していました。

午後の部活動の時間もグランドのコンディションの関係で室内練習

となっていましたが、僅か4人だけでも基礎練習に集中する野球部。

教員も混じって汗を流すテニス部。黙々と筋力トレーニングをする

サッカー部など、雨だからと言って休む様子はありませんでした。

 また、サッカー部は自分達の戦い方を見直し、如何にして試合に

勝つかを考えており、頭も体も満遍なく鍛えていました。

 

 

上司にしたい中学生ナンバーワン

日本には「田中角栄」や「松下幸之助」といった、最終学歴小卒で

歴史に名を遺した方がいます。社会の授業で「ベンチャー企業」

「労働法基準法」「外国人労働者について」などについて、企業の

経営者のような意見を次々と挙げていく3年生を見ると、そんな

夢のような成功者も嘘では無いように思えてきます。

 自分達の意見を書いたホワイトボードには「過労死・パワハラの防止」

「女性の離職率を下げる」など、社会問題を意識したものが多く見る

ことが出来ます。自社の経営だけでなく社会全体のことまで考慮する

視点をすでに持っているようで、社長となればホワイトな経営をする

ことは疑いようがありません。社員には気を配る3年生も、ベンチャー

企業のメリットでは「成長できる環境がある」と意識の高い意見を

挙げています。人に優しく自分に厳しい理想の人材が柏三中には溢れ

かえっています。

 

初志

2年生が国語の授業で、筆を使い「初志」という文字書いています。

小学校と違い書写の授業がないため、自分で使わない限りは筆を扱う

機会は無いように思える生徒達ですが、どの生徒も始筆・収筆・折れ

跳ねといった技術が素晴らしく、全員が書道教室に通っているのでは

ないかと思うほどです。

「初志」は行書体で書いており、お手本の文字をテストで書けば×を

貰いそうな、書き慣れない文字であるにもかかわらず、ここまでの

作品を仕上げる生徒達。基礎がしっかりと出来ているからこそ、多少

原型と形が変わろうとも、楽々対応できるのだと思いました。

しんみりしちゃう

11月24日の記事では、予想外のアクシデントにより撮影できなかった

3年生による「仰げば尊し」。今日は不協和音に邪魔されることなく、

しっとりと歌い上げていました。3年生の豊かな表現力により産み出された

別れをイメージさせる曲を聴いていると、数ヶ月後に待つ卒業が脳裏に浮か

んできて、なんだか寂しい気持ちにさせられます。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず

3年生は面接対策の授業を受けており、刻々と受験が近づいている

様子が伝わってきます。授業を進行する進路担当の教員が来るまでは

志望校のホームページなどを見て高校を研究。授業でも「面接の時に

必ず質問される」と強調された、志望動機をより洗練させるため、

各高校がアピールしている特徴を調べていました。

面接の授業が終わると、生徒同士で面接の練習を始めます。学生役

が練習になるのは勿論ですが、面接官役という立場で「このアピール

は印象に残った」「今の受け答えは悪い印象だった」と感じる事で、

自分の面接を違った視点で見直すきっかけになりそうです。友人同士

和やかな雰囲気で練習しつつも、お互いを高め合う時間となったので

はないでしょうか?

 

充実した20分

テスト前日である1年生は、授業中に自主学習の時間を与えられると

驚くほど集中して取り組んでいます。それほどまでにテストに真剣に

向き合いながらも、昼休みには3月頃に実施予定の3年生を送る会に

向けた準備にも手を付けていました。3年生を送る会に向けた集まり

が終わると、昼休みにもかかわらず、自ら数学の個別授業を依頼した

生徒達が教室へとなだれ込んできます。昼休みも残り15分ほどの時間

でしたが、僅かな時間すら有効活用しようとする向上心は素晴らしいです。

階を一つ降りると、生徒会総務部が「赤い羽根募金」の統計調査を

とっていたり、来週実施予定の「スケアードストレイト」に向けた打ち

合わせをしていたりと、先ほどとはまた違った行事の気配を感じる活動

風景を見せてくれます。柏三中の生徒達は、20分という短い時間も

無駄にすることの無い、気力に満ちた生活を送っています。

 

ロマンティックあげるよ

「綺麗な模様を書いて」と注文されたらどんな模様を書きますか?

どんな形の物をどんなバランスで配置するか、色々と悩んでしまう

と思われます。「○○の流れ」というイメージ画を描いた3年生は

水・光・音といった、目には見えない物の流れを点や線の絶妙な

配置で表現し、美しい芸術品を作り上げていました。己の感性のみが

頼りとなる芸術で、ここまでロマンティックな作品を作れる3年生

には、さぞかし世界が美しく見えているのだろうと思います。

食費がかさんだらすいません

その土地のことを知りたければ食事をするのが良いという

話を聞いたことがあります。旅先で美味しいものを食べる

ための口実なのでは?とも思っていましたが、気候や地形

による生活の違いを解説する社会の授業を聞いていると、

前述した言葉の意味が理解できます。「この国は砂漠に

囲まれています」とだけ教えられるよりも「この国はラクダ

を食べます。ラクダは砂漠の生き物です。」と教えられた

方が、色々な情報が結びついて覚えやすいように感じます。

食について更に深く追求する家庭科の授業では、オリジナル

サラダのレシピを考えていました。味だけでなく彩や栄養価

にまで気を使ったレシピを見ると、生徒達のセンスの良さと

同時に、家庭でもそういった料理が出てきているのではないか

と想像させてくれます。

次の単元は肉料理のようで、教科書には肉の部位とそれに

適した調理法などが書かれています。食に関する知識が蓄積

されている生徒達は、実食をしていなくとも舌が肥えてきて

いるかもしれません。

 

生産者の境地

菜の花学級が9月末に種を蒔いたホウレンソウもいよいよ

収穫の時期を迎えています。収穫する際、ホウレンソウの

根っこについた土を取っており顧客を満足させるための

細かい気配りをしていました。

収穫後の畑には、種を蒔く時期をずらすことで絶え間なく

野菜を出荷する「抑制栽培」によって育てられたホウレンソウ

がまだ残っています。収穫を単発的な活動ではなく恒常的

な活動へと変化させる工夫は、限りなくプロの農家に近い視点

であると言えそうです。

 また、自家製腐葉土を作成するために落ち葉を集める菜の花

学級は、学校の落ち葉だけでは満足せず、学校の近所の落ち葉

まで集めています。目的は腐葉土作成のためですが、地域の

環境美化に一役買っているのは間違いなく、柏三中の目標でも

ある「学校として地域に貢献」を見事に達成していました。

少年少女よ大志を抱け

進路について学習する2年生は人生設計図を作成し、

高校受験の更に先の未来まで考えていました。

子どもの夢の定番「スポーツ選手」を目指す生徒の

設計図では、強豪校へ入学し壁にぶち当たり、挫折

を経験しながらもレギュラーを勝ち取るという、全て

が順調ではない未来を予想しています。決して甘くは

ないスポーツの世界を理解した未来予想からは、日頃

からストイックに練習に取り組んでいる姿が容易に

想像できます。

具体的な職業が浮かばない生徒も「育児休業→退職→

子どもが大きくなってきたので復職→久しぶりの仕事に戸惑う」

といった、出産から復職までのプロセスは異常なまでに

具体的に想像していました。これほど豊かな想像力があれば

どんな職業に就いてもやっていけるように思います。

聞く力

3年生では、聞き取った英文を絵で表現するリスニングの

授業を展開しています。完成した絵が概ね全ての班が同じ

構図をしているのは、さすが受験生といった印象を受けます。

聞き取る力以外にも、絵で表現する能力も求められるこの

授業では、作成する時間だけでなく答え合わせの時間にも

生徒達の楽しそうな声が聞こえてきます。クラスにいる画伯

が描いた独特な表現をかもしだす絵を見ると、その盛り上がり

も納得することが出来ます。

ウィンウィン

3年生の数学の授業は内容が高度過ぎるため、文章で説明

するのが困難です。少し授業を見ただけでは、その内容を

理解することは出来ませんが、クラスメート同士で問題を

教え合う姿を見ると、生徒同士で学び合う良い学級である

ことは一目で理解できます。

人に教えることで理解が深まるという説もあるため、数学

が得意な生徒にとっても、苦手な生徒にとっても力を延ばす

事の出来る時間となっているように思います。

切り身ばかり買ってしまいませんか?

2年生が動物の図鑑を作りました。この文章を読むと、小学2年生

の生活科の授業かな?と思いそうですが、実際の完成品を見ると

高校2年生の生物の授業かと思ってもおかしくないほど良く調べら

れています。

本日は生物の不思議にさらに一歩踏み込んで、イカの解剖の授業

をしていました。「イカには心臓が3つある」「食道が脳を通って

いる」など、インターネットで調べても分かることではありますが、

自らの目と手でしっかりと確認する2年生。生のイカの感触と臭い

を感じながらの授業は、言葉や文字で解説されるよりも印象に残った

のではないでしょうか?中には、生き物の体を分解するという行為

に苦い顔をしている生徒もいましたが、班員メンバーと協力しながら

実験を進めることが出来ていました。

今回の授業を受けたことで、イカの体に精通した2年生であれば、

下処理されていないイカを食品売り場で購入する大人へと成長する

かもしれません。

 

偶然の産物

3年生の受験も目前に迫ってきており、脳のリソースを勉強

に割きたいところでしょうが「大地讃頌」「仰げば尊し」

といった、年度末行事に向けた歌も次々と覚えています。

忙しい時期ではありますが、有終の美を飾るため、生徒達は

各パートに分かれて一生懸命に練習をしていました。

各パートの練習の成果を確認するため、授業終盤には合唱が

始まります。別れをイメージした切なくも壮大なイントロが

流れると同時に、キーボードの自動演奏で軽快なリズムが

刻まれ始めるという、偶然が生み出した不釣り合いな協奏

にはクラス全体が笑いに包まれていました。

学校は楽しいところだと再認識したような気持ちです。

 

※保護者用ページの「輝秋祭」を更新しました

短縮でも色々ある

朝夕の冷え込みが厳しくなる季節となってきましたが、

本日から冬季トレーニングが開始され、生徒達は朝陽

を浴びながら自らを追い込んでいます。練習後の生徒

の背中からは湯気が立ち込めており、寒さを吹き飛ばす

ほど努力をしていることが一目でわかります。

校内では、後期中間テストに向けて計画を練ったり

卒業アルバム用の写真を撮影したりと、3時間の日程

にも関わらずあらゆる動きがありました。

新感覚

技術科の授業で、恐らく人生初であろう、電子回路のはんだ付け

に挑戦する2年生。未知の体験に全員が興味津々のようで、待って

いる間は自習をしてもよいという指示が出ていましたが、クラス

メートがはんだ付けをしている様子を椅子から身を乗り出して

見守っていました。

作業の時は興奮気味でしたが、電子回路の解説が始まると、全員

が姿勢を正して黒板へと目を向ける、気持ちの切り替えの早さを

見せてくれます。技術的な部分も相当筋が良いようで、担当教員

からは才能ありの太鼓判を受けていました。

 

DIY

11月初旬から自家製腐葉土を作成するスペースを開拓

していた菜の花学級。雑草が生い茂り石も混じった荒地を

整備する一大プロジェクトでしたが、見事に最後まで成し

遂げていました。

腐葉土を囲う板は学校にあった木材を加工して作っており、

作成するに当たって新しく購入したものは無いと思われます。

菜の花学級の自給自足の精神は肥料づくりだけでなく、野菜

につく害虫駆除の方法にも表れています。そこそこのスペース

に野菜が植わっていますが、1つ1つ丁寧に虫による食害が

ないかをチェック。既製品の農薬には一切頼りません。畝を

跨ぐ姿勢は足腰にきそうですが、高品質な野菜を作るため、

低い姿勢をキープしていました。

 

 

 

鑑定団

11月4日には、松戸市立博物館のホームページにあるVRツアーで

学校にいながら博物館見学をしていた菜の花学級。本日は柏市教育

委員会文化課の方が、柏市内で出土した土器などを学校まで持って

きてくださり、画面越しでない実物の土器を見せてくださいました。

特別授業中、複数ある土器の中からどれが一番新しいか目利きに

挑戦する生徒達。土器の模様や形をじっくりと観察して年代を推理

していました。

土器の中には柏三中の近所にある今泉遺跡から出土された物もあり、

なんとそれは4000年前の縄文時代後期に作られたそうです。自分

達が住んでいる土地に、それほど昔から人々が暮らしていたことには

生徒達もさぞかし驚いたことと思います。

貴重な文化財だけでなく「土器は遺失物扱いで、発掘したら一度警察

に届け出る必要がある」「新潟県の石材で作られた石斧が柏市内で

出土した」などなど、色々な知識まで教えてくださいました。

 生徒達に貴重な体験やお話を提供してくださりありがとうございました。

おはようAll Days

朝のあいさつ運動「おはよう3Days」で、生徒達の朝の

あいさつの様子は保護者の方にも伝わったと思われますが、

放課後のあいさつの様子も是非ともご覧になっていただき

たいほど素晴らしいです。

特に凄いと感じるのは、体育館に入った瞬間にあいさつを

してくるバスケ部と、自分があいさつをされているという

確固たる自信を持てないほど遠くからあいさつをしてくる

ソフトテニス部です。1人が職員に気付いてあいさつをする

と、それに続いて全員があいさつをするところからは、

チームとしての団結力も感じさせてくれます。

 

※ 保護者用ページの卓球部のページを更新しました。

好きこそものの上手なれ

3年生の情報の授業では、自分の好きなものについて

プレゼンテーションしていました。学習に関係なければ

ダメという制限から解き放たれた生徒達は、ゲーム・

漫画・ドラマ・グルメ・音楽などなど、自らの趣味を

全開にした発表をしていました。

好きな物の発表だけあり、その内容はかなりマニアック

で、そのジャンルに精通した者でなければ理解できない

ような固有名詞がドンドン飛び出てきていました。若者

でなければ話についていけないかと思うと、紹介している

ものの魅力を具体的に解説もしており、聞いている生徒達

に新たな世界に興味を持たせるほどの魔力がありました。

発表の最後に見事なダイレクトマーケティングをしている

生徒などは、プレゼンテーションの才能の塊と言えそうです。

座布団1枚

11月1日の記事でも紹介された1年生の「自分流故事成語」も

全員が作成を終えました。完成した作品の中から各班の代表を選び

クラスのナンバーワン自分流故事成語を決めるチャンピオンズリーグ

が開催されていました。

発表するまでには、代表者のスライドを更に良くするため班全体で

改善点を挙げる1年生。挿絵が登場するタイミングや文字のサイズ

や色など、最高のプレゼンを追求するために細かい部分まで話し合い

をしていました。

ナンバーワンとなった故事成語は、上手く現代風にアレンジしたもの

や、元となった故事成語を極力変えていないものなど、クラスナンバー

ワンの栄光に輝くのも頷ける作品ばかり。元の故事成語はネガティブ

な意味を持つ「烏合の衆」をロマンティックな感性でポジティブな

意味へと持つ「羽合の秋」へと変換させた作品は学級通信にも大きく

取り上げられていました。

百学は一験に並ぶ?

体育と言えば体を動かすことが中心かと思いますが、座学

をしていることも多く、頭も頻繁に動かしています。

スポーツの歴史やルールなどの知識を学んでいるようですが、

プレーのコツや効果的な使いどころなど、実戦にも役立つ

知識まで学んでいます。

がむしゃらにプレーするよりも、体の動かし方を学んだ状態

の方が上達は早いと思われますので、こういった授業も体育

では重要な気がします。

理解が追いつかない世界

昨日の記事の通り、2年生の作ったボックスアートで

彩られた職員玄関前の廊下ですが、美術部がなにやら

作業をしており、柏三中の廊下が更に美しくなる予感

がします。窓ガラスにビニールセロハンのような物を

貼り付ける前には、ガラスの掃除と貼る位置の計測を

しているため、時間はかかりそうですが地道に校舎全体

を作品へと変貌させているように見えます。

新校舎の工事の影響でPCルームを使えなかったコンピ

ューター部でしたが、本日の午後からホームである

PCルームで活動を再開していました。活動の様子を

見ていると、1からアクションゲームを作った部員を発見。

敵が動くだけでも500個くらいのプログラミングを

組んでいるらしいです。凄すぎて理解が追いつきませんが、

複数の武器を使ったり、攻撃が当たったかどうかを判定

したり、HPが減ったり増えたりと、あらゆる現象に同じ

ようなプログラミングを組んでいるような気がします。

キャラクターが動くアニメーションまで自作という、

徹底した自給自足っぷりにはただただ驚かされるばかり

です。実際に動いている動画を撮影しましたが、4分間

撮影してやっと全5ステージ中の1ステージが終わると

いうボリュームも凄まじいです。

 

 

 

個性の宝石箱や~

以前は菜の花学級の生徒達が作ったトートバッグが

飾られていたスペースに、今度は2年生が美術の授業

で作ったボックスアートが飾られています。

自分の趣味を全面に出した作品・小学生時代に買った

ものを再利用したことが想像できる作品・通常であれば

捨てるだけの物を以外な使い方をするアイディア溢れる

作品・箱の中に収めるという常識に囚われない作品・

ホラー・ポップ・などなど、作品の個性を挙げたらきり

がありません。

1つ1つの作品自体にも芸術性がありますが、クラス

全員の作品を積み重ねることで、更なる芸術品へと

昇華されているようにも見えます。作品を並べる生徒

も、誰の作品をどこに置けばより美しくなるのかを考え

ながら並べていました。

放課後には、2年生担任達が誰がどの作品を作ったのか

予想する大会が開かれていました。意外と正答率は低い

ようで、芸術を通して生徒達の秘めたる表現力や才能

を実感しているように見えました。

未来の礎を作る者たち

今年度の1年生の人数は200人ほどで、柏三中の生徒数

の増加が予測されるような数字となっています。生徒数が

増えると必然的に必要となる教室数も増えるため、教室の

確保は柏三中の早急に解決すべき課題と言えます。

そんな、柏三中の数年先まで続きそうな悩みを菜の花学級の

生徒達が1日で解決してくれました。3階にあるストーブ

倉庫に置いてある荷物をリレー方式で1階まで素早く運ぶ

生徒達。輝秋祭でのトーンチャイムでも見せてくれた抜群

のコンビネーションをここでも発揮していました。

重さ10キロ程度のストーブを運ぶのはなかなかの重労働

ですが、生徒達は一生懸命に運び、活動の最後にはジャージ

を脱ぎ捨てるほどに汗を流していました。

本日の菜の花学級の活躍は、数十年先の未来にまで影響を

与えるレベルの貢献だったと思います。

キャリア教育数学

2年生の数学では、電車の出発時間と進む距離を表した線が

何本も飛び交う複雑なグラフが出てきています。実際の電車

の動きを表すグラフはもっと複雑らしいですが、鉄道会社も

活用しているグラフを生徒達は懸命に読み解いていました。

計算機を持っていても解けない、社会人でも活用することのある

数学の問題には、生徒達も数学の授業の意義を感じたのでは

ないでしょうか?

 

 

 

授業中も隠せぬ3位の画力

「河童と蛙」の詩の起承転結を絵で表現する1年生の国語の授業

を見ていると、担当教員から1人の生徒の絵をお勧めされました。

簡略化して書いているのにも関わらず誰が見ても河童とわかる

特徴を捉える力と、起のコマで「河童の皿を月すべり」という

詩の部分をしっかりと再現する細かさを合わせ持つ素晴らしい

作品でした。国語科の教員が一目で心を奪われるのも納得です。

そんな、一瞬で人の心を奪う魔性の作品を創作する1年生ですが、

何日間にもわたり厳選な審査をしたであろう「千葉県旬間防犯

ポスターコンクール」でも審査員の心を奪い、見事に千葉県で

3番目の栄誉である銅賞を受賞していました。ポスターに使った

主な色は青・赤・白の3色だけのように見えますが、3色だけ

で水と人物との境界をここまでハッキリと表現する技術を見れば

千葉県3位という結果もうなずくことが出来ます。

 

教員の未来は明るい?!

本日は、柏中央高等学校の1年生がインターンシップ生として

1年生と2年生のクラスで1日を過ごしました。柏中央の生徒達

は、授業の様子をしっかりと見学し、数学の授業などでは三中の

生徒達と共に問題を解いている姿も見られました。教科学習の

時間では、高校生・中学生ともに静かに授業を進めていましたが、

班ポスターを作る学活の時間では楽しそうに談笑しており、わずか

1日だけでもしっかりと親交を深めていたようです。放課後には

活動時間10分程度の部活動にも積極的に参加。生徒達が下校する

最後の最後まで活動を共にしていました。

インターンシップ終了後、柏中央の生徒が持っているメモを見せて

もらうと、授業の導入や工夫などが書かれており、学ぶ意識をしっかり

と持って本校に訪れてきたことが伝わってきました。それだけでなく、

「昼休みに話しかけてくれた」「避難訓練で椅子を貸してくれようと

した」等々、教員では気付かないような生徒達の良いところを名前

付きで書いていました。年齢としては3歳ほどしか離れていませんが、

教員のような視点でしっかりと柏三中の生徒を見守ってくれていたよう

です。初志貫徹を校訓とする柏中央の生徒が、これほど温かな人柄で

あれば、生徒達によりそう素敵な教員になることは疑いようがありません。

 

先生も緊張

本日の2校時に、1年2組にて「1人1台端末を活用した授業改善

検討委員会」の国語の実践授業が行われました。授業の様子を見る

ためにいらっしゃった、柏市教育委員会の指導課に勤務する方々の

視線に加えて、撮影用のカメラまで設置され、生徒達もさぞかし緊張

したことと思います。それを差し引いても、生徒達の集中力は素晴ら

しいもので、黙々と課題である「自分流故事成語」をパワーポイント

で作成していました。自分流故事成語は1つ作れば目標達成となるの

ですが、それで満足せず、もう1つパワーポイントを作成する生徒

もいました。

タブレットを活用した授業の可能性を提示するという、重大な役目を

務めるとあって、生徒だけでなく1年生の国語を担当する教員にも

大変なプレッシャーがかかっていたと思われます。日頃の授業では

常に微笑みを絶やしませんが、本日の授業中は常に真剣な面持ちでした。

 

引き算に苦戦

2年生は技術科の授業で風力発電の変換効率について

学んでいました。風のエネルギーが電気に変わる際に

障害となるものを考えるというこの授業。ホワイトボード

には(元となるエネルギー)-(失われるエネルギー)

=(利用されるエネルギー)という引き算の計算式が

書かれていました。日頃もっと難解な数式を解いている

2年生ですが、物理学的な視点での引き算という新たな

境地には苦戦を強いられていましが、クラスメートと

協力しながら計算式を確認していました。

独創性の放棄

半年ほど前は、卒業制作などで自由な発想による木工工作に

取り組んでいたことが予想される1年生。同じ木工品を作る

授業をしていますが、中学校の授業は図画工作ではなく技術科

となっています。一切のオリジナリティを捨て去り、設計図

通りに材木に線を引いています。線を引き終わると、つなぎ

を着用した、まるで工場長のような雰囲気を醸し出す技術科

の教員へとチェックを受けに行く1年生。検査は非常に厳しい

ようで、設計図とは違う線が入っていると「これはなんですか?」

と突っ込みを受けてしまいます。

厳しい検査を潜り抜け、いざ切断作業に入ると、今度は綺麗に

直角に切れているかのチェックが入ります。手動で真っすぐ

切るのは至難の業ですが、難しいからこそ達成したときの感動

は大きいのか、「上手くいきました!!」と工場長に嬉しそうに

報告する姿がありました。